白崎海洋公園は和歌山屈指の絶景スポット。まだまだ県外での知名度は低く、穴場感のある観光地です。一面に石灰岩が広がる真っ白な世界、そして本州とは思えないほどクリアで青い海・・・写真に撮りたくなるシーンの連続です。
海辺にある道の駅
和歌山県由良町にある白崎海洋公園。和歌山市内から車で1時間ほどのところにあります。電車の方はきのくに線紀伊由良駅からバスで約20分のバス停《白崎西》より徒歩15分ほど。
ここは道の駅白崎海洋公園でもあります。かつては屋内プールやオートキャンプ場も併設していましたが、台風の被害を受けて現在は一部だけ利用可能となっています。
駐車場から少し歩くと、展望台へつながる海辺の遊歩道。吹き抜ける海風がとても心地よい道です。
遊歩道の途中には、日当たりが良すぎるウッドデッキが。テーブルとイスも設置されており、持参したお弁当を広げてピクニックしている方の姿も。
写真映えする白い世界
海沿いを歩いていくと、広々とした場所に到着。広場の周りを白い岩の壁が覆っており、まるでスタジアムのような壮大な景観です。とっても写真映えするスポットなので、あちこちで撮影している人の姿を見かけます。
この白崎海洋公園は、映画『溺れるナイフ』のロケ地であったり、フォトウェディングのロケーションフォト撮影スポットになったりと様々な物語の舞台になっています。2021年にはHYDEさんの「NOSTALGIC」のMV撮影地となり、話題となりました。
広場の奥には末広がりの不思議なデザインの螺旋階段。遊歩道はその先までぐるっと続きます。
古代から続く絶景
螺旋階段を登った先は、白いフェンスが続く展望台。辺り一面真っ白い岩が広がる不思議な世界で、ファンタジーの世界に入り込んだような気分。思わず「おおー!」という声が出てしまいます。
自然の中に程よく人工物が混ざる感じって、とてもわくわくします。岩場を縫うように設置された立体的な歩道は、まるで秘密基地のようです。
この白い岩の正体は石灰岩。貝類やサンゴなどの殻が堆積してできたもの。ペルム紀に形成されたもの。ペルム紀といえば、2億9900万年前から2億5100万年前。古生代最後に分類される地質時代です。恐竜が繁栄する中生代の直前にあたり、大型の爬虫類や両生類が登場してきた頃。
私は全然見つけることができなかったのですが、この遊歩道でもウミユリやフズリナといった古生物の化石を見ることができるらしいです。
ゴールデンウィークの訪問だったためそれなりに人は多いですが、混雑している感じではありません。駐車場はほぼ埋まっていましたが、そもそもの土地が広いためキャパシティは余裕です。
エメラルドの浜辺
白崎海洋公園には、海辺に降りることができるポイントもあります。この辺りの海はとってもキレイ!本当にキレイ!!
まるで南国の離島のように、エメラルドにグラデーションがかった海。水の透明度も高く、泳いでいるクラゲもばっちり見えます。シュノーケルしたくなる海ですがここは遊泳禁止。眺めて写真を撮るだけにとどめておきましょう。
現在閉鎖中ですが、白崎海洋公園には専用プールを備えたダイビング施設があったそう。聞いた話によると、関西屈指のダイビングポイントらしいです。いったいどんなサカナが泳いでるんでしょうか。
まだまだ知名度が低い白崎海洋公園ですが、日本でも有数な絶景スポットだと思います!近年、SNSで人気に火が付いたスポットが数多く存在します。ココが全国的な知名度を得るのも時間の問題ではないでしょうか。
なお、白崎海洋公園の雰囲気がお好きな方には、伊豆諸島・新島にある真っ白な崖が続く海岸「シークレット&白ママ断崖」もおすすめです!少々アクセスは大変ですが、かなり見ごたえのある絶景が広がります。
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