2つの海道の狭間の離島『大崎上島』を2時間散策(芸予諸島)

広島県

広島県最大にして、橋の架からない離島。ふれあい郷土資料館、神峰山展望台、中ノ鼻灯台、天の鳥船とめぐります。とびしま海道からしまなみ海道へ行く途中に立ち寄り、滞在時間約2時間で軽く散策しました。

2020/9/26(土)

2つの海道に挟まれた島

広島県の大崎上島(おおさきかみじま)はしまなみ海道ととびしま海道に挟まれた島。面積は 43.11km2と広島県の離島で最も大きいのですが、橋が架かっていない島です。

港が複数あり、竹原市の竹原港、東広島市の安芸津港、大崎下島(とびしま海道)の小長港、大三島(しまなみ海道)の宗像港それぞれからアクセスできます。

とびしま海道から渡る大崎上島

今回はとびしま海道をドライブした後、大崎下島の小長港からフェリーで車ごとアクセスしました。

広島県の尾道から愛媛県の今治まで通り抜けられるしまなみ海道と異なり、とびしま海道は岡村島という島までしか続いておりません。普通なら折り返して本州方面に戻るのですが、「航路があるのでしまなみ海道へ抜けてしまおう!」という作戦です。

地図を見ていると、とびしま海道としまなみ海道の間に大崎上島があるのを発見。とびしま海道からしまなみ海道へ直接渡っても良いのですが、せっかくなのでこの大崎上島を経由して行けば楽しそう!そう思い上陸を決めました。

車は置いてのアクセスも考えたのですが、広い島内での交通手段に悩み、なおかつその後しまなみ海道に抜けたいので、車も一緒に船で運ぶことに。気になる車両料金は3〜4mの乗用車で1,510円。運転手1人込みの料金なので、かなりリーズナブルです。

小長港の待合所隣にはゆたか海の駅とびしま館があります。島のお土産品販売や食事メニューもあるので、早めに着いてもここで時間をつぶせます。

今回乗船したフェリーは乗用車16台がマックスの中くらいの船。

乗船時間はわずか15分なので、客室も無く通路に椅子が並んでいるだけの簡易タイプです。

途中、中の瀬戸大橋をくぐります。船で橋をくぐるのって、どうしてこんなにテンションが上がるのでしょうか。

造船の歴史を知るミュージアム「ふれあい郷土資料館」

大崎上島の明石港に上陸して最初に向かったのはふれあい郷土資料館。船の形をしたインパクト抜群なミュージアムです。

開館時間:9:00〜16:00
休館日:月曜
料金:200円

入るとそこは夜空が広がる船の中。ファンタジックな演出でわくわくします。(※この先の展示品は撮影NG)

大崎上島の木江地区は、古来より木造船の建造が盛んでした。大正時代には木造蒸気船の製造がはじまり、最盛期を迎え「黄金の島」とも呼ばれていたそう。昭和に入ると鉄を組み合わせた鉄木船、そして鋼船の製造も始まっていきます。

3階には操舵体験室があります。目の前に海が広がるため、本当に船に乗っているような気分。舵をぐるっと回すと、それに合わせて目の前に設置された小さな舟「木江丸」が向きを変えるギミックもあります。

さらにデッキに出ることも。船首から見る景色は爽快感バツグンです。

ニワトリの伝説残る「福島」

ふれあい郷土資料館から見えるのは、海の上に浮かんでいるのは周囲200mの小島・福島。この島には不思議な伝説が残っています。

古墳時代、呉の国(中国)からの使者が貢物を運んでこの近くを通りかかった際、その貢物の中の金の鶏が羽ばたいて近くの島へと消えてしまいました。使者達は島の中を必死で探しましたが見つけることができず、それ以降この島は鶏島と呼ばれるようになりました。

その後、金の鶏の光を浴びて鳴き声をきいた若者が大金持ちになるという出来事が起こります。それ以来、福を呼ぶということで福島と呼ばれるようになりました。

絶景展望台のある最高峰「神峰山」

続いて向かったのは神峰屋(かんのみねやま)。大崎上島の最高峰で、標高は456.2m。山頂には展望台があり、車でアクセスできます。

登った先にあるのは、ウッドデッキを備えた開放感抜群の展望台。しまなみ海道が走る大三島や巨大な鉄塔がそびえるウサギ島・大久野島など様々な島が浮かぶ多島美の景色を見渡せます。

厳島神社の祭神であるイチキヒメは、我が子を探して旅する途中この神峰山に立ち寄り、あまりの美しさに終の住処にしようとしたそうです。

ここは第1展望台。ここから7分ほど登ると第2展望台、そしてさらに7分上ると山頂の第3展望台へと行くことができます。ここで往復30分かけてしまうとフェリーの時間が危ないので、今回はここまで。

山道を15分ほど登るのですが、基本的には本州の山道と大差ない走りやすい道。多少傾斜はありますが、見通しも良く待避ポイントもたくさんあります。ラスト5分だけすれ違い困難なので要注意。

白く輝く「中ノ鼻灯台」

真っ白な姿が美しすぎる灯台。まるで教会のような清廉さですが、青い海を背景にすると地中海のような印象に変わります。

この灯台は明治時代に造られたもので、石造りの丸い姿は当時のままのカタチ。海上からは45mですが、地上からは5mと背が低い姿もかわいらしい。

木江温泉ホテル清風館のすぐ近くにあるため、ホテルを目的地にするとアクセスしやすいです。また、道路からすぐ近くにあるので、気軽に立ち寄りやすいのもポイント。近くに駐車場はありませんが、路肩が膨らんでおり、2台ほど停めることができます。

謎のオブジェ「天の鳥船」

港に立つモニュメント。高さは18mと巨大で、まるで卵のような楕円形をしています。

こちらは篠原勝之の作品「天(あま)の鳥船」。天の鳥船というのは、日本神話において、神々が天上界と下界を行き来するのに使用していたとされる船をテーマにしており、芸術と造船技術の融合を表しています。

木々に包まれる姿は、まさに天から降り立ったような神秘的な姿です。

大三島・宗像港へ

約2時間ほどで島内観光もおしまい。17:25の船でしまなみ海道の大三島・宗像港へと向かうため、木江地区の木江港から宗像行きのフェリーに乗船します。4m未満の車両は1,580円、乗船時間は13分です。

なお、「木江港」は「天満港」とも表記されています。私は最初「港を間違えたかも!船の時間やばい!」と焦ってしまいましたがどちらも同じ港なのでご安心ください。

天満港の待合所はかなりコンパクト。乗船券は、車両も自動券売機で変えるというカジュアルさ。

このフェリー、1つ変わったポイントがあります。それは、車を載せる際に頭からではなくバックで入れること。あらかじめ近くにいたおばちゃんが教えてくれていたので大丈夫でしたが、いきなりだとびっくりしますよね!バック運転が苦手でも、船員さんがアシストしてくれるので焦らずに行きましょう。

島だらけの瀬戸内海を進み、大三島の宗像港へ。9日間に渡る私の旅も、次が最後の目的地となります。

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この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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