世界一のスポーツの祭典はやっぱりスゴイ『オリンピックミュージアム』(新宿区)

東京都(23区)

紀元前にルーツを持つ古代オリンピックの歴史から、近代オリンピックの輝かしい発展や感動の瞬間まで、オリンピックの魅力をギュッと詰め込んだミュージアム。改めて「オリンピックってすごい!!」と体感できる場所です。

訪問日:2026/2/15(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

国立競技場そばにある博物館

国立競技場のすぐ近くにそびえ立つ「JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE」。日本スポーツ協会 (JSPO)・日本オリンピック委員会 (JOC) の本部ビルとなっている建物です。

その1〜2階にはオリンピックミュージアムがあります。2019年9月、2020年に予定されていた東京オリンピックに先立つ形でオープンした、過去のオリンピックの紹介やその歴史を知ることができる博物館。

私はスポーツぜんぜん知らないのですが、せっかく近くに来たので立ち寄ってみることにしました!

 

エントランスでは、「ミラノコルティナ2026冬季オリンピック」の展示がたっぷり。フィギュアスケート、アイスホッケー、スノーボードなど様々なウインタースポーツのユニフォームや道具の展示も。実際にさわれるものも多く、その重さや大きさを体感できます。

ライフル射撃とクロスカントリースキーを組み合わせたバイアスロン。そのレーザーライフルも展示されていました!男の子ってこういうのが好きなんでしょ?

古代から続くスポーツの祭典

階段で2階の展示室へ進むと、床に広がるのは円形のスクリーン。「オリンピックってなんだろう」という語りからはじまります。え、なんだろう・・・?

まずはオリンピックの歴史から!オリンピックはもともと古代にギリシャのオリンピアで行われていた祭典。紀元前776年の第一回から、この時点で4年に一度開催されていました。戦いの尽きない時代でしたが、そのときは戦争は3ヶ月休戦となり、みなで競技の勝者を称えていたそう。

こんなに大昔から続いていたなんて・・・。なんとなくギリシャで生まれたことは知っていましたが、いったいいつから行われていたのかなんて考えたこともありませんでした!そのオリンピックが現代まで続いてきたのかというと、実はそうではありません。

紀元前776年より1200年もの間続けられていたオリンピックですが、580年頃の大地震により荒廃して途絶えてしまいます。1300年の月日が流れたのち、1896年に復興したのが、フランスの教育者 ピエール・ド・クーベルタン。「教育にスポーツを取り入れれば、心身の調和のとれた人間が育ち、世界平和につながるはず…」。その考えのもと、近代オリンピックを開催。第一回はアテネにて開催され、14ヶ国241人の選手が参加。8競技43種目が繰り広げられました。

「近代オリンピック」はそこから少しずつ進化していきます。女性の参加、冬季大会、聖火リレー、競技・種目の増加、アジア開催、四大陸で開催など、その規模は拡大。世界的なスポーツの祭典へと大進化を遂げました。

オリンピック関連の展示

1964年東京大会に使用されたオリンピック旗。5色の輪は五大陸を表していますが、それぞれの色が特定の大陸を指しているわけではないそう。

聖火は1928年アムステルダム大会から灯されるようになり、聖火リレーは1936年ベルリン大会から開催されたそうです。ずらりと並ぶのは、歴代の聖火トーチ。見比べると、シンプルなデザインが徐々に複雑になっていき、まるでファンタジーの世界の武器のようです。男の子ってこういうのも好きなんでしょ?

オリンピズムストーリーは、オリンピアンのインタビューやエピソードを見ることができるコーナー。訪問時は有森裕子選手、橋本聖子選手、ベラ・チャスラフスカ選手をはじめ、様々な競技の選手が登場していました。

充実の体験型コンテンツ

このミュージアムは、体験コーナーがとっても充実しています。「オリンピックゲームス」と呼ばれるエリアでは、オリンピック出場選手=オリンピアンの身体能力を体感できるコンテンツがたくさん!

デジタルで映されるオリンピアンの足跡で走る速度を体感したり、垂直ジャンプしてオリンピアンと比較したり、さらには2人でフィギュアスケートやアーティスティックスイミングの動きを真似てシンクロ率を計測できるコンテンツもあります。

オリンピックシアターでは、「アートオブダイナミックボディ(7分49秒)」「オープニングセレモニー(6分36秒)」という2本の番組を上映。感動的な開会式の様子などを見ることができます。

こちらは1964年東京大会のメダル。レプリカなので、さわったり、首に掛けたりできます。けっこうずっしりしているんですね!

日本とオリンピック

読み物として面白かったのが、日本のオリンピックの歴史について。その重要人物が、柔道の創始者である嘉納治五郎。アジアの参加を望んでいた国際オリンピック委員会は、熱心な教育者であった彼に白羽の矢を立てます。嘉納はアジア初のIOC委員となり、オリンピックムーブメントを推進していくことに。

「1912年ストックホルム大会」にて、短距離走の三島弥彦、マラソンの金栗四三の2名がアジア人初のオリンピック出場を果たします。「1924年パリ大会」では、前年の関東大震災によって参加が危ぶまれるも、嘉納による「震災からの復興の意気を示すべき」という主張により参加が実現。同年、日本初の本格的な陸上競技場「明治神宮外苑競技場」も竣工しました。

嘉納は招致活動を熱心に行った結果、「1940年東京大会」が決定!しかし、日中戦争が本格化し、大会開催を返上することに。幻のオリンピックとなってしまいました。

戦後復興の最中、ついに「1964年東京大会」が決定。過去に例のない、人工衛星によるテレビ中継、コンピューターでの精緻な記録管理、ピクトグラムの開発と導入、写真を使った公式ポスターなどを行い成功を納めます。

1964年東京大会の聖火保管機も展示されています。聖火リレーがアジアへ届けられた初の大会、聖火空輸特別機「シティ・オブ・トウキョウ号」と870人のランナーによって、様々な場所を経由して届けられました。

東京オリンピックのわずか8年後、アジア初の冬季オリンピック「1972年札幌大会」が開催されます。このときに競技会場と街の中心部をつなぐ地下鉄が開通、街は一気に近代化していきました。続く「1998年長野大会」では競技会場は既存のスキー場が利用され、オリンピックビレッジの食器は自然に戻る素材が使用されたりと、環境保全の試みがなされます。

オリンピック史上初の延期となった「2021年東京大会」。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によってほとんどの会場が無観客で行われます。ここでは、開会式にて使用されたピクトグラムスーツも展示されています。長いオリンピックの歴史で見ると、つい最近の東京オリンピック。早くも懐かしく感じるのは私だけではないはず。

そんなわけで、たっぷりとオリンピックを感じ取れるミュージアム。スポーツ好きはもちろんのこと、読み物が面白いので、普段スポーツを見ない人でも歴史ミュージアムのような感覚で楽しめるスポット。スポーツ知識が皆無の私でも、とっても楽しめました!

最後の一枚はこちら。一堂に会された各オリンピックのマスコットキャラクターたち。人によっては懐かしくたまらないかもしれませんね。

かわいくも妙にクセのあるデザインのキャラたち、男の子って実はこういうのも好きなんでしょ?

アクセスと営業情報

・東京メトロ 銀座線の「外苑前駅」3番出口より徒歩5分
・ 都営大江戸線「国立競技場駅」のA2番出口より徒歩10分
・JR中央線・総武線の「千駄ヶ谷駅」より徒歩12分

開館時間 10:00~17:00
休館日 月曜、年末年始
料金 500円
公式サイト https://japan-olympicmuseum.jp/jp/

※掲載の情報は2026年2月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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