街を見守るカワイイ守護神『ニコタン』(胎内市〜新発田市〜聖籠町)

新潟県

かわいい顔が描かれたガスタンク。穏やかな表情とまんまるのボディは、あまりにも魅力的。街なかに満面の笑みで鎮座しています。

訪問日:2024/5/6(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

まちのシンボル

新潟県の北部に位置する新発田市。そこには「ニコタン」と呼ばれるシンボルがあります。

まちなかに突然現れるニコニコした球体、その正体は顔が描かれたガスタンク。新発田ガスという会社によるもので、ガス会社の親しみにくいイメージを払拭するために社長のアイディアで誕生したそうです。

そんなニコタンですが、複数個所に存在しています。新発田市に限らず胎内市、聖籠町(せいろうまち)にも広がっておりなかなか広範囲。私の調査によると、以下の5ヶ所にあるようです。

①中条支店(ニコタン)
②築地供給所(モモタン)
③新発田ガス本社(ニコタン)
④中曽根供給所(ニコタン&モモタン)
⑤藤寄供給所(ニコタン&モモタン)

※あくまで私が調べた内容なので、これが全てではないかもしれません。新発田ガスのHPにもニコタンマップなどは見つけられず・・・。

①中条支店(ニコタン)

まずは最も北、胎内市にある「中条支店」へ。市街地から離れた場所に、突然グリーンの球体が姿を現しました!

入り口からはほぼ真正面で見ることができます。ただし、敷地内は関係者以外立入禁止なのでここまで。なんかちょっと「どや顔」に見えてきました。

②築地供給所(モモタン)

お次は同じく胎内市にある「築地供給所」。「中条町農村環境改善センター」と「ついじ保育園」のそばにあります。きっと子供たちにもいっぱい絵を描いてもらえてるんじゃないでしょうか。

こちらのニコタンは淡いピンク色で、モモタンと呼ばれています。元々はニコタンだったのですが、2015年の塗り替えの際にモモタンにチェンジ。ニコタンを男の子、モモタンを女の子とするならば、まさかの性転換を成し遂げたことになります

このモモタン、フェンスに囲まれていますが、けっこう近くで見れるのもポイントです。

③新発田ガス本社(ニコタン)

新発田駅の近くにある「新発田ガス本社」にもニコタンはいるようです。

目に入るのは、普通のグリーンのガスタンク。顔はあるのかな?ないのかな?

ぐるっとまわると、やっぱりニコタンでした!

ここは柵などもないため本当に近くで見ることができます。というか、近すぎて顔が一部しか拝めません。

④中曽根供給所(ニコタン&モモタン)

同じく新発田市にある「中曽根供給所」にもニコタンはいます。交通量の多い国道7号線沿いに姿を現すのは、ニコタン&モモタンのカップル!

せなかを合わせた姿、まるでちょっとケンカしているみたいにも見えます。

よく見ると、ニコタンの階段とモモタンの階段はつながっています。ケンカしているわけではなさそうです。

ちなみにここが平成元年(1989年)に生み出された初代ニコタンであったそう。もともとは2つともグリーンのニコタンでしたが、片方がモモタンに性転換を果たしてカップルスタイルになりました。

⑤藤寄供給所(ニコタン&モモタン)

ラストは新発田市と新潟市の間にある聖籠町。「藤寄供給所」のニコタンを目指します。

田園風景の中に現れるのは、横並びのニコタン&モモタンカップル。先ほどは背を向けていた2人も、同じ方向を向きました。心なしかニコタンがニヤついているように見えますね。

正面から見ると、水田に映る姿。絶妙な距離感の2人、「ソーシャルディスタンス」の際はこのアングルの写真が利用されたりもしました。

というわけで、このあたりでニコタン&モモタンめぐりはおしまい。5ヶ所めぐったところ、思った以上に広範囲。車でめぐって各所でさらっと写真を撮るだけでも2時間くらいかかりました。

ちなみに、せっかくなのでBGMは「NIKO NIKO TAN TAN」を聴きながらでした。かっこいいユニットですよね!

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