鳴門岬の突端に位置しており、渦潮に最も近い道の駅として知られている「道の駅うずしお」。周辺にある展望台からは、大鳴門橋の下に流れる渦潮を観察できるとのこと。実際のところどれくらい見れるのでしょうか?
渦潮がいつでも見られる!
鳴門海峡に発生する渦潮。見学するならば船に乗って見る「うずしおクルーズ」が有名!淡路島の福良港や徳島県の亀浦観光港などから各種遊覧船が運行しております。海上から見る渦潮は臨場感があって見ごたえ抜群です。
もしくは、鳴門市にある「渦の道」も人気。大鳴門橋の下にある遊歩道で、一部がガラス床になっているため渦潮を真上から観測することができます。
しかし、いずれも営業時間が決まっているため、朝早い時間や夕方には見ることができません。そんな、ちょっとずらした旅がお好きな方におすすめなのが、今回訪問した道の駅うずしお。ここからなら、24時間いつでも無料で渦潮を見ることができそうです。
ぎりぎり見える渦潮
道の駅の駐車場から展望台へ進み、海辺に向かって5分ほど下っていきます。
巨大な鳴門大橋の中央あたりが渦潮発生ポイント。写真では非常にわかりづらいのですが、肉眼ではなんとなく渦を巻いている感じが見えます!望遠レンズや双眼鏡を持参すれば、けっこうちゃんと見えそうな感じ。
鳴門からの遊覧船アクアエディが渦潮と戯れている様子も見えます。
国内最速の潮流
もっと海の近くまで降りて行くこともできますが、一番下まで降りると遠くが見えにくいため渦潮はあまり見えません。そのかわり、渦潮発生要因の1つである、勢いよく流れる潮流を感じることができます。
橋脚の合間をスイスイと流れて行く潮流。川で葉っぱを流したように、何か水に浮くモノを放り投げて見たくなります。
この鳴門海峡の潮流、大潮の最速時には時速20kmにもなり、日本一の速さと言われています!さらにイタリアの「メッシーナ海峡」、カナダの「セイモア海峡」と並び「世界三大潮流」にも数えられているという、世界レベルな潮流なのです!
迫力の鳴門大橋
さてさて、渦潮ばかりに目が行っていましたが、、、
大鳴門橋でかくないですか!?
1985年に開通した大鳴門橋。淡路島と鳴門をつなぐ巨大な吊り橋で、全長は1,629mとかなりの巨体です。
よく見ると、基礎部分がたくさんの脚で支えられています。これは「多柱基礎工法」という特殊な工法。潮の流れに影響を与えにくく、自然環境を保全する効果があるそうです。なんかハンコ注射を思い出すフォルムです。
大鳴門橋は鉄道道路併用橋のため、将来的には鉄道路線が通ることも計画されているそう(単線)。「鉄道で神戸から淡路島を越えて鳴門へ行けるなんて胸アツ!」そう思ったのですが、淡路島と神戸をつなぐ明石海峡大橋が自動車専用なので、そちらは鉄道が通れません。もしこの神戸ー淡路ー鳴門ルートに鉄道を通すならば、明石海峡大橋とは別に橋を架けるか海底トンネルを建設する必要があるよう。なかなかハードルは高そうですね。
道の駅の見どころ
道の駅にはレストランやショップが入っており、ご当地バーガーグランプリで1位を獲得したあわじ島バーガーも販売しています。
さらに、淡路島名産のタマネギを象ったオブジェも人気のフォトスポットです。
こちらは門埼灯台。昭和39年に作られた地上約11m、海抜約59mの灯台です。真っ白な姿は非常に灯台らしいのですが、四角形というのが個性的です。
アクセスと営業情報
神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南ICより車で5分。
開館時間 | 9:00~17:00 ※施設によって異なる |
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休館日 | 木曜 |
公式サイト | https://eki.uzunokuni.com/ |
※掲載の情報は2021年11月時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
この道の駅には定休日があり、木曜日はショップ・レストラン全てがクローズしています。そんなときは、車で約3分のところにある うずの丘大鳴門橋記念館へ!同様にショップやレストランを備えており、あわじ島バーガーも食べることができます。
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