バラエティ豊かな展示と大量のノドグロ『マリンピア日本海』(新潟市)

新潟県

人気の生き物が一通りそろった、日本海側屈指の大型水族館。もちろん定番だけでなく、冷たい日本海ならではのレアな生き物もたくさん。様々なニーズに答える、バラエティ豊かな総合水族館です。

訪問日:2018/5/3(木) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

日本海側を代表する水族館

新潟県新潟市にあるマリンピア日本海は日本海側で最大級の水族館。

そのルーツは1967年にオープンした「新潟市立新潟水族館」。その後、新潟市の市政100周年記念として1990年に現在地に移転します。名称も「新潟市水族館」に変更、愛称として知られる「マリンピア日本海」という名前もこのとき命名されました。さらに2013年にリニューアルが行われ、現在の展示に変わりました。

館内の展示は「日本海」「信濃川」など10のゾーンに分かれています。展示数は600種20,000点と膨大であり、たっぷり時間をかけて楽しみたい水族館です。

日本海を再現した水槽

こちらは、磯場を再現した「日本海の磯」。造波装置により波が立ち上がり、潮騒が聴こえてきます。

幻想的な照明の中でただただ打ち寄せる波は、ずっと眺めていられそうです。

館内最大の水槽がこちらの「日本海大水槽」。ブリやホシエイ、アカシュモクザメ、コブダイなど大きな魚が泳ぐ、迫力ある水槽です。

トンネルになっているため、海中散歩気分を楽しめます。この大水槽では平日・土曜は1日1回、日祝は1日2回ほど解説が行われています。

人気者なアニマルたち

もちろん人気者の海獣たちもそろっています。「マリンサファリ」と呼ばれるエリアでは、ゴマフアザラシ、トド、カリフォルニアアシカといったヒレアシ動物が勢ぞろい。

ドルフィンスタジアムでは、イルカショーも開催。ハンドウイルカ、カマイルカがアクティブに飛び回ります。

こちらはアメリカンビーバー。座ると見事な三段腹。短い手でぼりぼりお腹をかきながら、むしゃむしゃ食事しています。絵に描いたような太っちょキャラです。

すぐ側には、さわれるビーバーのしっぽが置いてありました。重量感のある質感で、まるでゴムボートのオールみたい。ばたばたと動かせば、とても早く泳げそう。

マニアックな深海魚

マニアックな魅力が光る深海魚も、バラエティ豊富にとりそろえています。こちらはリュウグウノツカイやアカナマダの剥製。

暗闇に浮かぶのはイバラモエビやトヤマエビなど様々な種類のエビたちの布陣。まるでこれから夜襲でもしそうな勢いです。

隊列を組んで進むのはホッコクアカエビ。そして岩場で待ち構えているのはトゲモエビ。トゲモエビの奇襲は成功するか、それとも数で勝るホッコクアカエビの勝利となるか・・・!ちなみにホッコクアカエビは、お寿司でお馴染みの甘エビのことです。

岩の上にいるのは、大きいのに柔らかそうな不思議な魚。その正体はイサゴビクニン。サケビクニンはよく見かけますが、こんな大きいビクニンもいるのですね!なんだかオオサンショウウオみたいでとってもかわいいです。

おびただしい数のノドグロ

最大の見どころはノドグロ。正式名称はアカムツという魚であり、日本海側で取れる高級魚。全国的に知名度があるので、きっとその名を耳にしたことがある方も多いのでは。

ちょっと多すぎませんか!?

マリンピア日本海では世界初アカムツの受精に成功。その影響か、水槽内にはこれでもかというくらい大量にいます。全部売ったらいくらに・・・なんてことを考えてはいけません。

なぜノドグロと呼ばれるのか、その理由は一目瞭然。口の中が真っ黒なのです。

館内のレストラン「UMINONE~海の音~」では「ノドグロの天ぷら」を食べることができます。私は手軽にノドグロドッグにしました!脂ののった白身は、フライと相性抜群でした。

アクセスと営業情報

JR新潟駅の万代口からバスで約20分ほど。車の場合は新潟中央IC、新潟西IC、新潟亀田IC、新潟東スマートICそれぞれから約25分ほど。

開館時間 9:00~17:00
休館日 12月29日~1月1日、3月の第1木曜日とその翌日
料金 1,500円
公式サイト https://www.marinepia.or.jp/

※掲載の情報は2023年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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