名物は”ぶえん鰹”!海産物の魅力がたっぷり味わえる『枕崎お魚センター』(枕崎市)

鹿児島県

漁業のまちとして知られる枕崎。漁港にあるお魚センターには、新鮮な海産物を販売するショップや、レストランが入っており、海の幸をたっぷりと堪能することができます。名物の「ぶえん鰹」とは、いったい何なのでしょうか?

訪問日:2023/11/7(火) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

枕崎のお魚センター

枕崎の漁港に建つ枕崎お魚センター。現地で水揚げされた新鮮な魚介類の販売やレストランを備えた、漁業で栄えた枕崎ならではの海産物をたっぷり楽しめるスポットです。

2023年11月は、改修工事中。外観は足場に囲まれていましたが、内部は一部を除いて通常通り営業中でした。

館内では多数のショップが軒を連ねており、美味しそうなものがたっぷり並んでおります。少し足を止めると、すぐさま店員さんによる解説がはじまります。どのお店もスタッフさんがエネルギッシュです。

展望レストランぶえん

1階にて営業していた「みなと食堂」は改修工事にともない閉店。しかし、2階の「展望レストランぶえん」は通常営業中。ちょうどお昼どきのタイミングだったので、何か食べていくことにしました。

このレストランのメインは、枕崎名物のカツオ料理。かつお丼やタタキ定食、炭火焼など様々なメニューがそろっています。漬けのカツオに鰹ダシをかけて食べる現代風漁師めし「枕崎鰹船人めし」なんかも取り扱っています。

中でも注目は「枕崎ぶえん鰹」。一本釣りしたカツオを船上で活き〆、急速冷凍するため、もちもち食感が自慢のブランド鰹であるそう。カツオ丼はプラス200円でぶえんカツオにアップグレードできるとのことなので、やってみました!

ぶえん鰹の味わい

さあ、着丼です。肉厚のカツオはクリアレッド。カツオってこんなにキレイでしたっけ?

実はこの色合いもぶえん鰹のポイントの一つ。活き〆で血抜きされた結果、鮮やかな赤味になり色持ちも良くなるそうです。食感も少しもちっとした独特の感覚。

甘口と辛口の2種類のお醤油を備えており、比べてみるのも楽しいです。おすすめは九州ならではの甘口とのことですが、普通の醤油が良い方は辛口ですね。

ちなみに、臭みがほとんど無いため、そのまま何もつけずに食べても美味しさを感じることができます。味にこだわりのあるお店定番の「まずは何もつけずそのまま」を実践してみてはいかがでしょうか。

さらに、お丼にはヤマイモもセットになっています。甘口醤油の山かけとカツオ、この組み合わせはたまりません!!

水族館気分も味わえる

館内には「みなとのちいさな水族館」という展示スペースがあり、様々なサカナをみることができます。津々浦々の水族館を大小問わずめぐっている私にとって、これこそがお魚センターに来た最大の目的でした。

しかし!施設リニューアルに伴い7/18(月)に閉館してしまっておりました。Google Mapでもまだ「閉業」表示になっていなかったため、現地に来るまで閉店情報にまったく気が付けませんでした・・・。改めて「枕崎お魚センター」の公式HPを見るとばっちり閉館案内が載っていましたが、訪問する前は「お魚センター=水族館」という認識が無かったので確認できず。

ということで不完全燃焼と思いきや、館内には円筒の水槽が!2フロア吹き抜けの空間にそびえる大きな水槽で、カゴカキダイやツノダシなどが泳いでいます。これだけでも充分水族館の気分を味わうことができます。

円筒水槽のまわりには、小さな水槽が並んでいます。小さめのサカナが多い中でインパクトあるのがオオウナギ。カニすら食べてしまうため、鹿児島では「カニクイ」とも呼ばれているそうです。水産高校の裏の川でみつかった個体で、「たけのうちくん」「ゆうちゃん」という名が付けられていました。

「水族館」と呼ぶと少々期待値が高くなってしまいそうですが、レストランやショップと合わせて訪問するには充分すぎる水槽展示でした。

なお、今後の水族館の行方についてちょっと現地の方に尋ねてみたところ、改装後も水族館として復活する予定はなく、施設内のちょっとした水槽展示になる予定であるようです。

アクセスと営業情報

JR枕崎駅より徒歩20分ほど。車ならば5分程度の距離です。

開館時間 9:00~17:00
休館日 無休
公式サイト https://makurazaki-osakana.com/

※掲載の情報は2023年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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