ハイテクロボットのレジェンドストーリー『維新ふるさと館』(鹿児島市)

鹿児島県

薩摩藩が重要な役割を担った幕末・明治維新にスポットを当てた歴史ミュージアム。展示はわかりやすく体感型のコンテンツも多数あるため、知識がなくても楽しめます。ロボット志士たちが繰り広げるドラマは迫力満点で一気に幕末の世界へ引き込まれます!

訪問日:2018/5/14(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

歴史ある土地に立つ博物館

西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎、大山巌と歴史に名を残す人物を多く輩出した「加治屋町」。そんな歴史マニアの間では有名な町に立つのが維新ふるさと館。幕末から明治にかけての薩摩藩や日本の歴史に焦点を当てたミュージアムです。

周辺には「西郷隆盛誕生地」や「大久保利通生い立ちの地」など多数の石碑が建立されており、「維新ふるさとの道」とも呼ばれております。史跡めぐりと合わせて歴史のロマンにどっぷりと浸かるのもおすすめです。

わかりやすい展示がたくさん

2006年にリニューアルした館内はとにかくきれい。再現された街並みや、ボタンによるアクションがある展示など、ただの歴史博物館とは違い能動的に楽しめる仕掛けがたくさん。

映像や人形劇などのコンテンツもあります。とても馴染みやすく歴史を紹介してくれるので、予備知識がなくても大丈夫。

数多くの重要人物を輩出した薩摩藩ですが、中でも人気が高いのがこの二人。

まるでコンビ芸人みたいですね!!

改めまして、西郷隆盛や大久保利通といった歴史を変えた重要人物を生んだ地なのです。

体感型展示も多数

わかりやすい展示に加えて、ちょっと遊べる体験型の仕掛けも多数。友達同士で来ても楽しめるミュージアムとなっています。

唐突に現れるふんどし姿の西郷どん。こちらは「押し相撲に挑戦しよう!」コーナーで、手のひらの部分を押して西郷どんと力比べができます。アーケードゲームの如く、右上には本日のベストスコアが!力自慢の方は、一番を目指してみてはいかがでしょうか。

フロアにはプロジェクションマッピング。写し出されたイラストを追いかける「魚とり体験」や「武者カルタ体験」など、ゲーム感覚で薩摩の文化を体験できます。

撮影コーナーもたくさんあります!軍服やチェスターコートなどの撮影衣装も自由に着ることができるので、上手くモノクロで撮影すれば雰囲気満点な写真が撮れそうです。一部撮影不可の展示もあるので、そこだけはご注意くださいね。

大迫力の維新体感ホール

この維新ふるさと館、一番の目玉はこちらのシアター「維新体感ホール」。ここでは2つのドラマが約15分間隔で上映されています。

『薩摩スチューデント、西へ』(約18分)
ときは1865年、西洋文明を学ぶためにイギリスへ派遣された留学生たちを描いた実写ドラマ。服装、食べ物、その他文化、目にするもの全てが新しい彼らの驚きと感動、そして国のために学びに来ているという強い意志がダイレクトに伝わってきます。

『維新への道』(約23分)
この博物館のテーマともなっている幕末の志士たちの物語。西郷隆盛や大久保利通、坂本龍馬といった激動の時代を駆け抜けた志士たちが登場します。動きながら力強く語りかけてくるハイテクロボットと、光と音の演出が圧巻の作品です。

せっかくなので2本とも見ていったのですが、引き込まれる演出でどちらも見ごたえたっぷり!訪問した際は、ぜひぜひご覧ください。もし時間の都合でどちらかしか見れないようでしたら、『維新への道』をおすすめします~!

アクセスと営業情報

鹿児島中央駅より徒歩8分ほど。車の場合は九州道の鹿児島北ICから約15分、鹿児島空港から約45分。無料の専用駐車場がありますが、建物から少し離れた敷地にあります。事前に公式HPなどで確認してからの訪問がおすすめです。

開館時間 9:00~17:00
休館日 年中無休
料金 300円
公式サイト https://ishinfurusatokan.info/

※掲載の情報は2023年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました