釧路に来たら、ぜひ食べておきたい「釧路ラーメン」。今回は、たまたま立ち寄ったフィッシャーマンズワーフMOOの2階にある「だべさ」というお店にて食べてみることに。いったいどのようなラーメンなのでしょうか?
釧路といえばラーメン
みなさま「釧路ラーメン」をご存じでしょうか。ウワサによると、札幌・函館・旭川に続く北海道第4のラーメンであるそう。札幌は味噌、函館は塩、旭川は醤油のイメージがありますが、釧路ラーメンってどんなラーメンかぱっと思い浮かぶ人は少ないはず。
今回釧路に訪問するにあたり、有名店「河むら」で食べようかなとぼんやり考えていましたが、「さんまんま」という名物グルメ狙いで立ち寄ったフィッシャーマンズワーフMOOの2階「港の屋台」のだべさというお店で声をかけてもらったので、ここで食べていくことに!(※詳しくは前回の記事にて)
ここのおじさんとおばさんの雰囲気がとっても素敵。「どこから来たの?」「このあどこへ行くの?」といった旅行で定番の会話を交わす中でも、とっても自然な笑顔に心奪われてしまいました。
ラーメンの歴史
カウンターの飲み屋みたいなお店ですが、ここでは本格釧路ラーメンが楽しめるそう。
らーめんができるまでの間、ちょっとだけ釧路ラーメンの歴史を。
もともとは、大正時代に横浜から来た料理人が持ち込んだ「志那そば」がそのルーツ。当初は豚骨ベースでしたが、釧路の風土に合わせてあっさりとした味に変化していきます。かつては漁港に多くのラーメン屋台が集まっており、漁師向けの食事としてポピュラーなメニューであったそうです。
添加物・防腐剤を使わないというこだわり故、他の地域に広まることがなく。他の地域のラーメンに比べて知名度が低いのは、きっとそのためですね!
香り高いスープ
そうこうしているうちに、ラーメンが着丼しました!
かなり濃い目の醤油スープ。削り節、昆布、鶏ガラでとったというスープは、香りが抜群に良い!!この香りだけで既にごちそうです。
トッピングは、なると、チャーシュー、ネギ、メンマというシンプルスタイル。Xなどでよく見かける「こういうのでいいんだよ」というフレーズが頭に浮かんできました。
気になるお味は
さぁ、食べましょう!!
めっちゃ美味しいです!!!
釧路ラーメンの特徴というのが、醤油ベースのスープとこの細い縮れた麺。ここでは釧路の老舗・高橋製麺の麺を使用しているそうです。せっかちな漁師のために茹で時間を短くするため細くなったという説や、当時のかつお出汁のスープに合わせるために細くしたという説も。
香り高いスープもたまらない美味しさ。あっさり系かと思ったのですが、ここではしっかりとした味付け。きっと飲みの〆に食べたら至極の味なのでしょうね。
素朴ながらもしっかりと出汁が香るラーメンは絶品でした!!
さてさて、最後にちょっとしたエピソードトークを。お会計の際にお店の人が駐車券を押してくれるとのことで預けると、磁気エラーで機械処理が上手くいかず。どうやら私がスマホケースに挟んでいたのが原因のようです。
お店の人が管理棟に電話してくれたのですが、その際に私の名前を聞かれることに。どういうことかと思ったのですが、『話は通してあるから、駐車場出るときゲートのインターホンを押して「ラーメン食べた〇〇です」と名乗れば開けてくれるはず』とのこと。
実際に駐車場を出る際はスムーズに対応してもらえたのですが、知らない管理棟のおじさんにインターホン越しとはいえ「ラーメン食べた〇〇です」と名乗るのめっちゃ恥ずかしかったです!!!
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