光り輝く鉄塔の美女『神戸ポートタワー』(神戸市)

兵庫県

神戸のランドマークの1つである神戸ポートタワーは、シンプルながらも独特のデザインと真っ赤な配色がとても個性的な展望タワー。日が暮れるとライトアップが行われ、より華やかな姿に。展望台からはベイエリアや神戸の夜景を一望できます。

訪問日:2018/1/14 (日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです
リニューアルに向けて、2021年9月より休館となっております。再開は2024年の春頃を予定しているそうです。

神戸港のシンボル

モザイク大観覧車や神戸海洋博物館と並び、神戸ベイエリアのシンボルとして親しまれているのがこちらの神戸ポートタワー

第7代神戸市長であった原口忠次郎氏が視察で訪れたロッテルダムにて見かけた展望タワー「ユーロマスト」を参考に、1963年に完成しました、

高さは108m。200mを超える高層建築があふれる現代においてそれほど高いというわけではありませんが、近くで見るとなかなかの迫力です。

5つのフロアに分かれた展望台

神戸ポートタワーの展望フロアは1~5階とフロアが別れています。最初はエレベーターで4階展望フロア、続いて階段で5階展望フロアへ。ハートのフォトスポットもあり、カップル向けな仕上がりです。

3階は床が回転するスカイラウンジ!ゆったりと20分かけて一周するフロアとなっています。

展望フロアの2階・1階はかなり狭い!神戸ポートタワーは真ん中がくびれているため、中心に近づくほど細くなっているのです。1階には展望台恒例のスリルポイント、ガラス床もあります!フロアが狭いので、回避するのは困難です。

スーパー夜景タイム突入

日も落ち始め、街の明かりが際立ってきました!モザイク大観覧車をはじめ、神戸ハーバーランドが色鮮やかに姿を変えてゆきます。

北側に見えるのは、大都会神戸の街並み、そして奥にそびえる六甲山。手前の高速道路を行き交う車が動きを与えてくれます。

眼下にはグリーンに輝く神戸海洋博物館や、メリケンパークの明かり。寒空の中フォトスポットで撮影する人々を見ていると、妙な優越感に浸れます。

なお、夜景を撮影するなら5階がおすすめ!館内照明が暗く、窓ガラスへの写り込みが少ないため思うように写真が撮れます。ただし、カップル率は最も高いので、強い心が必要となります。

気になるデザイン

さてさて、気になるのは外観。まるで鼓のように中心がくびれたデザインは、日本全国のタワーの中でも特異な形。日本建築学会賞作品賞受賞をはじめとしたいくつもの賞を受賞しており、その姿から「鉄塔の美女」とも称されています。

設計当初はシルバーにカラーリングする予定でしたが、建設当時の航空法により赤ベースになったそうです。考えてみれば、東京タワーや博多ポートタワーなど、日本の古参タワーたちは皆赤色をしていますね。

そして、タワーとしては全国で初めてとなる「溢光照明(いっこうしょうめい)」(※投光器を使った照明)による夜間ライトアップが行われたそうです。今でこそタワーのライトアップは定番ですが、初めて輝く姿を見た人々はどんな気持ちだったのでしょうか。

キャプテンタワー君

東京タワーのノッポン兄弟や京都タワーのたわわちゃんなど多くのタワーにはマスコットがいます。神戸ポートタワーにはキャラクターいないのでしょうか?

でも、この神戸ポートタワーはお洒落な雰囲気でくだけたキャラクターの香りはしません。公式ホームページにもキャラの気配はなかったのですが調べてみたところ、ちゃんとキャラクターが存在するようです。

その名もキャプテンタワー君。好きな食べ物は「神戸ビーフ・神戸ワイン」といったなんとも育ちが良さそうなプロフィール。ちなみに嫌いな食べ物は「たくわん・きゅうり・もやし」と、やっぱり育ちが良さそう。

他のタワーキャラクターに比べて少々影が薄い印象のキャラクターですが、LINEスタンプも販売されているそうです!

アクセスと営業情報

市営地下鉄のみなと元町駅より徒歩10分、阪急の花隈駅より徒歩15分、JR・阪神の元町駅より徒歩15分。

公式サイト http://www.kobe-port-tower.com/

※掲載の情報は2023年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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