小学校の校舎を利用した小さな水族館。工夫された館内は、小規模ながらも見ごたえ抜群。ビーズクッションやカーペットに座って、ゆったりと過ごすことができるスポットです。
学校リノベーション系スポット
2015年に廃校となった湊山小学校をリノベーションしてできあがった複合施設「NATURE STUDIO」。2022年7月にオープンした比較的新しいスポットです。
体育館を活用したフードホール、校庭を使用したピクニックガーデンなど、学校を活かした様々な施設が入っております。ニジマスが泳ぐ釣り堀もあり、釣ってその場で食べることも可能。様々な楽しみ方ができるスポットです。
今回のお目当ては、その中に入るみなとやま水族館。知る人ぞ知るちいさな水族館かと思いきや、日曜の15:30頃の訪問で入場待ちの行列ができあがっていました。このときの待ち時間は約30分。夏場は炎天下で並ぶ可能性があるので、日傘などの持参がおすすめです。
並びたくない方は、Webで日時指定券の購入もおすすめ。時間になれば、行列をスルーして入館できます。当日の直前でも購入可能なので、向かう途中に購入するととってもスムーズな予感です。
工夫をこらした展示
展示はワンフロアだけのコンパクトな水族館。理科室や図書室であった場所が展示スペースとなっています。小さな水槽が並ぶ様子は、アクアリウムショップにも近い雰囲気です。
天井から垂れ下がる巨大な根っこもインパクト抜群!!隙間から顔を出して写真撮影も楽しめます。
水槽は低めに置かれているため、子供でも見やすくなっています。
大人には少し見づらいかなと思いきや、水槽前にはイスやビーズクッションが配置されています。座ってじっくりと生き物観察することができるのです。
さらに、靴を脱いで入るカーペット敷の部屋も。座ってくつろぎながら楽しむことができます。
個性的なサカナたち
展示されているのは、色鮮やかな熱帯魚が中心。水槽内を自由に泳ぎ回るカラフルな姿は、ずっと眺めていられます。
人気のカクレクマノミや、目の後ろと背中に白いラインがあるハナビラクマノミ、背中だけに白いラインがあるセジロクマノミなど、多数のクマノミを見ることができます。
ぶさかわなコクテンフグ。英語では「ドッグフェイスパファー(犬顔フグ)」とも呼ばれていますが、イヌに似てますかね・・・?
真っ黒で不思議なカタチをしたブラックゴースト。ふよふよと漂うように泳ぎ、なおかつ後ろにも進むことがあるため、予測不能な動きをします。非常に写真に撮りづらいサカナですが、過去イチで上手く撮れました!
サカナ以外の生き物も!
この水族館で展示されているのはサカナだけではありません!一番多くの人の注目を集めていたのはカワウソ。すいすいと泳ぎ回ったり、通路の上部につくられたチューブを歩いたりと、アクティブに動き回る姿がとっても魅力的です。
どことなく文鳥に似ているこちらの鳥は、キンカチョウ。そのカラーバリエーションはとっても豊富で、なんと50種類以上にも及ぶそうです。
なんと、フタユビナマケモノも飼育されています・・・!それなりの大きさの獣なので存在感はありますが、当然の如くまったく動きません。
行ってみた感想
水槽の数は少な目であり、展示生物もそこまで多くありません。また、ここでしか見られないようなレアないきものも飼育されてはいないようです。
しかし、それを補って余りあるのが展示方法。水族館では定番のサカナであっても、水槽の目の前に置かれたイスやビーズクッションに座ってじっくり眺めているとまた新しい発見があります。その代わり、回転率は低いです。
非常に居心地の良い水族館なので、意外と長い時間滞在できる場所でした。
アクセスと営業情報
駅からは離れているため、バスを利用するのが一般的。最寄りバス停は「石井橋」で、三宮駅前から約20分、神戸駅前から約14分ほど。
利用する神戸市バス7系統は、日中は1時間に6便と本数は多め。念入りに時刻表をチェックしなくても良さそうな気がします。
なお、体力に余裕のある方は、地下鉄西神・山手線の大倉山駅から歩いて25分ほどでアクセスも可能です。
開館時間 | 10:00~18:00 |
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休館日 | 不定休 |
料金 | 1,200円 |
公式サイト | https://minatoyama.jp/ |
※掲載の情報は2023年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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