光る川とあざやかな風鈴『川越氷川神社・縁むすび風鈴2019』(川越市)

埼玉県

小江戸川越にある氷川神社といえば、夏を彩る風鈴やカラフルな撮影スポットで大人気の『縁むすび風鈴』。思わず写真に撮りたくなるモノばかりで、混雑必至の人気イベントです。

開催期間:2019/7/6(土)〜9/8(日)
訪問日:2019/08/17(土) 

川越氷川神社へのアクセス

氷川神社の最寄り駅は、JR川越線&東武東上線の川越駅、もしくは西武新宿線の本川越駅。どちらの駅からも歩くと距離があるので、バスを利用するのが一般的。

夏は大人気スポットとなる氷川神社、川越駅前には臨時のバスがたくさん。案内も多く、人の流れに乗っていけば迷うことはないでしょう。

今回は近くの川越城へ訪れたあと、そこから歩いて向かいました。

川越氷川神社1

華やかな「縁むすび風鈴」

2014年にはじまった夏のイベント「縁むすび風鈴」は、今年で6回目。人気の観光地である川越にあり、SNSでも特に話題となっているため、混雑は避けられません。特に日中は、風鈴の写真を撮るために長い行列に並ばないといけないとのこと。

混雑を回避しつつ、ライトアップを楽しみたい気持ちもあったので日の沈むタイミングを狙って18:30頃訪問しました。

縁むすび風鈴

境内はそんなに広くは無いため、まだ混雑している感じはありますが、動きが封じられるほどではありません。

すぐに目に入るのはカラフルな風鈴。境内には複数の風鈴棚があり、軽く写真を撮る程度なら、ほぼ並ぶことなく撮影できます。

風鈴

風鈴2

最も多くの風鈴が集まる「風鈴回廊」は、撮影待ちの人が50人ほど並んでいました。この回廊で風鈴に囲まれて記念撮影を撮りたい方は、並ぶ必要があります。

恋する女子に大人気!縁結びスポット

イベントに来ているのは、浴衣を着た若い女性やカップルばかり!

風鈴3
川越氷川神社に祀る神様は5柱。そのうち4柱は2組の夫婦神であることから縁結びのご利益があり、なおかつSNS映えする色鮮やかな被写体がそろっています。恋する女子たちに人気のスポットなのです。

かご

2組夫婦ということは1柱だけ夫婦じゃないの?と気になったので調べて見たところ、その1柱は夫婦神の子供にあたる神様とのこと。さらに、2組の夫婦というのも、親子関係にあります。人間に例えるなら、息子・お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんといった家族に近い関係のようです。そのため、この氷川神社は家庭円満のご利益もあるとされています。

めで鯛

カゴにびっしり詰まっているのは、釣り上げるタイプのおみくじ。縁起物である鯛(タイ)の形をした可愛らしいおみくじで、赤、水色、ピンク、白と複数のカラーバリエーションがあります。赤は「一年安鯛」、水色とピンクと白は「あい鯛」と、どちらも鯛を文字ったご利益がある楽しいおみくじです。

ファンタジックな光る川

光る川

風鈴とは別の場所、明かりの少ない木々の麓に人だかりができています。中を覗いて見ると、そこには幻想的な光る川が。

光る川2

地下の水脈より汲み上げている御神水を、イベントに合わせてライトアップしています。光の強さや色が少しずつ変化しており、ぼーっとながめているとどこか違う世界に来たような感覚になります。

もともと入間川の川底に見えた光を霊光と捉えて祀ったことが由緒という氷川神社。このキラキラ光る川は、そんな神社のルーツを表しているのでしょうか。

ライトアップ以外の見どころは?

華やかなライトアップ以外に見どころを探して暗い中の境内散策へ。

大鳥居

堂々とそびえる、高さ15mの木造の大鳥居。日本最大の木造鳥居と言われる北口本宮冨士浅間神社(18m)や、厳島神社(16.6m)に次ぐ大きさを誇ります。

摂社・末社

境内を散策していると目に入るのはとにかく多数の摂社・末社
三峰神社、稲荷神社、八幡神社、松尾神社、厳島神社、加太粟島神社など、全国各地の神社が22社そろっています。これだけ揃っていると、どんな願いにも対応した神様に会えるのではないでしょうか。

護国神社

こちらは護国神社。西南戦争以降の川越出身の戦没軍人を祀っています。

御神木

風鈴回廊を抜けた先の本殿裏手には、樹齢600年といわれる御神木のケヤキ。2本の木注連縄で結ばれた木の周りには石の道ができています。

訪れる人を静かに見守っている様でした。

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