屋久島 Part 8 最終日のフライト前に早朝の白谷雲水峡へ(屋久島町)

屋久島・種子島

本日は屋久島から東京に戻る日。帰りの飛行機は屋久島12:00発なので、早朝に白谷雲水峡へ行けるのでは・・・?ということで、早起きして白谷雲水峡へ!登山客もほとんどいない早朝の白谷雲水峡を、苔むす森まで往復してきました。

訪問日:2016/10/11(火) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

白谷雲水峡コースとは

いくつかのトレッキングコースのある屋久島ですが、縄文杉コースについで人気なのが白谷雲水峡コース。往復11時間と丸一日を要する縄文杉コースに比べて、半日程度でもめぐれるルートがあるため気軽に屋久島の森を体感できます。

白谷雲水峡コースと一言で言っても、いくつかコースが別れています。

■弥生杉コース(約2km/往復1時間)
弥生杉を目指す、およそのお手軽コース。独立した周回コースとなります。

■苔むす森コース(約4km/往復3~4時間)
最も白谷雲水峡らしい緑一面の森「苔むす森」を目指すコース。こちらは沢沿いの道を通る「楠川歩道コース」と、多くの屋久杉を見ることのできる山道「奉行杉コース」の2ルートあります。往復でルート変えるのもおすすめ。

■太鼓岩コース(約5.6km/往復4~5時間)
苔むす森のその先にある絶景ポイント「太鼓岩」を目指すコース。白谷雲水峡の見どころはだいたい網羅できます。

■縄文杉コースと合流可能?
太鼓岩の手前にある「辻峠」から先へ進むと、縄文杉コースのトロッコ道へとつながります。合流後、縄文杉までは更に3時間ほど。往復で10時間以上かかるなかなかハードなコースですが、一日で二大名所の縄文杉&白谷雲水峡を制覇できます。山慣れしていて、体力に自信のある方向けだと思います。

早朝の白川登山口へ

4:00 起床
宿泊している屋久島空港近くのゲストハウス「とまり木」にて起床。無料で食べられる朝のトーストをいただき、準備開始。

5:35 出発
レンタカーで登山口へ。縄文杉はマイカー規制があって、登山バスに乗り換えが必要でした。こちらの白谷雲水峡は車で登山口まで向かうことができます。楽々です。

途中、ちょっとだけ山道を走りますが、基本的に舗装された道。早朝だったので対向車も全然いませんでしたが、午後から向かう場合は午前組とのすれ違い注意かもしれませんね。。

6:05 登山口に到着

とまり木からおよそ30分で登山口駐車場に到着。トイレもありますが、電気が無くて真っ暗!ヘッドライトはあった方が良いです。

登山スタート

6:45 登山開始

登山口を進むと、すぐに憩いの大岩が現れます。大きな岩の上がルートとなっており、アスレチックみたいなルート。手をついて進めるので軍手がおすすめです!

6:55 さつき吊り橋

分かれ道となるさつき吊り橋。これを渡ると「楠川歩道ルート」へ、渡らずに登っていくと「奉行杉コース」の分かれ道となります。

今回は時間にあまり余裕が無いので橋を渡って「楠川歩道ルート」へ。

ちょっとだけ歩きにくい道に変わります。何ヵ所か登りもあるので、ここらへんでトレッキングポール使用開始!
コースを見ながら装備を変えていくのはなんだかとても楽しい。

途中、沢を渡るポイントもあります。濡れた石を渡るのでバランスとるのが難しいですが、ここでトレッキングポール大活躍!沢にポールをついて進めるので、安心して渡れます!

緑の中に白い流れが映える、白谷雲水峡らしい光景に癒されながらさらに先へ。

見どころが続々登場

7:35 くぐり杉

登山道に覆い塞がるのはくぐり杉!杉の股の間をくぐって進みます。倒木の上に育ったヤクスギで、その倒木が朽ちてしまったためこのようなカタチになっているそうです。

そしてシカの宿。「穴の中でシカが雨宿りするイメージ」で名付けられたそうです。ガイドブックなどには載っていなかったので、新しく命名された杉なのでしょう。

木々の奥にある休憩所の白谷小屋。中は真っ暗ですがトイレもあるので、宿泊も可能っぽいです。でも、登山口から1時間ほどの地点で宿泊ってあまり思い浮かばないような・・・。今でこそ車で登ってくることができますが、かつてはもっともっと麓の方から登る必要があったと聞いたことがあるので、そのときに利用されていたのかもしれませんね。

7:45 七本杉

登山開始より60分、立派な七本杉が登場。ナナカマドやサカキなど、数種類の植物が着生している立派な杉。力強くそびえ立っております!

ついに苔むす森に到着

7:55 苔むす森
登山開始から70分、苔むす森に到着!名前の通り、一面にモスグリーンの光景が広がる、なんとも神秘的な光景。岩も倒木も全てが苔むしており、まるで絵画のような世界が広がります。

進むほどどんどん緑が深くなってゆきます。早朝出発だったため、あたりには人が全くいません。この光景を独り占めという、なんとも贅沢な時間。

ここで問題が・・・どこまでが苔むす森なのでしょうか?

苔むす森をゴールにしていたのですが、どこで引き返せば良いかわかりません。武家杉・公家杉を通り越えてなんとなく進みます。

下山開始

8:20 下山開始
10:00には登山口に戻りたいので、そろそろ折り返すことに決めました!

9:00をまわると、登ってくる人が多くなってきました。登山は登り優先なので、何度も止まって道を譲りながら下山していきます。

いつの間にか霧が立ち込めており、なんともミステリアスな雰囲気。白谷雲水峡は、快晴よりも少し湿っている方が良い感じです。

10:00 登山終了
登山口まで戻ってきました。開始から終了まで3時間15分。縄文杉コースをクリアしたあとだったので、楽々トレッキングでした。屋久島の計画を立てているとき、縄文杉と白谷どちらから登ろうか迷っていました。【白谷→縄文杉】の方が段階を踏めて良いかなと思ったのですが、【縄文杉→白谷】で正解だった気がします。

白谷雲水峡の持ち物

簡単にトレッキングに持って行った物をまとめてみました。3時間程度の軽めのコースだったので、けっこう気楽に挑みました。

・トレッキングポール
最初は使用するか迷っていたのですが、物凄く重宝しました!特に川を渡るポイントでは、ポールがないと足場が選べず滑ってしまうかもしれません。

・レインウェア
屋久島は雨が多いので必須です。今回は少し雨が降っていたので、最初から上下着こんで行きました。

・ザックカバー
これも雨から荷物を守るために必須でした。

・軍手
序盤は階段や大きな岩場だったので、ポールは出さずに軍手でつかまったりして行きました。

・トレッキングシューズ
水場が多いので滑りにくくて防水機能のあるトレッキングシューズは必須。

・ひざサポーター&サポートタイツ
サポーターはDAISO、サポートタイツはAmazonで2,000円くらいの安物ですが、あるとないとでは全然違いました。おかげで下山後も脚が痛くなることはありませんでした。

・飲み物
途中には水場もあるので、500mlもあれば充分だと思います。

基本的には縄文杉コースに持っていったものと同じなので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

屋久島 Part 3 ガイドなしで縄文杉トレッキング① 事前計画と持ち物と心がまえ (屋久島町)
屋久島に行ったらほとんどの人が目指すであろう「縄文杉」。しかし、縄文杉までの道のりはなかなかハード。まずは、事前にそろえておいた方が良い装備や持ち物について簡単にまとめてみました!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました