種子島 Part 1 屋久島から日帰りで向かう種子島 北限のマングローブを体感(南種子町)

屋久島・種子島

屋久島滞在中、1日予定を開けて日帰りで種子島へ!レンタカーで向かった南部の南種子町には広大なマングローブの森が広がっていました。せっかくなのでカヤックツアーに参加して、より間近で観察してみることにしました!

訪問日:2016/10/10(月) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

屋久島から向かう種子島

見どころが多く、退屈することがない屋久島。でもせっかくここまで来たからには、お隣の種子島へも行ってみたい!そんな離島欲が強い方へ業務連絡。種子島は屋久島から日帰りで訪問することもできます!

屋久島からのアクセスは、ジェットフォイルかフェリーの2択!高いけど速いジェットフォイルか、時間はかかるけどお値段は安いフェリー。よくあるシンプルな二択かと思いきや、意外とややこしい・・・・

■ジェットフォイル

本数:1日4往復程度(時期によって変動)
料金:片道5,100、往復9,200円
所要時間:約50分
発着港:屋久島(宮之浦/安房) → 種子島(西之表)
■フェリー

<フェリーはいびすかす>
本数:1日1便
料金:片道3,800、往復6,800円
所要時間:約2時間
発着港:屋久島(宮之浦) → 種子島(西之表)【時刻表】
屋久島(宮之浦)8:10 → 種子島(西之表)10:10
種子島(西之表)5:00 → 屋久島(宮之浦)7:00
<フェリー太陽(町営)>
本数:1日1便
料金:片道1,460円
所要時間:約1時間5分
発着港:屋久島(宮之浦) → 種子島(島間)【時刻表】
《偶数日》
屋久島(宮浦港)13:00 → 種子島(島間港)14:05
種子島(島間港)14:35 → 屋久島(宮浦港)15:40
《奇数日》
屋久島(宮浦港)9:10 → 種子島(島間港)10:15
種子島(島間港)10:45 → 屋久島(宮浦港)11:50
(※掲載の情報は2022年3月時点のものになります)

これはややこしい!!!

もう書き出しているだけで頭がこんがらかってきました。値段と時間はもちろんですが、一番気をつけなくてはいけないのが、港の位置屋久島は「宮之浦港・安房港」、種子島は「西之表港・島間港」と、それぞれ2箇所の港があります。

今回は屋久島からの日帰り種子島。レンタカーを屋久島に置いていくことになるので、できることなら出発した港に戻ってきたい。いろいろと往復の組み合わせを考えたのですが、結局のところ朝イチの高速船に乗り、最終便で帰ってくるのが安房(屋久島)~西之表(種子島)で往復できることに気がつきました。

※車やバイク、サーフボードなどの大きな荷物がある人はフェリー一択になります。気を付けてね。

 

ロケットに乗ってひとっ飛び

7:00発のジェットフォイルに乗るため、安房港へ。予約していなかったので、受付で乗船券を購入します。この鹿児島・屋久島・種子島の航路を運航しているジェットフォイルは、「トッピー」と「ロケット」の2種類。今回はロケットに乗って種子島へ!「ロケットに乗って種子島」この響き良くないですか?

西之表港へ到着しました。宮之浦港みたいな雰囲気の小さな港です。

ロケットから降りたら、目の前にロケットがお出迎えです!つくば育ちの私としては、なんとも懐かしいデザイン。

種子島はかなり広い島なので、移動手段のおすすめはレンタカー。南星レンタカーで予約したところ、12時間3600円くらいでした。屋久島でもレンタカーを借りているので重複なのがとっても気になりますが、時間に縛られるバスよりは自由なレンタカーを選びました。

種子島の面積は屋久島と同じくらいですが、山だらけの屋久島と比べて人の生活圏が広い!ヤマダ電機やマツモトキヨシ、ファミマのような全国チェーンだってあります。屋久島は山の中の集落的な雰囲気でしたが、にぎやかな港町といった感じがします。

マングローブの北限?

種子島ときいてマングローブを思い浮かべる人ってほとんどいないのではないでしょうか。南種子町の大浦川や、西之表市の湊川ではたくさんのマングローブが群生した姿をみることができます。

南種子町の種子島マングローブパークでは、木製のデッキを歩いてマングローブの観察ができます。

実はこの種子島、日本のマングローブの北限なのです!

と言い切りたいところなのですが、鹿児島県本土にある南さつま市大浦町にもマングローブの群生があり、こちらの方が種子島よりも北に位置しています。実はこちらは江戸時代に移植されたものであるそう。

そのため種子島を北限という場合は「自然分布の北限」というのが良さそうです!

カヤックで探検に出発

マングローブのアクティビティといえば、もちろんカヤック!種子島ではマングローブカヤックも開催しており、マングローブの林を間近に観察することができます。

パドルを漕いで進んで行くと、マングローブのトンネルに到着。ガイドさんがマングローブや種子島についての色々な話をしてくれます。

ところで、マングローブって何かご存知でしょうか?

うっかりそういう植物の種類かと思いきや、マングローブというのは「海水と淡水が混じる汽水域に生える木の総称」なのです。具体的には、メヒルギ・オヒルギなどの木のことを指します。

ここ種子島のマングローブは全てメヒルギとのこと。先ほど「日本のマングローブの自然分布の北限」と書きましたが、となりの屋久島は実は「日本のスギの南限」。そのため種子島ではスギとマングローブというレアな組み合わせを見ることができます。

「何だと思う?これね、マングローブの苗木。」

海水と淡水の混じる汽水域に生えるマングローブですが、もちろん淡水でも育ちます。どこかの実験では、淡水で育てたマングローブは、汽水の3倍のスピードで成長したらしい・・・。淡水で育てば良いのに、と思ってしまいますが、他の植物が生育できない汽水域はきっと居心地が良いのでしょう。

このあとは、レンタカーで島内の観光スポットをまわります!

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