家島諸島めぐり、1島目は男鹿島!まずは簡単な島の紹介、そして今回の訪島計画から。姫路港から朝イチの船に乗って向かった島は、人も少なく非常に落ち着いた雰囲気でした。
男鹿島ってどんな島?
家島諸島に属する男鹿島。面積は4.57㎢の島であり、2020年度の国勢調査による人口はわずか27人。
かつて播磨国の「飾磨(しかま=現在の姫路港周辺)」に雄鹿と雌鹿がおり、そのうち雄鹿だけが海を渡ってこの島に辿り着いたところから男鹿島という名が付いたと伝わっています。なお、「おがしま」と読みたくなりますが、読み方は「たんがしま」です。
小さな集落と砂浜、それ以外はほぼ全域が採石場という非常に特殊な島。家島から見ると、その異様な姿に驚かされます。
アクセスと訪島計画
島へのアクセスは姫路港から。坊勢輝汽船(ぼうぜひかりきせん)による定期船が出ており、乗船時間は約25分。坊勢島行きの船はたくさん出ていますが、男鹿島を経由するのは1日3便ほど。島めぐりをする場合は、この男鹿島を基準に考えるのが良さそうです。
今回の訪島計画はこちら。
島の人の話では一周2時間半くらい。「鹿公園」と「採石場」へ行くなら1時間ほど、「青井の浜」まで行くなら1時間半くらいあれば良さそうです。
姫路港からぼうぜ2に乗船
ということで、姫路港の桟橋へ。土曜の7:00ごろで誰もいない・・・と思いきや、左のベンチに乗船待ちの列ができていました。釣りに向かう人が多い印象です。
姫路港から乗船するのは「ぼうぜ2」。到着とともに、たくさんの人が降りてきます。土曜日なので、坊勢島から本土へ買い物や遊びに来ているのでしょうかね。
ポートセンターの窓口がまだ閉まっておりきっぷを買えなかったので、乗船場にて現金で支払わせてもらいました。運賃は大人1名1,300円です。
船内は天井が低く、薄暗い雰囲気。コンセントも見当たらずです。飲食禁止の貼り紙もありました。
7:20、姫路港出港!途中、小豆島へ向かうフェリー「第五おりいぶ丸」を追い抜いて行きます。
乗船時間はわずか25分。窓の外に、大きく削れた男鹿島の姿が見えてきました。
港とコンテナハウス
7:45、男鹿島に到着しました。思ったよりも降りる人がいますが、みんな釣り道具を持っております。
何もない港。待合室、トイレ、自動販売機、オールゼロです。
と思ったのですが、桟橋から少し離れたところにあるこちらのコンテナハウスが待合室であるよう。
内部には椅子とウォシュレット付きトイレ、そしてテレビと冷蔵庫もあります。ずっとおじいさんが常駐しており、テレビを眺めていました。もしかしたら、自宅よりも快適なスポットなのかもしれません。
静かすぎる集落
港のそばには立ち並ぶヤシの木とビーチが広がり、南国感ある雰囲気。おしゃれなカフェ「LeBlanc」のあざやかな建物もありましたが、訪問時はクローズしていました。
黄色い船が停泊しているところは、にぎやかな雰囲気。「中村荘」という新鮮な海鮮料理が楽しめる宿泊施設で、日帰りBBQも行っているようです。
「たんがしまリゾート」の看板も見つけました。古民家を改築した民泊で、1泊4,000円で泊まれるそう。
港には申し訳程度の案内マップがあります。
とりあえず北部の「淡賀楯崎(あわがたてざき)」&「鹿公園」へ向けて進んでみることにしました。その先に広がる採石場もちらっと見学しつつ、その先の「青井の浜」まで向かうことに。つづく。
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