別府駅の西側にそびえ立つ、ユニークな構造のタワー。空中に突き出した開放的な展望フロアからは、別府の街並みをぐるりと展望することができます。
目を引く高層建築
「B-Con Plaza(ビーコンプラザ)」は、市民ホールやコンベンションホールを備えた施設。定期演奏会や講座などが開催される場所です。観光で訪れた人にはあまり縁がない場所ですが、敷地内には非常に目を引く建築が建てられています。
それがこちらのグローバルタワー。2本のポールで構成されており、それを支えるようにゆるいカーブを描くプレートが添えられています。
その高さは125m。見る角度によって姿が変わり、西側のプレート側から見るとベージュの平面的な姿。
こちら側から見上げると、タワーというより壁のような存在感です。
タワーも含めた全体の設計は大分県出身の世界的建築家、磯崎新氏。茨城県の「つくばセンタービル」や「群馬県立ぐんま天文台」など、全国各地に作品を残す建築家です。もともとはシンボルとして設計されましたが、せっかくだからと展望台付きになったそう。
エレベーターで展望フロアへ
このグローバルタワーは展望施設となっており、一般人でも気軽に上ることができます。右奥のカプセル状の受付にてチケットを購入。料金はおとな300円ととってもリーズナブルです。
エレベーター内には、高度と速度を示すデジタルパネルもあります。2本のポールのうち片方がこのエレベーターですが、もう片方はなんと螺旋階段。全部で560段であり、消防隊員の訓練に使われたこともあるそう。
3階の高さ96mの展望フロアは、一面ガラス張りの壁。目の前には湯けむりが立つ別府のまちが広がり、開放感抜群です。
スリル満点の展望台
さぁ、ここからがグローバルタワーの本領発揮!3階から4階へ続く階段は、空中にせり出したスリル満点な構造。まるで空へ飛び立って行きそうです。
地上100mの4階展望フロア。お気づきでしょうか?ここには屋根がありません!
今、この突き出したスペースにいます!外に突き出した設計は、下から見た方がスリルを感じます。
タワーから見える景色
東側は、手前に自然豊かな「別府公園」、その奥はマンションや温泉旅館が立ち並ぶ「別府駅」周辺。さらに奥は「別府タワー」が高くそびえ立ち、海の向こうには大分市の工場地帯まで広く見渡せます。
北側は桜に包まれた「仏舎利塔」。すこし目線をずらすと、大きなさんふらわあが停泊する「別府国際観光港」も見えます。
南側は山の中腹に広がる遊園地「ラクテンチ」。こちらも随所に湯けむりが上がっており、別府は本当にあちこちから温泉が湧いていることを実感します。
ここからの夜景も美しく、「日本夜景遺産」にも認定されているそう。21:00までと遅くまで営業していますので、他の観光スポットをめぐった一番最後に訪れるのも良さそうです。
アクセスと営業情報
JR別府駅の西口から徒歩20分ほど。バスに乗れば5分ほどで最寄りバス停「 ビーコンプラザ前バス停」にアクセスできます。
車の場合は別府ICから約10分ほど。地下駐車場は1時間まで無料で利用できますが、少々入口がわかりにくく、私は敷地を一周してしまいました。タワーの北側が入口ですが、事前に確認してから向かうのがおすすめです。
開館時間 | 9:00~21:00 ※12~2月は19:00まで |
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休館日 | 年末年始 |
料金 | 300円 |
公式サイト | https://www.b-conplaza.jp/visiter/globaltower/ |
※掲載の情報は2024年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
コメント
ここ、別府の街ブラしてた時に何だろうこの前衛的なオブジェは?と気になってた巨大建造物なんですが、その時ちょうど重要な電話が掛かってきたんで、そのままスルーしてしまっていたんですが… これ見てスッキリしました!
コメントありがとうございます!!
このタワーはインパクトありますよねー!スッキリのお役に立てたなら良かったです☺️✨
[…] […]