住宅街にある、動物とたっぷりふれあうことができる動物園。キンカジューやオニオオハシなどレアな動物に出会うことができます。完全予約制という点と、車がないとアクセスが少々難しいところはご注意を!
完全予約制の動物園
川越にあるアニマルふれあいスポット、バンブーパーム。川越ときいてイメージする「時の鐘」や「蔵の街」からは遠く、約5kmほど離れています。最寄り駅は西武新宿線の「南大塚」駅や、JR川越駅の「西川越」駅・「的場」駅ですが、いずれも徒歩30分ほどかかります。車がないとなかなかアクセス難易度は高め。
住宅街の中にあり、看板などはまったく見当たりません。Google Mapを頼りに進むと、開けたスペースにたどり着きました。カラフルな平屋の建物が日本らしからぬ雰囲気。
入口のトンネルもまたどこか別の国のよう。スカルが置かれている様子は、中南米のように感じます。
くぐり抜けた先はふれあい動物園らしい雰囲気のスペース。いきなりケヅメリクガメやレッドテールホークの姿が。
なお、ここは完全予約制。予約は公式ホームページから、無料の会員登録が必要です。電話で当日予約も可能なようですが、空きがない場合も多いので予約がおすすめ。
ご案内と料金体系
まずはスタッフさんからご案内。園内での注意点などを説明してもらえます。荷物をしまえる無料のロッカーも。
気になる料金体系ですが、基本料金は60分1,300円。これでフクロウ、フェレット、ケヅメリクガメ、ヒツジなどはふれあうことができます。
一部のレア動物は、別途オプション料金が必要となっています。そのときによってふれあえる動物は変わりますが、今回は「キンカジューふれあい:770円(約5分)」と「オニオオハシ:770円(約5分)」を追加してみました。
このオプション料金、個人ではなくグループ単位。制限時間内なら複数人で参加してもOKというものなので、人数が多い方がお得感あります。
オプション①:オニオオハシ
まずはオプションの体験、オニオオハシから。こちらは屋外ではなく、屋内のお部屋へと案内してもらえます。
普通の一軒家の和室のようなスペース。押入れ部分がオニオオハシのケージになっています。
まるでプラスチックのようなオレンジのクチバシがインパクト抜群なオニオオハシ。エサを手のひらに置いてみると、飛翔して腕に止まり、そのエサをついばみます。
クチバシが痛いかと思ったのですが、特につつかれているような感覚はありません。ただし羽ばたきがバサバサと力強く、けっこうびっくりします。
ちなみにメガネをかけていると、狙われる可能性があるそう。メガネの友だちを連れて行きたくなりました!
オプション②:キンカジュー
続けてキンカジューのお部屋へ。同じ建物の2階へと進みます。
園内では複数のキンカジューを飼育していますが、今回のふれあいはこちら。まだ子供らしく毛布にくるまった状態でふれあいます。
獣臭も少なく、毛もあまり落ちない、夜行性ですが夜も静かと、人間との暮らしに合った生態を持っています。
このお部屋には、他にもアルプスマーモットがいます。国内で飼育しているのはこことシャボテン公園(静岡県)だけ、そしてさわれるのはここだけとのこと!訪問時は眠い時間帯だったのか、ずっとでろーんとしていました。
フリーの動物たち
さてさて、オプション以外にも多数の動物とふれあうことができます。フクロウ、ミミズクもさわり放題!高級羽毛のようななめらかな肌触りがたまりません。
レアな鳥、ガマグチヨタカもいます。樹木に擬態して獲物を待つタイプの鳥なので、ハシビロコウのようにほとんど動きません。
ムツオビアルマジロなんかもいます。柵の中をひたすら走り回っており元気いっぱい!
ケヅメリクガメもおさわり自由!こちらも元気いっぱいです!
他にもミーアキャット、フェレット、ヒツジ、ミニブタなど様々な動物たちが。いろいろなタイプの動物がいるので、まったく飽きません!
ちいさなDIY感あふれる動物園でしたが、ヒミツのスポットといった雰囲気がわくわくする仕上がり。スタッフさんは皆さんにこやかでとっても親切!動物たちも愛されているのがたっぷりと伝わってきました。
どんな動物に会えるかは変動することがあるので、訪問する際は公式HPで事前確認がおすすめ。訪問時は休止中でしたが、アザラシやフェネックとふれあうこともできるそうです!
最後の一枚は、キンカジューのお部屋にいたジュウシマツ。このジュウシマツ、唐突にラップを披露することがあります!!気になる方はぜひ現地で!
アクセスと営業情報
前述の通り車が無いとアクセス難易度は高め。車があっても、なかなか細い道を進むのでご注意を。
※南大塚駅と西川越駅より無料送迎を行っていましたが、2025年4月時点では休止となっていました。
開館時間 | 平日:13:00~18:00 土日:11:00〜18:00 |
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休館日 | 水曜、木曜 |
料金 | 1,300円 |
公式サイト | https://www.saitamaasobi.com/ |
※掲載の情報は2025年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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