安藤忠雄によるコンクリート建築内部に広がるユニークな植物園。ジュラシックツリーやサボテンをはじめとした個性的なラインナップとおしゃれな演出で、非常に見ごたえがあります。屋内型施設なので、雨が降っても大丈夫!
映える屋内型植物園
淡路夢舞台は、淡路島北部にある複合施設。リゾートホテル、国際会議場、野外劇場などが入っており、様々な用途で利用される場所です。
今回私が訪問した目的はあわじグリーン館という植物園。かつては「奇跡の地球の植物館」という名前でしたが、2021年9月18日にあわじグリーン館としてリニューアルオープンしました。
延床面積6,700㎡という広大な敷地内には、世界中の様々な植物が集まります。全体的におしゃれな雰囲気で、写真映えする演出もたくさん。植物にあまり興味が無い方でも楽しめる植物園です。
個性的な植物たち
館内には個性的な植物がたくさん。中でもインパクトが強いのがこちらのジュラシックツリー。オーストラリアで発見された世界最古の被子植物のひとつで、2億年もの昔からほとんど変わらず地球上で暮らしています。「もしかしたら恐竜が食べていたかも・・・」そう考えるとロマンがありますね!
天井にまで達するほど巨大なヒカゲヘゴ。南国感あふれるビジュアルの通り、熱帯の山間部に自生しています。国内では、沖縄や奄美大島で見ることができるので、見かけたことがある方も多いのでは。
金の屏風が立てられ、品格を漂わせている花。こちらは、「マサコ・コウタイシ・ヒデンカ」という品種の洋ラン。雅子皇太子妃殿下が御成婚の際、それを記念してシンガポールより送られた特別な品種なのです。
みどりの彫刻
「みどりのちょうこく」と題されたエリアには、サボテンをはじめとした多肉植物がたっぷり。その個性的な姿は、なんだかウルトラ怪獣みたいでとっても刺激的です。
こちらのワイアール星人みたいな木はアロエ・ディコトマという、南アフリカで見ることができるアロエの種類。アロエときくと草のイメージが強い人のですが、こんな立派な樹になる種類もあるのですね。
このグリーンモンスはユーフォルビア・ラクテア・クリスタタという長い名前の植物。ツヤツヤで肉厚の姿は、まるでプラスチックなどの樹脂で作ったような見た目です。
トゲトゲが激しいのはヒメオニソテツ。普段見かけるソテツとは、葉っぱの形状が大きく異なります。まるで課金装備を身に着けたみたい。ウルトラ怪獣に例えるなら・・・ムカデンダーとかでしょうか?
無機質な安藤建築
あわじグリーン館に来たら、夢舞台の建築もぜひ見て行きましょう!立体的に組み上げられた建築は、まるでダンジョン。特に料金もかからないので、探検感覚で歩いてみるのもおすすめです。
このコンクリート打ちっぱなしでアーティスティックな建築は、もちろん安藤忠雄によるもの。日本各地に作品を多く作り上げている建築家ですが、この淡路夢舞台は、彼の代表作といわれています。
あわじグリーン館からは少し歩きますが、百段苑も見逃せないポイント。斜面にそって百個の花壇が並べれれた姿は圧巻!9月の終わりだったためもう花は終わり気味ですが、春から初秋にかけては華やかな景色を見ることができるそうです。
アクセスと営業情報
神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICから約5分。駐車場はグランドニッコー淡路地下駐車場を利用、料金は普通車1回600円です。レストランで食事をすると優待サービスがあるので、利用予定の方は駐車券を持っていくのをお忘れなく!
すぐ隣には国営明石海峡公園があるので、セットでの訪問もおすすめ。
開館時間 | 10:00~18:00 |
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休館日 | 7月、11月の第2木曜日 |
料金 | 750円 |
公式サイト | https://awaji-botanicalgarden.com/ |
※掲載の情報は2021年11月時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
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