天草大王、天草ちゃんぽん、塩たこ焼き、海の幸も山の幸もたくさんそろう天草グルメ。私が2泊3日の天草旅行で食べた天草ならではの美味しいご当地グルメをまとめました!何を食べようか迷っている方はぜひご覧いただければと思います!
天草名物①『ウニ丼』
様々な海鮮が味わえる天草諸島。中でもおすすめはウニ!!
天草諸島の沿岸部は栄養を含んだ海藻が多く、それを食べるウニは美味しく育ちます。種類も豊富で、春はムラサキウニ、夏はアカウニ、秋〜冬はガンガゼと一年を通して新鮮な生ウニを楽しむことができます。
ウニ料理を出すお店は数多くありますが、今回立ち寄ったのは上天草市にあるいけす料理ふくずみ。
11:00〜15:00, 17:00〜21:00
■定休日
水曜
リゾラテラスや海中水族館シードーナツからもすぐ近くで、観光と合わせやすいところにあります。駐車場も広めなのが嬉しい。土曜日の12:00というピークタイムだったためとても混雑していましたが、幸い1人だったのでカウンターにするっと入れました。
こちらがふくずみのうに丼(1,600円)。ご飯の上にたっぷり敷き詰められたウニがゴージャスな一品。
ご飯は酢飯ではない白飯です。「海鮮丼は酢飯じゃないと・・・」と思っていたのですが、まるでタレのような九州特有の甘口醤油がかかっており、新感覚の美味しさ!
ウズラの玉子も甘口醤油と相性バツグン!この醤油は特製品のようで、レジ前でも販売してます。付いてくる貝汁もとっても美味しい!アサリがぷりっぷりなんです。
さらにウニ多め・貝汁大・茶碗蒸し付の特製ウニ丼(2,400円)や、ウニ丼に刺身や天ぷらの付いた御膳メニュー、うなぎ丼などのメニューも豊富です。
天草名物②『天草大王』
「天草大王」というのは天草を中心に、熊本県内のみで飼育されている地鶏のこと。日本最大級の大きな地鶏で、オスは最大で背丈90cm・体重7kgにもなるそう。普通のニワトリの背丈は40cm程度なので、倍以上というかなりの大きさです。
天草大王は昭和初期に一度絶滅してしまいますが、2000年に熊本県農業研究センターがわずかな文献と一枚の油絵を元に再現に成功。2004年には正式に地鶏として認定されました。そんな経緯から「幻の地鶏」と呼ばれることもあります。
天草諸島には、様々なメニューで天草大王を楽しめる店がたくさんあります。非常に迷ったのですが、今回は天草一の市街地・本渡(ほんど)にあるビーフレストランヤヒロへ。本渡バスセンターから徒歩10分ほどのところにあります。
<平日>
11:30~15:00(L.O.14:30)
17:30~22:00(L.O.21:00))
<土日祝>
11:30~22:00(L.O.21:00)
■定休日
毎週火曜日+不定休
注文したのはこちらの天草大王ステーキセット(1,800円)。胸肉ともも肉、2つのステーキで味の違いを楽しめる贅沢なメニュー。天草大王特有の絶妙な歯ごたえがたまらない美味しさ!
さらにこちらのメニューはサラダバー付き。天草オリーブ園産のドレッシングや天草産の海苔の佃煮など、ちょっとしたご当地感も楽しめるラインナップなので、旅行者も大満足です。
天草名物③『天草ちゃんぽん』
ちゃんぽんといえばリンガーハットに代表される長崎ちゃんぽんが全国的に有名ですが、ここ天草にも天草ちゃんぽんと呼ばれるメニューがあります。
天草ちゃんぽんについて調べてみたのですが、これといった特徴が見つけられず。しかし、天草諸島でちゃんぽんを取り扱う店は、合計で100店舗を超えるそう。島民のソウルフードと呼べるメニューであることは間違いなさそうです。
数あるちゃんぽん店の中で、今回私が利用したのは天草下島の苓北(れいほく)にあるいさりびというお店。イルカウォッチングから大江教会・崎津集落へ向かう途中にたまたま見つけました。
11:30〜14:30 / 17:30〜0:00
■定休日
不定休
ここではちょっと変化球な天草ちゃんぽんがあります。その名もれいほくレタスちゃんぽん(630円)。
どんぶりからあふれんばかりの山盛りのレタス!!苓北(れいほく)町の名産であるレタスをふんだんに使用したシャキシャキ感あふれるちゃんぽん。こってりしたスープとさっぱりレタスの組み合わせが絶妙で、ぺろりと食べられてしまいます。
レタス以外にもニンジン、タマネギ、もやしなどの野菜が入っており、1日に必要な野菜350gがとれるというヘルシーなメニューです。アサリ、エビ、豚肉などの具材も入るとっても具沢山なちゃんぽん。
個人的に一番驚いたのが、キャベツが入っていること。別にちゃんぽんにキャベツが入ることは珍しくもないのですが、特筆すべきはレタスとキャベツが共存していること。似て非なるこの2つの野菜はなかなか料理の中で一緒に登場することはありません。このレベルで共存しているメニュー、私は初めて出会いました。
天草名物④『天草黒牛』
天草は黒毛和牛の子牛の産地。ここで育った子牛は各地へ送られて松阪牛や近江牛へと成長していきます。その際、各地へ送られずにそのまま天草で育てられた牛が「天草黒牛」。島ならではの温暖な気候の中で、天草産の牧草や稲を食べのびのびと大切に育てられた和牛で、その名の通り天草生まれ・天草育ちの黒牛なのです。
天草黒牛のメニューを扱っている飲食店・宿は天草諸島に全部で5軒。
今回は、牛深ハイヤ大橋を見たついでに道の駅うしぶか海彩館のレストランに立ち寄りました。
11:00〜21:00(L.O.20:00)
■定休日
第3火曜日
こちらの黒牛メニューは天草黒牛のステーション丼(1,310円※税抜)。
天草黒牛がたっぷり乗った牛丼。薄切りにし、塩コショウで焼いた牛肉が惜しげもなくつかわれたボリューミーな品。かなりの量のお肉が乗っており、断面で見るとこんなにも山盛りです!
脂ののった牛肉は、口に入れるととろけるような食感!!これぞまさに「おいしくて良質な牛肉」といったイメージ通りの味で、至福の時間を過ごせます。
ところで、ステーション丼の「ステーション」ってどういう意味なのでしょうか。店員さんに聞いてみようと思っていたのですが、私が店員さんの同級生に似ている、みたいな話をしているうちに聞くのをすっかり忘れていました。もしご存じの方がいましたら教えてほしいです。
天草名物⑤『塩タコ焼き』
天草上島の北西沿岸部である有明は、タコの産地。国道324号の一部区間はタコ料理を楽しめるお店が並び「天草ありあけタコ街道」と呼ばれています。ロードサイドには大きなタコのモニュメント「ありあけタコ入道」も建ってます。
タコ街道にある道の駅有明リップルランド。ここにあるTACO屋では、直径7cmの巨大タコ焼き「ビックリ焼き」が。タコだけでなく8種類の具材が入っており、味も「ソース・塩・天つゆ」の3種類から選べます。
タコ街道に来たからには絶対食べたい!そう思っていたのですが、営業時間が11:00〜15:00と短め。朝に訪れたため、まだ準備中でした。
諦めて大矢野島へ渡ると、国道266号線沿いにあるたこやき王(ワン)ちゃんが目に入りました!9:00過ぎという朝早めの時間でしたが、営業してました。
9:00〜19:00
ここの名物は塩味たこやき(350円)。ソースやダシではなく塩コショウで味付けされたタコ焼き。ありそうでなかったこの味、めっちゃ美味しいです!ふわふわのたこ焼きとシンプルな味付けがクセになります。
先程のビックリ焼きほどインパクトはありませんが、新感覚の味と出会えて大満足!塩味だけだと少し不安な方は、塩味とソース味が両方楽しめるハーフたこやきなんかもあります。
天草名物⑥『天草梅肉ポーク』
鶏肉(天草大王)、牛肉(天草黒牛)ときたら、もちろん豚肉もあります。梅肉エキスを飼料に育てたその名も天草梅肉ポーク。公式サイトには、高品質な豚肉として完成するまでの苦難の記録が「天草梅肉ポークストーリー」として掲載されています。
私が梅肉ポークに出会ったのは、道の駅上天草さんぱーるのレストラン。天草四郎ミュージアムに訪問したあと、天草旅行の一番最後に立ち寄りました。
9:00〜18:00
■定休日
不定休
ここでは、天草梅肉ポークのソースカツ丼(1,200円)を食べることができます。網がけのマヨネーズが食欲をそそり、見た目にもおいしいメニュー。
ご飯の上には分厚いとんかつがたっぷり。肉質が柔らかいのでこの厚さでも簡単に食べられます。臭みも無く、ほんのり甘さを感じる上質な豚肉で意外とさっぱりと食べられるのです。旅の最後に美味しいものに出会えて幸せです!
今回ご紹介したのはほんの一部。タコ一匹をまるごと調理したインパクト抜群なタコステーキや、養殖発祥の地と言われているクルマエビなど、他にもたくさんの天草グルメがあります。3泊4日ではぜんぜん足りませんでした!
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