神楽坂の商店街のすぐ傍に鎮座する赤城神社。隈研吾によるモダンな建築やカフェが人気の神社です。ヒット祈願が行われる螢雪天神や、悩みをきいてくれる八耳神社などの境内社もあります。
神楽坂の人気神社
飯田橋から神楽坂を上り、右手に進むと見えてくる赤い鳥居。こちらは赤城神社の入口。その歴史は深く、1300年に、群馬県の赤城神社から勧請されたと伝えられています。
都会の真ん中にある神社ですが、境内は広々としています。なかなか開放的な神社です。
御祭神は、火防の神として知られる磐筒雄命(いわつつおのみこと)と赤城姫命(あかぎひめのみこと)。
ガラス張りのモダンな社殿
拝殿をよく見ると、なんどガラス張りで仕上げられています。モダンなデザインがなんだか妙におしゃれな雰囲気。
この社殿を手掛けたのは、「新国立競技場」や「根津美術館」でも知られる建築家の隈研吾。よく見ると木組みが多用されており、日本古来の建築の中に隈研吾建築の特徴も感じ取ることができます。
社殿と合わせて見逃せないのが狛犬。まるっこく、まるでキャラクターのようなとってもかわいらしいデザインなのです。社務所ではこの狛犬の置物も扱っていました。
(「加賀白山犬」と呼ばれるタイプらしいですが、詳細は不明です)
ヒット祈願の螢雪天神
拝殿のすぐそばに建つのは螢雪天神。
「天神」の名が示す通り菅原道真を祀る神社で、もともとは朝日天満宮と呼ばれておりました。明治時代にこの地に遷座するも、戦災で焼失。旺文社の寄進で螢雪天神として復興したそうです。「螢雪」は中国の故事であり、苦労して勉学に励むことを意味します。学問の神様として信仰される道真ならではの名称です。
「学問・芸能の神様」であることから、絵馬掛けには多数の合格祈願が寄せられています。
この絵馬掛けの上部を見ると、ヒット祈願の木札がずらりと並んでいます。映画『水は海に向かって流れる』や、テレビ番組『サンド伊達のコロッケあがってます』など、映画・テレビ番組・楽曲・アニメ・舞台など様々な芸能のヒット祈願が行われているようです。
3つの神社が合祀された境内社
拝殿から階段で降りて境内の奥へ進むと、赤い鳥居が並んでいる神社が目に入ってきます。こちらは3つの神社が合祀された境内社。
向かって右は八耳神社。祀られる八耳様は、あらゆることを聞き分ける天の耳を持つ聖徳太子のこと。悩みがある方は「八耳様」と3回唱えてからお参りすると自ずと良い考えが浮かぶそうです。耳の神様としても信仰されており、耳の病を治してくれるともいわれています。
中央が赤城出世稲荷神社。赤城神社が建つ以前からの地主神であり、出世・開運のご利益があるそう。現在は神楽坂商店街やサラリーマンに信仰されているとのことです。
向かって左が葵神社。江戸幕府初代将軍・徳川家康を祀る神社です。もとは宝蔵院というお寺にありましたが、明治時代の神仏分離令により、赤城神社へ遷座されました。神楽坂の東照宮てして学問と産業の祈願成就が行われるそうです。
おしゃれなカフェも併設
拝殿向かって右にそびえるマンション。その一角はあかぎカフェとなっております。こちらも拝殿同様にガラス張りのモダンなデザイン。
メニューはコーヒーやハーブティーに加えて、日替わりパスタランチやジェラートも扱っています。参拝の休憩というよりは、このカフェ目的で訪れている人も多い印象です。
人気のあるお店なので、土日祝日などは満席になっていることも。ご利用予定の方は、早めの訪問が良さそうです。
アクセスと営業情報
・東京メトロ東西線の「神楽坂駅」出口1 神楽坂口から徒歩1分
・都営地下鉄大江戸線の「牛込神楽坂駅」出口A3から徒歩8分
開門時間 | 24時間 ※社務所は9:00~17:00 |
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料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.akagi-jinja.jp/ |
※掲載の情報は2024年3月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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