テーマパークのアトラクションのような動きを見せる展望塔。抜群のロケーションにそびえるタワーは眺望抜群です。目の前には瀬戸大橋や瀬戸内海の島々が次々と通り抜けていきます。
海辺にそびえる展望タワー
瀬戸大橋タワーは瀬戸大橋記念公園の中にあります。瀬戸大橋記念館や広い芝生広場があり、開放的な気持ちになれる公園です。
家族連れでにぎわう園内を進んで行くと、瀬戸大橋タワーの姿が見えてきました。
最頂部は132mにも及ぶ大きな展望タワー。かつて瀬戸大橋の開通を記念して開催された『瀬戸大橋博覧会』の際にアミューズメント施設として建設されたものだそう。会期終了後も存続が決定し、現在まで営業を続けています。
周辺には高いビルなども無いため、瀬戸大橋記念公園のシンボル的な存在となっています。
シンプルな展望室
タワーの麓にある受付にてチケットを購入。
通常、展望タワーの展望室というのは、観光情報があったり、小さな神社があったり、恋人の聖地があったりと様々な展示があります。
こちらが瀬戸大橋タワーの展望室。
椅子だけがただ円形に並んでおり、何もありません。
これだけ見ると、ふつうの展望台ですが、瀬戸大橋タワーには他のタワーにはない仕掛けがあるのです!
まさかの可動式
こちらの展望台、なんと回転します!そして、回転しながら少しずつ上に上がっていきます!この動きは、まるで遊園地のアトラクション。
コトバで説明しても解りづらいと思いますので、降りてから撮った写真を。
動きは非常にゆっくりなので絶叫要素はゼロです。ただし、上昇開始するとガタガタとなるので別の意味でちょっとした怖さがあるかもしれません。
360°に広がる展望
視界を遮るものが何もないため、タワー最上部からの景色は爽快そのもの!波穏やかな瀬戸内海が視界いっぱいに広がり、晴れやかな気持ちに包まれます。
地上108mから見る瀬戸大橋。青い海と青い空に挟まれており、まるで境界を示すかのようです。
岬のように伸びているのは沙弥島(しゃみじま)。かつては離島でしたが、現在は埋め立てられて陸続きになっています。
瀬戸大橋記念公園も一望できます。上から見ると、様々なモニュメントが置かれていることに気づきます。タワーを降りたらでめぐってみようかな。
頂上部でしばらく回転した展望室は、徐々に下降をはじめます。所要時間は約10分ほどでした。
他にもある可動式タワー
このような回転昇降式の展望タワーは、かつては日本各地に存在していました。その中で2023年2月現在、稼働中なものは以下の5つ。
・弥彦パノラマタワー(新潟県)
・瀬戸大橋タワー(香川県)
・富士見天望塔(埼玉県/西武園ゆうえんち)
・シーパラダイスタワー(神奈川県/横浜・八景島シーパラダイス)
・オブザベーション・タワー(愛知県/レゴランド・ジャパン)
弥彦パノラマタワーと瀬戸大橋タワー以外の3つはテーマパーク内にあります。やっぱりこの動きのあるタワーはアトラクションとしての要素が強いですね。なお、この中では瀬戸大橋タワーは最も高い塔高を誇ります。そのため、回転昇降式タワー日本一と呼んでも差し支えなさそうです!
※一部では「回転昇降式では世界一の高さ」という表記も見かけましたが、国外の展望タワーを網羅したデータは見つけられず・・・。もしかして回転昇降式の展望タワー自体が海外にはなかったりするのでしょうか?
アクセスと営業情報
最寄り駅は坂出駅ですが、なかなか距離があるのでバス・乗合タクシーを利用して向かうのが一般的。本数はそれほど多くないので、往復いずれも時刻表を確認して計画を建てるのがおすすめです。
開館時間 | 9:00~17:00 |
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休館日 | 月曜、翌祝 |
料金 | 800円 |
公式サイト | https://www.setoohashitower.com/ |
※掲載の情報は2023年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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