野生のアザラシが棲息しているという礼文島。しかし、相手は野生動物なので見れるかどうかは運次第。今回はレンタルバイクでの島内めぐりと合わせて、2ヶ所のスポットをめぐってアザラシ探しに挑戦します!果たしてアザラシに出会えるでしょうか・・・?
礼文といえばアザラシ
礼文島にはアザラシがいます!
高山植物やトレッキング、ホッケのちゃんちゃん焼きなど様々な魅力がある礼文島ですが、この島に来たらぜひ挑戦したいのがアザラシウォッチング。島の沿岸部には野生のアザラシが棲息しており、一年を通して観察することができるのです。
アザラシが見ることができるのは島の北部。今回は香深(かふか)港でレンタルバイクを借り、スコトン岬や澄海岬などの観光スポットめぐりと合わせて訪問しました。
といっても相手は野生動物のため、必ずいるとは限りません。こういうのは見れたらラッキーくらいの気持ちで挑まないと・・・!
スポット① 金田ノ岬
スコトン岬ともう1つの北に付き出した岬、「金田ノ岬」。食堂が営業しており、バスツアーなども訪れる観光名所であるこの岬の周辺にアザラシが生息しているそう。
本日は曇り空に小雨がちらつく天気。こんな日でも見れるのでしょうか・・・?
あれ?
いた!!!!
なんか海の上に浮かんでるように見えます。デジカメのズームで覗くとちらちらこちらを見ているような……50m以上離れた私に気づいているのか!!
よく見ると、岩場などにたくさんいます。ごろごろと転がったりしているアザラシは愛嬌抜群。もうずっと見ていられます。
近くの海に浮かんでいるものもアザラシヘッド。ぷかぷかと波間をただよいます。
こんな普通にアザラシ見れるんですね!!!嬉しくなって近くにいた人に教えてあげてしまいました。
スポット② アザラシの見える場所
Google Mapでたまたま見つけたのが「アザラシの見える場所(ウヱンナイホ)」というポイント。こちらは先程の金田ノ岬とは異なり、観光名所ではありません。名もなき海岸なので、案内など目印になるものは何一つありません。
バイクで走っていても全くわからなかったので、立ち止まってGoogleマップを確認。
このあたりかな、というところでバイクを停めて海辺を覗いてみます。すごくキレイなビーチです。でも、アザラシの姿は見えません。
あれ?
いた!!!!
先ほどの金田ノ岬よりもたくさんのアザラシがきれいに整列しています。
ここは湾になっており波も穏やか。夏場だったら海を歩いてかなり接近することもできそうな予感。アザラシって人が来たら逃げるのでしょうかね?そもそも近寄るとキケンだったりするのでしょうか。
見れるのはゴマフアザラシ
ここで見ることができるのは「ゴマフアザラシ」という、水族館でもお馴染みの種類。まんまるとした姿がとってもかわいらしいです。
ゴマフアザラシは本来、流氷と共に移動する生き物。冬の間は北海道に訪れますが、春になると別の海へと北上してしまいます。しかし、近年は礼文島周辺に棲みついており一年を通して見ることができるそう。
観光客にとってはいつ来てもアザラシチャンスがあって嬉しいのですが、漁業へのダメージは深刻。駆逐計画も行われているそうです。
スマホでは厳しい?
アザラシたちは陸地からは少し離れたところで群れています。そのため、スマホだと少々厳しい距離感。
スマホのズームをマックスにしてもこれが限界です。一応アザラシということはわかりますが、ちょっとわかりづらい。
アザラシをばっちり撮影したい方は、ズームの強いデジカメのご用意をお忘れなく!望遠鏡などを持参してそれを通してスマホ撮影、という荒業もありますが、これけっこう難しいですよ・・・!
さてさて、思ったよりも簡単に見ることができましたが、時間帯や天候ではまったく見れないこともあるそう。絶対に見たい方は、事前にいろいろ調べてタイミングを計るか、地元の方に聞き込みしてみるなどの調査が必要かと思います。
なお、北海道では礼文島以外の他の地域でも稚内市の抜海をはじめアザラシを見ることができる場所は多数あります。襟裳岬でもゼニガタアザラシが一年を通して見ることができますよ~。
コメント