お台場の新名所!キラキラアクアリウム『UWS AQUARIUM GA☆KYO』(港区台場)

東京都(23区)

日本の伝統要素を大胆に取り入れたアク”和”リウム。色鮮やかにライトアップされた水槽や盆栽を取り込んだテラリウム、鏡の中に水中世界が広がって行く万華鏡水槽など、どこを切り取っても写真映えする空間が広がります。

訪問日:2022/7/13(水)

お台場の新名所

UWS AQUARIUM GA☆KYOは2022年7月13日にオープンしたアクアリウム。日本らしいアクアリウムを世界に発信するため、インバウンド旅行者が多く訪れるお台場にオープンしました。多くの人でにぎわう商業施設アクアシティお台場の3階に入っています。

このアクアリウムを手掛けているのは株式会社UWS ENTERTAINMENT。奈良県にある「NARA KINGYO MUSEUM」や、横浜の「アクアリウム宇宙旅行」をプロデュースしている会社です。また、「京都水族館」や「すみだ水族館」、横浜の「フォーチュンアクアリウム」や神戸の「Atoa」でも展示に関わっているそう。きっと知らず知らずにそのシゴトに触れている方も多いのではないでしょうか。

気になる「GA☆KYO」という名前ですが、このアクアリウムをデザインしたクリエイターさんの名前。実は株式会社UWS ENTERTAINMENTの代表取締役でもあるそうです。公式HPによると、GA☆KYOさんの座右の銘は「好きこそ物の上手なれ」。自らデザインし経営も行ってしまうところからも、アクアリウムにかけるパッションが伝わってきます・・・!

5つのエリアに分かれた館内

館内の水槽は88基。100種類・約1,000匹もの生き物が飼育・展示されています。展示エリアは5つにわかれていますので、それぞれ簡単にご紹介させていただきますね!

①「侘寂」~WABISABI~

来館者を最初に出迎えるのは、こちらのアクアリウム。盆栽をあしらった水槽に日本の流木と宝石が彩りを添える風流な展示。

泳いでいるのはヒレの長いコイたち。かなり人慣れしており、カメラをかまえたら、こんなにも集まってくれました!

②「花魁」~OIRAN~

続く花魁エリアは、和柄があしらわれた水槽に和傘のインテリアが並ぶ雅を感じさせるエリア。照明も明るく華やかで、特に記念撮影にぴったりなポイントです。

壁には日本原産の金魚がセレクト展示されています。よく見ると解説も添えられているので、ちょっとした学び要素もあります。

③「万華鏡」~MANGEKYO~

一転して薄暗い中にネオン照明が輝くクラブのようなお部屋へ。アート集団「MIRRORBOWLER(ミラーボーラー)」による煌びやかなミラーボール、そして壁に描かれた苦虫ツヨシさんのイラストがモダンな雰囲気。

水槽は文字通り万華鏡になっており、カメラを構えると無限の世界が広がります。こんなのテキトーにとってもキレイな写真になるやん!とささっと撮ったものを後で見返したら、サカナがぶれぶれでとても見せられる写真ではなかったので、いつものセリフ「覗くとどうなるかは現地に行ってのお楽しみです!」を置かせてください。

④「遊楽」~YURAKU~

名前が示す通りちょっとした遊びコンテンツが置かれた部屋。ここのメインコンテンツはデジタル金魚すくい。すいすい泳いでいく金魚を両手ですくいあげるという遊びなのですが、これがなかなか難しい!

上手くすくうことができると、金魚がおみくじに変身!凶~大吉までの運勢を教えてくれます。その運勢に対応したガチャガチャも置かれており、さらなる運試しも楽しめます。たまーに金魚ではなく鯉が泳いで来るという遊び心も。さらに、大吉のさらに上の超大吉が出ることも・・・!?

この部屋は季節によって展示内容が切り替わる予定もあるとのことで、企画展示室のような位置づけのようです。

⑤「龍宮」~RYUGU~

館内ラストを飾るエリアは、もしお台場の海に龍宮城があったら、というコンセプト。サンゴをイメージしたという色付けされた流木や、クラゲに見立てたカラフルな提灯が彩ります。

生き物にクローズアップ

華やかにデザインされたアクアリウムは全体を眺めているだけでも充分楽しめますが、飼育されている生き物をよく見ると、なかなかレアなサカナの姿も。

龍宮エリアで悠々と泳ぐのは大きなアロワナ。龍に見立てて展示されており、なかなかの貫禄。お値段はなんと100万円!!金額を知ると、その貫禄が何倍にも増した気がします。

こちらの大きな金魚、写真ではサイズ感が伝わりにくいのですが、ラーメン丼くらいあります。玉サバという種類の金魚で、乙姫に見立てられています。お値段は100万円には届かないけど、それに近いくらいだそう。ラーメン丼なんて言ってすみませんでした。

こういったアクアリウム施設だと淡水魚がメインのイメージですが、海水魚も多く展示されています。ハナビラクマノミ、ハリセンボン、ミノカサゴ、タツノオトシゴなど、いずれも華やかで愛嬌のある人気なサカナばかり。あいにく砂の中だったため写真はありませんが、チンアナゴもいましたよ!

恐るべき金額の水槽

このアクアリウム、実は展示水槽が購入可能。販売と聞くと、かつて展示生物の販売も行っていた「東京タワー水族館」を思い出しますが、ここでは生物単体ではなくデザインされた水槽毎の販売とのこと。

そのお値段は、小さ目な円筒水槽で100万円程度から最高額は3,800万円にも上るそうです。

こんな話聞いたら、どれが最高額か探したくなりますよね?ね?

こっそり仕入れた情報によると、この龍宮水槽が最高額の3,800万円とのウワサ。高級車を遥かに凌ぐ金額を前にすると、足がすくみます。

この水槽は館内でも一番見応えのあるもの。もし購入者が出たら別の水槽を立ち上げるそうですが、アクアリウムのイメージががらりと変わりそうです。ということは、誰かが買ってくだされば次の作品を見ることができますね・・・!

行ってみた感想と見学所要時間

とにかく色鮮やかな世界が広がっているため写真を撮るのが楽しいアクアリウム。これぞSNS映えといわんばかりのカラフルな写真がたくさん撮影できます!一方で、いわゆる水族館とは少し異なる施設のため学び要素はほとんどありません。金魚に関する解説や、いくつかの水槽には生き物の名前が記載されていたりしましたが、新しい知識を得るというよりは全体の世界観を楽しむタイプの施設だと思います。

和風のアクアリウムときくと、頭に浮かぶのは日本各地で限定開催されていたり、日本橋に美術館(※現在は銀座に移転)を擁していたアートアクアリウム。煌びやかな照明の中を泳ぐ金魚や、ときおり感じるスペーシーな空気感は、かなり通ずるものがあります。

あえて違いを述べるとしたら、無機質な印象のアートアクアリウムに対して、UWS AQUARIUMは流木やテラリウムの要素から自然味を強く感じました。また、金魚・鯉以外の生き物も多く展示しているのもポイントだと思います。

見学所要時間ですが、館内はそれほど広くないためさっと見るだけなら【20分程度】、じっくり生き物を見たりデジタル金魚すくいに夢中になると【40分程度】あれば充分かと思います。

周辺には東京ジョイポリス、マダムタッソー東京、台場怪奇学校をはじめ他にも遊ぶ場所がたっぷりあるので、他のスポットと組み合わせて訪問すると充実した一日になりそうです。平日20:00、土日祝日21:00と遅くまで営業しているので、一日の最後に訪問するのもおすすめ。

アクセスと営業情報

ゆりかもめの台場駅から徒歩1分、りんかい線の東京テレポート駅から徒歩6分。

開館時間 11:00~20:00※土日祝日は21:00まで
料金 1,200円
公式サイト https://uws-gakyo.com/

※掲載の情報は2022年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

 

~おまけ~
館内のラストにはちょっとしたグッズ販売ブースがあります。私が訪問した際のラインナップは、キツネ面や、水字貝・織姫貝・彦星貝などの貝ガラ、花札キーホルダーなど、普通の水族館とは一線を画すかなり個性的なラインナップ。

100万円のアロワナや3,800万円の水槽を見た後だと、どれも物凄く安く見えてしまい、大人買いしそうになるのでご注意ください!

コメント

  1. […] […]

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