普通の動物園とはひと味違う、サルに焦点を当てた動物園。木が生い茂る自然な環境で飼育されているサルたちは、とっても活発!まるで野生の生き物を観察しているかのような気持ちで楽しめます。
アクセスと駐車場
常盤湖の湖畔に作られたときわ公園は、世界を旅する植物園や彫刻の丘、遊園地やレストランが集まるにぎやかで楽しいスポット。今回訪問したときわ動物園も、その園内にあります。
JR新山口駅から路線バス特急便で30分ほど。またはJR常盤駅から徒歩15分ほど。山口宇部空港から歩いても20分ほどなので、空港利用の旅の場合は初日や最終日にふらっと立ち寄るのにぴったり。
車の場合、中国自動道の小郡IC、または山陽自動車道の山口南ICからそれぞれ30分ほど。山口市内からは山口宇部道路が無料開放されており、40分ほどでスムーズにアクセスできます。
駐車場は複数ありますが、中央駐車場が動物園入り口には最寄り。駐車料金は2時間まで200円。以降は1時間毎に100円加算されますが、1日上限があるため500円でストップします。
ナチュラル志向な動物園
アジア、中南米、アフリカ、そして宇部と4つのエリアに分かれて動物が展示されています。広すぎず、狭すぎず他のときわ公園内のスポットと合わせて訪問するのにちょうど良い大きさ。
園内はきれいに整備されており、動物園というより自然豊かな公園のよう。設備などもとってもキレイで、どことなくオシャレな雰囲気が漂います。
展示方法も、厳重なオリではなく、ネットや水路で区切られているものがほとんど。自然なエリアで自由に過ごす動物を見ることができる、とてもナチュラルな行動展示です。
アクティブなサルたち
こちらのときわ動物園、キリンやゾウなど定番の動物はいませんが、その代わりレアな猿がたくさん!
園内を歩いていると、水を飲みに来たシロテナガザルを発見。まるで公園を歩いていたらばったり遭遇したようなナチュラルさ。
このシロテナガザルはかなり大きな声で鳴きます。その声は動物園の外にも響き渡り、彫刻の丘や石炭記念館など園内各所にいても聴こえるほど。
木の枝の上をするすると進むリスザル。リスのようにスタスタと走り回る、小さくてかわいらしい猿です。
尻尾でぶら下がるジェフロイクモザル。もはや芸術とも呼べそうなポーズでぶら下がっています。先ほど、公園内の彫刻作品をたくさん見てきたので、感覚がおかしくなってきました。
あまり見かけないレアモンキー
獣舎で水を飲むハヌマンラングールは、とっても長い尻尾が特徴的!インド神話の神の名を関しており、聖なる動物とされています。実はこのサルは飼育が難しいため非常にレア!国内ではときわ動物園でしか見ることができません。
黄昏ているボンネットモンキー。ボンネットとは婦人帽のことで、頭の毛がそれを思わせる形をしているため名付けられています。
毛づくろいしているパタスモンキー。前脚が長く、猿というよりはイヌやネコのようなプロポーション。四足歩行が得意で、その走行速度は霊長類最速といわれています。
サル以外の動物も
もちろん猿以外のアニマル達も飼育されています。こちらは、何が起きても微動だにしないカピバラ。完全に寝ています。ちなみに名前は「エノキ」と「イチョウ」。動かざること大樹の如し。
同じく全く動かないフタユビナマケモノ。地球上で最も遅い動物という謎の称号を持つ動物です。動きもゆっくりですが、消化スピードもゆっくりで、週に一度しかフンをしないらしい。
悟ったかのような表情で鎮座するミーアキャット。群れの見張り役なのですが、にっこりとした表情も相まって、なんだかお利口さんに見えてしまいます。
普通のヤギに見えて、実はトカラヤギ。その名が示す通り、鹿児島県の離島・トカラ列島に生息しており、背中にウナギのような黒い線「鰻線(まんせん)」があるのが特徴です。
さらっとまわるだけなら30分ほどで一周できますが、サルたちはとにかく動きがユニーク!その動きに見とれたり、ベストショットを撮ろうとカメラを構えていると、あっという間に時間が過ぎてしまうのでご注意ください。
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