アカメや海水魚に会えるミニ水族館『すみえファミリー水族館』(延岡市)

宮崎県

五ヶ瀬川の淡水魚や、日向灘で見られる海水魚を集めたご当地感あふれるコンパクトな水族館。定番なラインナップかと思いきや、意外とマニアックな生き物も押さえています。そして、やっぱりアカメの存在感はすごいです。

訪問日:2024/4/6(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

延岡のちいさな水族館

宮崎県北部の延岡市。須美江家族旅行村には、小さな水族館・すみえファミリー水族館が建てられています。

館内は一部屋だけのコンパクトスタイル。宮崎県北部を流れる五ヶ瀬川水系の淡水魚や、日向灘の珍しい魚など150種類、約800匹を飼育・展示しています。

水槽は30基ほどなので、さっと見るだけなら10分、よほど特定の生き物に取りつかれてしまわない限りは長くいても30分以内かと。

五ヶ瀬川のサカナたち

延岡のシンボル五ヶ瀬川。五ヶ瀬町を源流に、高千穂町、日之影町、北方町を流れ延岡まで106kmに渡り広がります。景勝地として知られるあの高千穂峡を流れるのも、この五ヶ瀬川です。

入ってすぐの水槽では、そんな五ヶ瀬川の上流に棲むサカナを展示。ヤマメ、アユ、カマツカ、カワムツといった定番のサカナが泳ぎます。

色鮮やかなオイカワ。春になると婚姻色に色づくサカナ。これからの季節、さらに色が濃くなっていくことでしょう。

底の方をよく見ると、アユのなきがらをついばむテナガエビが。リアルな自然の姿を見た気がします。

海のサカナにも会える

小さな水族館=淡水魚のイメージですが、ここでは海水魚もいます。ゴマフエダイ、アカエイなど大型のサカナも何匹かそろっています。

カラフルな熱帯魚。ブルーが美しいルリスズメダイ・ソラスズメダイ、オレンジ色のキンギョハナダイ、イエローのヒフキアイゴなど色とりどりのサカナが泳ぎます。

ツボにぎっしりとつまっているのはゴンズイ。毒があるので要注意なサカナです。

マニアックな生き物

こちらの小さなサカナはゴマハゼ。全長2cm以下という小さな姿なので稚魚かと思いきや、これでも立派な成魚。名前の通り黒いスポットがゴマのように見えます。

ゴマハゼといっしょに泳ぐのはクロホシマンジュウダイ。8cmほどの大きさであり、こちらは稚魚。大きくなると35cmにもなるそうです。

威嚇するかのようなシマイシガニ。白と赤褐色のコントラストがあざやかで、成長すると白い十字架があらわれるそう。延岡ではその模様からトラガニとも呼ぶらしいです。

岩に張り付いたゾウリエビ。延岡ではその形状からタビエビとも呼ぶそう。ちなみに後ろにはマツカサウオが忍び寄っています。

縞模様のあるコトヒキ。浮袋を使って「グウグウ」という音を出すことから、このような名前が付いたといわれています。ちなみに、このコトヒキの幼魚は、他のサカナのウロコを剥がして食べるそう。そんな生態の生き物がいたことに驚きです。

日本の固有種・アカメ

目を引く生き物といえばアカメ。高知県や宮崎県など、ごく一部の地域に生息するサカナで、日本の固有種。

大きくなると全長1mを越える大型魚。基本は沿岸部の海に生息していますが、河口などに入ってくることも多いそう。

フラッシュを焚くと眼が赤く光るのがその名の由来。こんな感じで赤橙色に光ります。

ということで、じっくり派なので30分ほど滞在しました。

最後にちょっとしたクイズ!

このアカメは「日本三大怪魚」にも数えられています。残りの2種は何かわかりますでしょうか?

ヒントは琵琶湖と北海道。正解は、あえて書かないスタイルでいきますので気になる方は検索してみてください!私的には、わりと納得のラインナップでございました。

アクセスと営業情報

開館時間 9:00~17:00
休館日 水曜
料金 300円
公式サイト http://sunbeach-sumie.com/%e3%81%99%e3%81%bf%e3%81%88%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%9f%e3%83%aa%e3%83%bc%e6%b0%b4%e6%97%8f%e9%a4%a8/

※掲載の情報は2024年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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