美しい渓谷にそびえる男と女『陰陽石』(小林市)

宮崎県

陰と陽、それはすなわち男と女。そんな対をあらわす石が陰陽石(いんようせき)です。エネルギーあふれるおじさんの解説のもと、自然の作り出した神秘の宝を見に行きましょう!

訪問日:2018/5/13(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

陰陽石とは・・・

「陰陽石」、それは陰と陽を表した石のこと。転じて、男性と女性を表していることが多いです。その名を冠した石は日本各地にありますが、ここ宮崎県小林市にはかなり立派な陰陽石があるそう。ということで、鹿児島空港で借りたレンタカーに乗って、見学しにやってきました!

駐車場に車を停めると、目の前には朱塗りの建築が広がっています。陰陽石が良く見える内部へ進むには入場料500円が必要。

実は駐車場の目の前で既に陰陽石がちらっと見えていますが、せっかく来たのでより良く見えるであろう有料エリアから眺めてみることにしました。

ちなみに、「生命発祥の聖地」として宮崎県自然遺産にも指定されています。また、童謡作家である野口雨情の歌にも登場。マニアックな場所ではありますが、メジャーな雰囲気も持ち合わせています。

そびえる男女の岩

有料エリア内の展望所へと進むと、岩瀬川が作り出す渓谷美の中に男らしくそそりたつ岩の姿が。そして、その付け根には、女らしく割れ目のある岩が。

男石(陽石)が高さ17.5m、女石(陰石)が周囲5.5mというかなりの大きさ。そして、その2つがそろっているというのは奇跡的といえるほど珍しい状態で、これぞまさに陰陽石といった出で立ちです。

有料エリアではおじさんがつきっきりで解説してくれます。けっこうぐいぐい来る方ですが、決して引いてはいけません。珍スポットというのはそういうものです。

『春になると水が滴り落ち、さながら○液!!秋にはススキが生い茂り、○毛の如く!!』

もはや言い逃れできないレベルのストレートな内容を力強く語るおじさん。このように書くとまるでセ○ハラ発言のように見えるかもしれませんが、彼はいたって真剣。厭らしさなどは全く感じさせません。

秘○もあります

そんなちょっと大人なスポットの陰陽石。もちろんたくさんの○宝が集まっています。

横たわるのはつやっつやの魔羅神(まらがみ)様。またがると子宝、良縁にめぐまれるそう。

その先には陰神(ほと)様。通り抜けると子宝、良縁、安産のご利益があるといいます。

こちらは男女の組み手が描かれた種貸宝銭。お金をいれると、なんと千万倍になって返ってくるらしい。ということは、1円を入れた場合に1千万になって返ってくるのでしょうか!?そのエネルギーはすさまじいです。

しのぶ石コレクション

最後に、おじさんのコレクションである「しのぶ石」も見せてもらいました。

まるで枝を広げたシダ植物のような模様が描かれています。太古の植物の化石かと思いきや、そうではありません。石の割れ目やすき間にマンガンや鉄の酸化物がしみこむと、こんな不思議な模様ができあがるそうです。

というわけで、おじさんのガイドもこのあたりでおしまい。珍スポットやB級スポットと呼ばれるような場所に慣れている方は非常に楽しめる場所だと思います。ただし、そういったディープななスポットに不慣れな方には刺激が強すぎる場所かもしれません。熱量たっぷりのおじさんを前に怯まないようにご注意くださいね・・・!

アクセスと営業情報

小林駅から車で15分ほど、宮崎自動車道の小林ICから車で20分ほど。鹿児島空港からは車で約1時間ほど。

営業時間 9:00~17:00
料金 500円
公式サイト https://www.city.kobayashi.lg.jp/soshikikarasagasu/keizaibushokokankoka/kankojoho/6/1671.html

※掲載の情報は2023年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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