宮崎県最大の離島・島浦島。船の本数も多く、乗船時間もわずか10分と気軽に訪問できる離島です。今回は日帰りショートステイで訪問。島の港に立つ銅像には、不思議な伝説が残されていました。
島浦島ってどんな島?
宮崎県の延岡市に属する離島、島浦島。面積は2.85㎢、海岸線長は15.49km。宮崎県最大の島であり、700人ほどの人が暮らしています。
まず読み方がわかりません!!
延岡観光協会や離島百科事典「SHIMADAS」では「しまのうらしま」、国土地理院やWikipediaでは「しまうらとう」となっています。正解がわからないので、この記事ではお好きな方でお読みください。
釣り人やダイバーに人気の島で、周辺の海域では日本最大級のオオスリバチサンゴが生息しています。昔から「まき網漁」が盛んであり、「イワシの舞う島」と呼ばれるほどの魚影を見ることができたそう。
島へのアクセスと訪島計画
浦城港より日豊汽船の「高速艇」と「フェリー」が運行しています。所要時間は高速艇なら10分、フェリーでも20分とあっという間。
本数も多く、平日なら16便、日祝でも13便ほど。これだけあれば、旅程に合わせた柔軟なスケジュールが組めます。この便数の多さからも、にぎわいのある島ということが伝わってきますね。
注意するのは、島浦島側では高速艇は「島浦港(中央)」、フェリーは「宇治港」と立ち寄る港が異なります。それぞれの港の距離は1kmほど。徒歩でも15〜20分ほどで移動できます。
今回は遠見場(とんば)山に登る予定なので、この滞在時間でいけるか少々不安です。YAMAPに寄せられた登山記録を参考にする限りではいけそうな気もしますが、登山スピードは個人差があるので果たして上手くいくかどうか。
浦城港から高速艇に乗船
こちらが浦城港の乗船券販売所。自販機とトイレ、バス停もあります。
駐車場は意外なことに有料、300円。駐車料金は乗船券販売所にて、ナンバーを申告して支払います。
今回乗船する高速船「クィーンにっぽう2」。基本は室内シート、60席くらいあってけっこう広々としています。
高速船なので乗船時間は10分。靴紐を結び直していたらあっという間でした。
島浦港のまわりを散策
11:10に到着した島浦島。待合所もあり、人も建物も多くにぎやかな雰囲気。車も多く停まっていることから、島内の道路が整備されていることがわかります。
港には漁協があります。離島とは思えないほどしっかりした施設は、さすが漁業が盛んな島。
港のすぐそばには商店もあります。食料品の販売や自販機もあるので、ここで何か買って島内の好きなところで食べる、なんて過ごし方も良さそう。
おしゃれな雰囲気の満月食堂。新鮮な海鮮料理や、カレーなど様々なメニューがそろっています。昨晩泊った佐伯のゲストハウス「さんかくワサビ」で仕入れた情報によると、ココの「鯛フレーク」は絶品らしいです。
集落内に鎮座する島野浦神社。綿津見命を祀っており、綿津見神社とも呼ばれていたそう。この神社の裏が、遠見場山の登山口となっています。
メキシコ女王の像
さっそく登山スタート!の前に、もう一か所ご紹介。
港に立つ洋風な像、こちらはメキシコ女王の像。なぜメキシコ女王の像が立っているのか、それにはこんな伝説があります。
この像は、その伝説にちなんで建立されたもの。2021年1月8日に除幕式が行われたそうです。
港から歩いている私のうしろから原付が追いかけてきました!なんと、船員さんが、船に忘れた私のWi-Fiを持ってきてくれたのです!忘れたことにすら気が付いてなかったのですが、コレを紛失してはこの先の旅程でかなりダメージを受けているところでした。
持ってきてくれたおじさんは、私にWi-Fiを渡すと、無言で立ち去って行きます。不器用な親切心に惚れそうになりました・・・!
さて、長くなってしまったので続きは次回!遠見場山の登山について書いていきたいと思います~。
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