日本最北の丘陵である宗谷丘陵そこには稚内フットパスと呼ばれる全長11kmのウォーキングコースが造られています。そのうちゴール付近の約3kmはその姿から「白い道」として話題のスポット。名前の通り真っ白な道が続く白い道が広がります。
白い道へのアクセス
白い道は宗谷岬の近くにあります。稚内市ではありますが、市街地からは離れており、稚内駅・稚内港からは25kmほど。
と、ここで注意すべき点が白い道を含む稚内フットパスはスタートとゴールが定められています。そして、稚内観光情報のサイトでは「白い道は宗谷岬側のスタート地点から入ろう」という呼びかけが。
ということで、先ほど話した市街地から25kmのところはゴール地点。スタート地点までは約40kmほどなのでご注意ください！
こんな感じで宗谷岬を経由して行くことになります。
今回は利尻・礼文の帰りに稚内で3時間ほどの飛行機待ちの時間が発生してしまいました。3度目の稚内、これまでとは違うところに行きたい、どこか行くところはないかとGoogle Mapを眺めていたところ、たまたま発見！
限られた時間での訪問であったため、稚内駅でレンタカーを借り、宗谷岬と合わせて訪問することにしました。
スタートは宗谷岬
まずは宗谷岬へ！言わずと知れた、北方領土を除いた場合の日本の最北端。私はもう三度目なのでさらっと写真だけ撮りました。
この辺りは全てが最北端！最北端のガソリンスタンド、最北端の売店、最北端の神社、最北端の公衆トイレなど、全てが最北端と冠しているのがとっても面白いです。
白い道へ向かうには、三角形の最北端の碑から道路挟んで反対側、「宗谷岬展望台」方面へ登って行きます。そこからは「白い道」の案内に従って宗谷丘陵を進んでいきます。
放牧されたウシや風車が立ち並ぶのどかな光景。最初は白い道まですごく遠回りに感じましたが、実際に走行してみると開放的なドライブルートなのですごく楽しめます。
途中に「白い道」と書かれた案内板もあります。ときどきこの案内板が無いポイントがあり不安になりますが、そのときは「フットパスコース」の緑色の案内板に従って進めば大丈夫です！
ついに到着・白い道
宗谷丘陵を進んで行くと、ついに白い道に到着！！真っ白に輝く道が美しいホワイトロード、思わず車を停めて写真に撮りたくなります。
道は狭くすれ違い困難ですが、ところどころに待避所が作られています。写真を撮る際はそこに車を停めて撮るのが良さそう。
不思議な白い道ですが、この白さの正体はなんと貝殻！砕いたホタテの貝殻が敷き詰められているのです。走っているときは気づきにくいですが、よく見るとこんな感じで貝殻がそのまんま敷いてあります。
広がるパノラマ風景
振り返ると壮大な宗谷丘陵が広がります。白い道とのコラボレーションもまた素敵です。
進んで行くと海が見えてきました！この白い道は丘陵地帯を走っているため、なんだか空へ飛んでいけそうな気持ちになります。
終盤になると、こんな風に海に向かうようなシーンも。よく見ると、海の向こうには立派な利尻富士の姿も！
なんだかんだ逆走車も多いですが、それほど強く一方通行をアピールしているわけではないので仕方ないかもしれません。実際のところ、みんなこの道はスローペースで走っているし、すぐ待避所で停車するので、すれ違いに気を使うことはほとんどありませんでした。
白い道自体は短いので、車だとあっという間。今回は稚内駅発着でしたが、往復の移動時間も含めてさくっと2時間ほどでめぐることができました。
なお、訪問予定の方は、稚内観光情報のHPを確認してからがおすすめです。アクセス情報や注意点などがわかりやすく記載されていますよ～。
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