屋久島 Part 1 五日間の旅のはじまり 飛行機・ジェットフォイルで目指す屋久島(羽田空港→鹿児島空港→宮之浦港)

屋久島・種子島

事前計画必須な島としておなじみの屋久島。長いこと躊躇していましたが、ついに思い切って訪問することに!アクセス方法でしこたま悩みながら、飛行機・バス・ジェットフォイルを乗り次いで、羽田空港、鹿児島空港、鹿児島港、宮之浦港と渡って行きます。

訪問日:2016/10/07(金) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

屋久島ってどんな島?

鹿児島県に属する屋久島。その面積は 504.88 km²と広大で、世界遺産にも登録された豊かな自然が広がっています。

巨大な屋久杉や、もののけ姫の世界観を感じる苔むした森、迫力の大滝、ウミガメの産卵など、メインの見どころも自然を存分に体感できるものばかり。

ただし、複数パターンのあるアクセス方法や、広い島内での移動手段の確保、また一番人気である「縄文杉」を見に行くには、往復10時間というハードなトレッキングが必要であることなど、訪問のハードルは少し高め。

しっかりと計画を立て、持ち物をそろえ、何なら少し体力をつけてから挑みたい島です。

東京から屋久島へのアクセス

東京から屋久島へ向かう方法は何パターンかあります。メインとなるのは、まず飛行機で鹿児島空港まで飛び、そこから①飛行機②高速船に乗り換えて行く2つのパターン。屋久島行きの計画を立てるにあたり、最初に迫られる2択がこちらです。

①飛行機
本数:1日5便ほど
料金:9,700円~15,600円
所要時間:35分
②ジェットフォイル
本数:1日5便ほど
料金:11,600円 
所要時間:1時間50分~3時間(※経由地によって変動)

①飛行機は、鹿児島空港からの乗り換えがスムーズ!おまけに所要時間も短くて快適・・・なのですがお値段は少々高め。そして、屋久島空港の立地は少し微妙。2大拠点となる宮之浦・安房の間にあるため、どちらからも離れております。「縄文の宿まんてん」や「ゲストハウスとまり木」など空港周辺に宿泊する以外は、市街地への移動コストが少しかかります。安房港まではバスで約20分430円、宮之浦港までは約25分530円)

②ジェットフォイル飛行機よりは安価!なのですが、所要時間がけっこうかかります。また、鹿児島空港から鹿児島港までの移動コストもかかります。(鹿児島空港から鹿児島港まではバスで約50分1,300円+徒歩15分ほど必要な路線も)
ただし、鹿児島港は鹿児島の市街地から徒歩圏内であるため、市内観光を合わせることもできます。

なお、これまでは「高いけど早い飛行機・安いけど時間のかかる高速船」という構図でしたが、高速船が値上がりしたため、タイミングによっては飛行機の方が安くなるケースも。旅行の日程が決まったら、料金をじっくり比較してみることをおすすめします。

■のんびり節約旅におすすめなフェリー
鹿児島港からはジェットフォイルだけでなくフェリーも運行しています。2等4,900円と非常に安価ですが、【朝8:30鹿児島発、12:30屋久島着】の1日1便のみ。そのため、東京から向かう場合は1日目東京→鹿児島、2日目鹿児島→屋久島と2日間を要し、登山は3日目以降となります。鹿児島観光と合わせたりしてのんびりめぐる予定の方には良さそうです。

私の選んだルート

まずは東京から鹿児島への航空券の確保からスタート!最初は、成田発のジェットスターで探していたのですが、早朝便で値段もそこまで安くなかったため断念。気をとりなおして羽田発を調べてみると、スカイマークがお手頃価格。時間も7:55発とちょうど良さげ。そんな理由で羽田から鹿児島空港に向かうことにしました。

ここまではそれほど悩みませんが、問題は鹿児島空港から屋久島への移動手段。前述の2択が迫ってきます。

大きめの荷物もあるのでここは楽に飛行機で・・・そう思ったのですが、良い時間帯はすでに満席で遅い時間しか空きがありません。この路線を運行しているのはJACの小型プロペラ機で、席数はそれほど多くないのです。

遅い便の飛行機か、港までの移動が少し大変なジェットフォイルか・・・悩んだ結果、ジェットフォイルを利用することにしました!決して格安ではないし、移動の手間はかかりますが、屋久島に到着する時間は飛行機よりだいぶ早めることができました。

なお、屋久島から東京への帰り道は、飛行機の確保に成功!ちょうど良い時間帯に空席があり、割引となる期間であったので9,700円でした。

■所要時間だけが全てではない・・・?
今回は空席が無いため飛行機を諦めましたが、タイミングによっては良い乗り継ぎ便が無く、「結果的にジェットフォイルの方が屋久島到着が早い」となるケースもあります。早めに屋久島に入りたい方は、しっかり時刻表を見比べてみてください~。

羽田空港から鹿児島空港

今回利用する便は羽田空港7:55発。私は住んでいる場所が羽田から少し遠いため、朝4:00起き。なかなかきついです。しかし!早朝から登山をする屋久島では早寝早起きの生活が待っているはず。ここで早起きしておけば、良い具合に生活リズムを作れそうです。

フライト1時間ちょい前の6:40頃に羽田空港に到着。搭乗するスカイマークは第一ターミナル。まずはチェックインして手荷物を預けて身軽になります。

第一ターミナルのちょっとわかりにくい場所にある羽田航空神社にて旅の安全を祈ったあとは、エアローソンで適当な朝ごはんです。

7:55、定刻通りに羽田出発ー!!久しぶりの飛行機にどきどき。シートのポケットに入ってるフリーペーパーとか読破してしまうくらいわくわくです。

鹿児島空港から鹿児島港

約1時間半のフライトを終え、飛行機は9:35頃に鹿児島空港へと到着。予定よりちょっと早まりました。

さて、鹿児島空港から鹿児島港まではバスで向かいます!タイミングが良いと鹿児島港直通の「高速船乗り場行き」バスもあるようですが、今回は「市役所前行き」。徒歩での移動が必要となります。

さて、バス乗り場へ向かお・・・・なんと大行列!!!

鹿児島市内方面行きのバス乗り場は、人であふれてました。乗りたかった10:00発は満席で乗れず、次の10:10発のバスへ。

高速船乗り場へ向かう人はバス停「天文館」で降りていきましたが、私はあえて終点「市役所前」で下車。

なんでわざわざ手前で降りたかと言いますといおワールドかごしま水族館の前を通りたかったのです!この水族館は、目の前の海を区切った水路にイルカが泳いでおり、水族館に入館しなくても無料でイルカ見れるのです。

・・・と思ったのですが、タイミングが悪くイルカには出会えず。その代わり、なぜかシイラというサカナが80匹も泳いでいました!まるで池にいる鯉の如くシイラが泳いでいるのは異様な光景です。ある瞬間、シイラたちが一斉にジャンプ!日光にあたり、青緑色に煌めくシイラたち。突発的なシイラショー見れて大満足でした!

鹿児島ラーメン食べたり、しろくまアイス食べたりと、もっと鹿児島を楽しみたいところですが、高速船の時間が迫ってきました。

鹿児島港から屋久島

いおワールドから高速船乗り場まで徒歩10分ほど。緑色の三角屋根が目印です。

高速船は「トッピー」と「ロケット」の2種類あります。予約していたので、メール画面を受付で提示、このときに座席指定します。

2階席や窓際はほとんど埋まっていたので1階席にしたのですが、1番前が空いててラッキー!

乗船後1時間くらいすると、船内テレビにて屋久島紹介ビデオが流れはじめます。動画で見る屋久島は予習に最適です。期待に胸が膨らんできます。

曇り空の中、海からそびえる屋久島が見えてきました。雲につつまれておりますが、圧倒的な存在感。こんな島見たことない・・・!

宮之浦港でレンタカー

13:50に宮之浦港に到着。鹿児島は気持ち良い晴れ空だったのですが、屋久島は小雨が降っています。

予約していた南星レンタカーの方が港まで迎えに来てくれていました。その場でささっと書類記入したら、車のカギがもらえます。手続きわずか5分弱、返却も乗り捨て・港に放置というお手軽さ。この感覚、島ならではですよね。

初めてのスバル。運転席のシートを後ろに下げるとすごーく広々!登山時に着替えたり、履き替えたりするのが楽々です。

今回、レンタカーを借りるにあたり悩んだのが日数。5日間の旅程ですが、そのうち1日は縄文杉トレッキングで1日山の中、さらに、もう1日は種子島へ日帰り訪問する予定。5日まるまるだとちょっと無駄があるかもしれません。

しかし、屋久島では港・宿・飲食店などが徒歩では厳しいくらい離れていることが多々あります。また、登山する際にも登山口まで車で行けるとかなり自由なタイミングで動くことができます。

結局、小難しいことは考えずに屋久島滞在期間フルで借りました。ちなみに2016年当時の料金は24時間4,100円。96時間分なので、16,400円でした。これくらいの出費ならありです!

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