2つのロープウェイを乗り継いで進む新穂高ロープウェイ。気軽に標高2,000m以上の世界へと足を踏み入れることができます。特に第2ロープウェイのゴンドラは、非常にレアな2階建て仕様。デザインもとってもかっこいです!
第1ロープウェイ
まずは新穂高温泉駅から第1ロープウェイへ。出発時間は、毎時00分・30分の1時間に2本。乗り場は温泉街の中にあるため、駐車場探しにちょっとだけ苦労しました。
定員は45名の割とスタンダードなゴンドラに見えますが、窓ガラスがとても大きいのが特徴。特に前方・後方の部分は一面ガラス張りでダイナミックな風景を楽しむことができます。
全長573m、高低差188mを約5分で登っていきます。
公式サイトでは、山頂のライブカメラが撮影した映像を15分毎に映しています。山頂の天候が気になるときは、こちらで確認してからロープウェイに乗車するのがおすすめ。私は今回直前まで雨が降っていたので乗車を悩んでいたのですが、ライブカメラを見たら晴れてきているようだったので乗り込みました。
鍋平高原駅としらかば平駅
1,305mの鍋平高原駅に到着。木立に包まれており、周辺には全長2.3kmの自然散策路もあります。
鍋平高原駅から少し歩くと、第2ロープウェイ乗り場となるしらかば平駅が見えてきます。駅舎はかなりキレイで、内部にはコロッケなどのテイクアウトショップや、アルプスのパン屋さんが入っています。
パン屋さんでは、第2ロープウェイのデザインをしたゴンドラパンも売ってます!2階建てのゴンドラがかわいらしく描かれており、とってもユニークです。
他にも、新穂高ビジターセンター山楽館、天然温泉露天風呂神宝の湯、足湯、山野草ガーデンなど様々な施設が集まり賑やかな印象。知らなかったのですが、ここまで車で訪れることもできます。
第2ロープウェイ
しらかば平駅から乗車する第2ロープウェイは毎時15分・45分発と30分毎に出発しており、第1ロープウェイと接続しています。
このロープウェイ、なんと2階建て!!ゴンドラが上下に分かれており、それぞれの乗り場から乗車します。
流線型で美しいフォルムのゴンドラはオーストリアのカルバテック社製。2020年7月に運行が開始したばかりで、まだまだピカピカです。外から見るとスモークがかかったように見えますが、中からはクリアな視界が広がります。
全長2,598m、高低差848mを約7分で上っていきます。なかなかの高低差があるため、途中で耳がキーンとなります。
3回ほど鉄塔を通過するのですが、グオーという音とともに、なかなかの迫力。通過後、前後に少し揺れるのですが、これがまたスリル満点。車内では子供の歓声があがりました。
終点の西穂高口駅
終点は西穂高口駅。5階建ての建物で、カフェや食堂などの施設が入ってます。
最上階は開放的な展望台。ロープウェイですいすい登ってきましたが、その標高は2,156mとかなりの高所。空がすぐ近くに感じます。正面に見えるのは、笠ヶ岳、抜戸岳など北アルプスの山々。写真では雲しか写っていませんが、肉眼では迫力ある姿を見ることができました。
展望台に設置されたCafe Peak’sでは、おしゃれなメニューも勢ぞろい。コーヒーやソフトクリームに加えて、色が変わる話題のバタフライピーやレモネードなども扱っています。
唐突にあらわれるのは日本一高いところにある常設ポスト・山びこポスト。毎朝8:00ごろ取集されるため、ちゃんとポストとして利用できます。
アクセスと営業情報
平湯温泉からバスで約40分。高山からは1時間40分ほど。車の場合は松本ICから約90分、高山ICから約70分ほど。乗鞍高原・上高地と近いエリアなので一緒に訪問するのもおすすめ。(私は乗鞍高原の剣ヶ峰登山を終えたあと、時間があったので立ち寄りました)
また、ロープウェイ乗り場は新穂高温泉の温泉街の中にあります。乗り場のすぐ裏に新穂高温泉駐車場がありますが、満車となっていることも多いよう。少し離れたところに停めることになる可能性もあるため、時間には余裕を持って訪問するのが良いです。駐車料金は6時間600円、最初の30分までは無料です。
営業時間 | 上り8:30~16:00 ※季節によって変動あり |
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所要時間 | 片道の通しで約25分 |
料金 | 往復3,000円 |
公式サイト | https://shinhotaka-ropeway.jp/ |
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