わずか90分で3,000m級の天空の世界へ!『乗鞍岳 剣ヶ峰』(高山市)

岐阜県

標高3,026mという高所へ登ることができる畳平~剣ヶ峰コース。比較的お手軽な装備で、天空の世界を体感することができます。マイカー規制があるためバス利用が必須となります。乗り場や時刻表は事前に確認をお忘れなく!

<筆者の登山スペック>
これまでの登山履歴は高尾山、筑波山、三原山(伊豆大島)、八丈富士(八丈島)、縄文杉コース、木曽駒ケ岳という、ほぼ登山初心者。ベテラン登山者の方はあたたかい目で見てもらえると幸いです・・・!

2021/7/22(木)

乗鞍高原へのアクセス

乗鞍岳までの登山口のある畳平までは、長野県側からは乗鞍エコーライン岐阜県側からは乗鞍スカイラインという車道が延びています。しかし、いずれも平成15年よりマイカー規制が行われているためバスを利用することになります。

バス乗り場は、東側の長野県松本市サイドは「乗鞍高原観光センター」、岐阜県高山市サイドは「ほおのき平」or「平湯温泉」の2ヶ所。

【長野】乗鞍高原観光センター 【岐阜】ほおのき平 【岐阜】平湯温泉
所要時間 50分 45分 60分
往復料金 3,000円 2,800円 2,800円
本数 1日6本 1日19本 1日11本
運行会社 アルピコ交通 濃飛バス 濃飛バス

それぞれ少しずつ異なっていますが、そこまで大きな差は無いため立ち寄りやすい方を利用するかたちで良さそう。気になるのは本数の違いですが、繁忙期に利用する場合はどちらも臨時便が多数運行されるためあまり気にならないかもしれません。

乗鞍高原観光センターから乗ると、畳平の一つ手前に日本最高地点のバス停「標高2716メートル」があります。こちらで下車して畳平まで歩く人も多いようです。

ほおのき平からバスへ

今回はほおのき平から乗車。長野県側から向かったのですが、乗鞍高原観光センターよりもこちらの方が空いてそうな気がしたので。

夜のうちに駐車場へ来て車中泊。朝6:30頃起きると、すでにバス待ちの行列が。さすが7月の連休初日です。バス乗り切れるのかなと思ったのですが、人数に合わせて臨時便が次々と運行。これは大丈夫そうですね・・・!

ゆったりと支度を済ませ7:25のバスに乗ろうとしたのですが、直前で満席に。既に行列は無くなっていたため、臨時便は一時停止。あえなく30分待ちに・・・!

畳平までは約45分。くねくねとした山道の運行となるので、酔いやすい方は酔い止めをお忘れなく!

バスの終点、畳平に到着!レストラン、売店などの設備はかなり充実しています。乗鞍本宮中之社に参拝したり、トイレを済ませたり、登山届を提出したりと登山の準備。ここは標高2,702mの酸素が薄い世界。標高に慣れるためにも、ゆったりと過ごしてから出発した方が良いです。

畳平からスタート

時刻は9:00。さあ、準備も整ったので登山道へと出発!最初は緩やかな下りと登り。準備運動にちょうど良い傾斜です。

周辺には高山植物がたっぷり。7月に訪問したところ、白くてふわふわのコバイケイソウをはじめ、様々な花を見ることができました。

その後はしばらく平坦な道が続きます。とても歩きやすいのですが、森林限界を迎えた高所に日陰はないので、日差し対策はお忘れなく。

7月だというのに、溶け残った雪があります。池に降りるにつれてブルーのグラデーションがかかっており、とってもあざやか。緑とのコントラストも美しいです。

その後は崖沿いの道。柵などはありませんが、縁はコンクリートで固められており、道幅も広いです。傾斜もほとんど無いためとっても歩きやすい。遠くに見える雪原では、なんとスキーをしている人も・・・!7月にスキーができるなんて、もはや別世界のような気分です。

いよいよ登山の本番・肩の小屋~蚕玉岳

畳平から約30分で肩の小屋に到着。ここではうどん、そば、コーヒーなど軽食や売店、ストックレンタルなども行ってます。気さくなおじさんが「帰りにカレーうどん食べていってよ!めっちゃ美味しいよ」と声かけてくれました。

ここまでは登山というよりほぼハイキング。この肩の小屋から先がいよいよ本番です!

ひたすら続く岩場の登り道。傾斜はそこまで急ではありませんが、大きな岩がごろごろしているため、足場には要注意。また、砂利や砂埃も多く、なかなか歩きにくい道です。特に、追い越しやすれ違いが大変な印象でした。

しばらく登ると、蚕玉岳(こだまだけ)に到着。ここは広場になっているので、休憩におすすめ。ご飯食べている方も多く見受けました。

ここまで来れば山頂はもう目の前!駆け上りたい気持ちですが、かなり空気が薄いので慎重に。呼吸が乱れないようにして登ります。

雲より高い剣ヶ峰山頂

鳥居がそびえる山頂に到着!!時刻は10:40、畳平の登山口から1時間40分でした。乗鞍岳の主峰・剣ヶ峰の標高は3,026m。人生初の3,000m越えにテンションが上がります!そして何より雲が近い!!

写真に写っているいる木の小屋は乗鞍本宮の頂上本殿。なんと宮司さんもいらっしゃり、お守りもいただけます。

見渡す限り広がる山々。畳平までは見えませんが、これまで歩いてきた登山道がぐるっと見渡せます。

なお、この剣ヶ峰山頂のスペースはかなり狭いため、休憩には不向き。食事は少し降りた別の場所で取るのがおすすめです。また、山頂の記念撮影ポイントは、行列ができておりました・・・!

余談ですが、この剣ヶ峰は日本で19番目の高さとのこと。日本にはまだまだ強いやつがいっぱいいます!

カレーうどんの誘惑

山頂はあまりゆったりできないので、20分ほど腰を下ろした後、11:00に下山開始!大きな岩がゴロゴロした道を下ります。トレッキングポールがあると、手を付いたり、ヒザをまげてしゃがんだりせずに降りることができるのでとっても楽です。

11:50頃、肩の小屋に到着。上りのときはスルーしてしまいましたが、ちょっとひと休みして行こうかな。

実は上りの時に「カレーうどん」というパワーワードを耳にしてしまったため、登山中も私の頭の中はカレーうどんでいっぱいでした。もう回避することはできません。

このカレーうどんめちゃくちゃ美味しいです!!!!もちろん山で食べるシチュエーション、空腹スパイス、カレー我慢など様々な要素も加わってますが、HEINZの特選ビーフカレーを使用したうどんは凄く美味。これは忘れられない味です。教えてくれたおじさんありがとう!!!

ゆったりと食事を済ませたら、12:15出発。ここからはほぼ平坦な道なのでサクサク進みます。

12:45畳平に到着。9:00に出発したので、【登山タイムは3時間45分】でした。
ちょうど来ていた12:50のバスに乗車。帰りのバスも30分おきに出ているのがほおのき平の良いところ。13:30頃、車を停めていたほおのき平の駐車場に到着。
朝は7:25のバスに乗車したので【トータル所要時間は6時間】でした。

私のように登山初心者の方には、こちらの木曽駒ヶ岳も同じくらいの間隔で登れるのでおすすめです!

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