レゴランドに併設されたコンパクトな水族館。エンタメ性が高く雰囲気重視の館内は、生き物を観察するというよりはテーマパークのような楽しみ方ができます。なかなか値段が張る駐車場を無料で利用するワザも記載しました。
テーマパークの水族館
ご存知、愛知県のテーマパーク・レゴランドに併設された水族館。レゴランドの入場ゲートのすぐ隣に位置しています。テーマパークは数あれど、水族館併設というのはとっても珍しい。
館内は学習よりもエンタメ向けな印象。デジタルコンテンツを使用したゲー厶など、子供が楽しめる仕掛けはたくさん。レゴランドの延長で楽しむことができます。
水槽の脇に設置されたタブレットが名前を教えてくれますが、生き物の解説は少なめ。大人には少し物足りないかもしれません。
シーライフ名古屋はレゴランドとともに、イギリスに本社を置くマーリン・エンターテイメンツという会社が手掛けています。人口あたりの水族館数が世界一といわれる水族館大国の日本において、非常にレアな海外生まれの水族館なのです。
エンタメ感抜群の館内
レゴランドの水族館といった感じで、館内にはレゴがたくさん。水槽内に潜るレゴの潜水士の姿も。マスクの中に一匹魚が迷い込んでいるのが楽しい。
実際の生物と一緒に、レゴでできた生物も見ることができます。レゴブロックって海水でも劣化しないのでしょうかね。
沈没船をイメージしたエリアでは、水槽内に大砲や舵など船のパーツが沈んでいます。まるでアトラクションに参加しているような気持ちになれます。
宝箱の中にはなんとモンガラカワハギが!ココが気に入っているらしく、泳いでもすぐ箱の中に帰っていきます。奇跡的に水玉模様が銀貨と擬態していますが、「宝探しをしていて、箱を開けたらモンガラカワハギだった」そう考えるとやるせない気持ちになります。
突如あらわれる竜宮城
どちらかといえば洋風な装いの水族館ですが、突然「竜宮城」のエリアが登場します。
大きな水槽の中には、亀に乗った浦島太郎。11月に訪問したところ、サンタの帽子にホタテのマスク。きっとイベントに合せて装いが変わるのではないでしょうか。
巨大な乙姫様も出現。サンゴの髪飾りを付けて、手には玉手箱を抱えています。その両サイドに構えているツカエイとタマカイがまるで護衛のようです。なお、玉手箱の中にモンガラカワハギはいなかったので一安心。
愛知県を感じるご当地水槽
そんなエンタメ水族館ですが、ご当地の生物を集めた木曽川エリアも。一年中満開なサクラの中、カマツカやオイカワなどの淡水魚がひらひらと泳ぎます。
大きな金魚もたくさん!アズマニシキやサクラニシキなど色鮮やかな品種がそろいます。いずれも金魚が名産である愛知県の弥富市からきています。よく見ると一匹だけレゴブロックが混じっているあたり抜け目ないです。
アナゴが住み着いている穴だらけのブロック。特に気にならず素通りしてしまいそうですが、実はこちら愛知県の常滑で製造している陶器製のケーブル管。日本だけでなく、世界でも利用されているそうです。
たっぷりタツノオトシゴ
マングローブに囲まれたこちらの水槽にはタツノオトシゴがたっぷり!
こちらで飼育されているのは、ポットベリーシーホースという種類。水槽の底に生える水草の根本には、大量のタツノオトシゴが絡み合っています。こんなに大量に飼育されているのは初めて見ました。
こちらはクロウミウマ。真っ黒なボディとゴツゴツとした質感で、とても強そうに見えます。大きくなると15cm以上にもなるそうです。
エイのスタジアム
スタジアム風に作られた水槽「スティングレイ・ベイ」には、エイがたくさん!ここでは、エイによるショーも開催されているそうです。
エイとひとことで言っても、その形態は様々。特にここには海底にいるタイプと常に泳いでいるタイプの2種類います。
水槽の底で静かに過ごしているのはヒョウモンオトメエイ。その傍らには、変わった柄のネコザメがいます。ネコ科の名を冠した軟骨魚類同士、中が良さそうに見えます。
一方、常にひらひらと泳いでいるのはウシバナトビエイ。頭にあるヒレが牛の鼻のように見えるためこの名が付いたとのことですが、大きな鼻の穴が2つあるのでシンプルに牛顔です。
なお、英語圏のダイバー間では前者は「スティングレイ」・後者は「イーグルレイ」と区別していることも。スティングレイは耳馴染みがありますが、イーグルレイはあまり日本では聞かない言葉ですね。
行ってみた感想
水槽の数は少ないため、じっくり派の私でも1時間かからずにまわり終えました。普通の人なら30分くらいで見終えてしまうかもしれません。
子ども向けの要素が多く、水族館好きな大人には少し物足りなく感じました。レゴランドへ行かない場合は、目の前に広がる商業施設メイカーズピアでの各種体験やレストランと合わせると良さそうです!
メイカーズピアの噴水は10:00~21:00の間、毎時00分に噴水ショーを開催しています。アップテンポなBGMに合わせてライトアップした噴水がアクションを繰り広げ、なかなか見ごたえありました!
アクセスと営業情報
名古屋駅からあおなみ線で17~24分の金城ふ頭駅が最寄り駅。
車の場合は名港中央ICからすぐ。料金所を出た後は、信号の手前で左にUターンする道があるので、そちらに進みます。少々わかりにくいので、事前に確認しておくと焦らずに行けます。
料金:1,900円
公式サイト:https://www.legoland.jp/resort-guide/sealife-nagoya/creatures/
駐車場を安く済ませるには・・・
レゴランド自体に駐車場はないため、基本は金城埠頭駐車場を利用します。平日1,000円、土日祝1,500円と、なかなかのお値段はさすがテーマパークといったところ。
1日料金なので、水族館+αで数時間しか滞在しない場合、なんだかちょっと損した気分に・・・・
そんな方におすすめの駐車場が、ファニチャードームの駐車場。金城埠頭駐車場のすぐ隣にある家具屋さんの駐車場なのですが、なんと2時間までなら無料なのです。
2時間以降は30分平日550円、土日祝660円とびっくり料金になるため1日遊ぶ方には不向きですが、水族館だけ訪問するには気軽に利用できてとってもお得。
仮に2時間を過ぎて料金が発生しても、平日なら2時間30分まで550円という計算になるため、金城埠頭駐車場よりもお得。土日祝なら3時間まで1,380円なのでまだファニチャードームの方がお得です。それ以上滞在するなら大人しく金城埠頭駐車場に停めましょう。
また、どうしても無料で済ませたい場合はファニチャードームのお買い上げサービスを利用することも可能。1,000円で1時間、2,000円で2時間、3,000円で3時間無料となります。
「ついでに家具を買うのはちょっと・・・」と難易度高そうに感じますが、店内にはレストランがあるためそこを利用するとサービスを受けやすいかと思います。
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