イルカとアシカが共存するショーが話題の海辺の水族館。ふれあいや体験も充実しており、レジャー施設として思いっきり楽しめます。バリエーション豊富なエサやりコーナーでは、なんと、テッポウウオの水鉄砲を受けることができます!
テーマパークのような水槽
愛知県の知多半島西側に位置する水族館。おもちゃ王国という遊園地も併設されており、たっぷりと遊べるレジャースポットです。
館内には、大きな沈没船が鎮座しています。沈没船などを目的に行うダイビング「レックダイブ」をイメージして作られているそう。
船内もしっかりとデザインされており、ウツボやタカアシガニなどいかにも沈没船に潜んでいそうな生き物水槽が列びます。
ツマグロやアカエイなど大きな魚が泳ぐ大水槽では、おびただしい数のマイワシがキラキラ輝くトルネードを作り上げています。12~2月には、カラフルな照明で彩る「マイワシ流星群」という演出も行っています。
たっぷりの海獣
ゴマフアザラシやカリフォルニアアシカ、バイカルアザラシなどの海獣も豊富で非常に見ごたえがあります。アザラシやアシカとのふれあいイベント「ふれあいカーニバル」も開催されており、海獣の魅力にどっぷり浸かることができます。
悠々と泳ぐスナメリの姿も。基本的に笑顔なので、とってもカワイイ。
大きなオウサマペンギンと、小型のジェンツーペンギンもいます。ジェンツーペンギンは好奇心旺盛で、手をかざすと追いかけてきます。
雌雄ペアで飼育されているセイウチ。オスのキックは3メートル以上もあります。巨体を揺らしながらゆったりと泳ぐ姿は、とっても迫力があります。
イルカ&アシカのショータイム
イルカスタジアムでは、ショーを開催中!
最初に登場するのはカリフォルニアアシカのハヤトくん。体重180kgもある大きなアシカで、輪投げやボール芸、そして水中からのジャンプも披露してくれます。
続いて4頭のハンドウイルカたちが登場。アクロバティックに飛び回るイルカは迫力満点!水しぶきが飛び散るので、濡れたい方は前列へ!
ここのショープログラム最大の特徴、それはイルカとアシカによる共同パフォーマンス。
イルカがアシカの指示に従ってジャンプしたり、アシカがイルカの動きに合わせてダンスしたりと、異種でありながらもコンビネーション抜群な芸を披露してくれます。仲良さげにキャッチボールをする姿も・・・!
なお、開催は1日2~3回なので、訪問時には公式サイトでイベントスケジュールの確認をお忘れなく。
楽しいエサやり体験
園内にあるふれあいおさかな館では、魚たちへのエサやり体験が気軽に楽しめます。餌やりといっても、そのラインナップがとっても豊富。アユやウグイなどの川魚にはじまり、マアジやメバルなど様々な魚に餌やりが可能なのです。
敷き詰められたヒラメたち。一見すると大人しく見えるのですが、エサを投げ入れると一気に豹変します。
餌やり方法のバリエーションも豊か。ハタタテダイやロクセンスズメダイなどのカラフルな魚には、トングを使って直接餌やりを行います。
こちらの釣り風水槽では、釣り竿の糸にエサをつけてイシダイやメバルにエサやり。針は付いていないため実際に釣り上げることはできませんが、ちょっとした引きを体験できます。
エサはガチャガチャカプセル式。それぞれのエサは異なっており、1回200〜300円ほどかかります。いろいろ試すとけっこうな金額になってしまうのでご注意ください。
テッポウウオの狙撃
ここに来たら見逃せないのがテッポウウオ。ご存じ、口から水を飛ばして虫などを撃ち落とす特殊スキルがある魚です。
飼育している水族館は多いですが、なかなかその瞬間を見ることはできません。しかし、ここではその水鉄砲体験ができるのです!こちらのプレートの白い部分を濡らして、ガチャガチャで買ったエサを表面張力でちょんっとつけます。
それを水槽にかざすと、水鉄砲の弾幕が!!1粒しかつけなくても2〜3発の水鉄砲をくらいます!これはテンションが上がります!たまに誤爆されて、服が少し濡れることもありますが、そこはご愛敬。
スマートフォンのスローモーション撮影を使うと、水が飛び出る様子がよーくわかります。この機能はテッポウウオを撮るためにあるのではないかってくらいよく撮れるので、ぜひお試しください!
エサをつけずにプレートをかざしただけでは水鉄砲撃ってこなかったりと、その優れた視力にも驚かされます。ちなみに、観察していて気づいたのですが、水鉄砲撃ってエサを落としても、それを食べてるのは別のテッポウウオです・・・!がんばって撃ちまくるテッポウウオほど、エサを食べれていないのがなんとも切ない。
抜群のユーモアセンス
豊富なラインナップやバリエーション豊かな体験だけではなく、随所に光るユーモアもこの水族館の魅力。
入口のそばにあるショップには、まるでサンドバッグのように吊るされたダイオウイカ。この時点でただならぬ気配を放ちます。
極めつけはコチラの「鬼面の魚たち」。2020年に大流行の緑と黒の市松模様をバックに、オニカサゴやオニオコゼなど、鬼系のサカナが列びます。
この時点でかなりユニークなのですが、「魚の呼吸」と称してただのエアーポンプを置いていたり、「柱」と称して普通の木材を立てていたりと、追い打ちをかけるような遊び心もたっぷり。
アクセスと営業情報
最寄り駅は、名鉄名古屋駅から50分ほどの知多奥田駅。そこから徒歩約15分ほど。車の場合は南知多道路の美浜ICから約10分、名古屋から約40分ほどでアクセスできます。駐車場は普通車600円です。
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