奇岩めぐりとカモメの餌やり体験『笹川流れ観光汽船』(村上市)

新潟県

笹川流れの景観を海上から見ることができる遊覧船。船長さんの解説とともに、船は海岸沿いを進んでいきます。後半はカモメフィーバータイムに突入!様々な種類のカモメを見ることができますよ!

訪問日:2024/5/4(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

桑川漁港が乗船場

笹川流れ、それは国の名勝および天然記念物に指定された11kmの美しい海岸線。透明度の高い海と立ち並ぶ奇岩が見どころです。かつて源頼朝と対立した源義経が奥州へ落ち延びる際、小舟でこのあたりを渡ったとの伝説も残されています。

そんな笹川流れを海上から楽しめるのが笹川流れ遊覧船。乗り場となるのが、桑川駅から徒歩15分ほどのところにある桑川漁港。

乗り場には一夜干し売り場や海カフェなどの施設が。乗船時間より早めについても、食事やお買い物で時間調整可能です。

■乗船予約は必要?
公式HPでは乗船予約も行っております。ただし、GW・お盆などの繁忙期は時刻表通りにならないこともあるため予約不可。繁忙期は予約必須となる施設が多い中、ここは通常とは逆パターンなのでご注意ください。

海上を進む遊覧船

運行しているのは、「おばこ丸」と「ゆうなぎ」という2隻の遊覧船。今回はゆうなぎでした。こちらの方が座席の位置が高いみたいです。

座席指定はなく、並んだ順で乗船。そのため、良い席を狙う場合は先にのりばで待機しているのがおすすめ。進行方向右側がおすすめとのクチコミがあったので、右側前方の席に座ってみました。

出港すると、船長さんによる解説がはじまります。内容はまじめな感じですが、ゆっくりと聞き取りやすいペースで話してくれます。

次々現れる奇岩

砂浜から続く眼鏡岩。よくみると、アーチ状になっております。「メガネ」とつくからには2連アーチではないの?と思ったのですが、地震の影響で崩壊してアーチはひとつになってしまったそうです。

眼鏡岩の先のとがった岩は、獅子岩。獅子が前脚をあげて頭を持ち上げた姿とのことですが、こちらも地震により崩壊してしまっておりあまり獅子らしさはのこっておらずです。

 

見えてくるのは恐竜岩。どのへんが恐竜かといいますと、写真左側が頭で右側が体。恐竜が長い首を海に突っ込んだ姿に見えるのです。

こちらは鷹巣岩(たかのすいわ)。マメダカ、ハヤブサなどが巣をつくっていることからこんな名前が付けられたそうです。

奇岩のラストを飾るのは屏風岩。3枚の岩が折り重なった姿が迫力あります。

カモメフィーバータイム

折り返し地点に差し掛かったあたりで、突然「えびせん」の販売が始まります。この船の見どころは、笹川流れ観賞だけではありません。船に集まってくるカモメの餌やりも人気のアトラクション。

ここからはもう笹川流れの記憶がありません!

既にフライング気味で集まってくるカモメたちは、乗客からのえびせんを今か今かと待ち望んでいます。

手に持って掲げても、手から直接とりにくるカモメはほぼゼロ。海に落ちたのを拾いにいくというパターンが多いです。考えてみれば、危険を冒して人に近づくよりもずっとノーリスクですよね。

たまに、投げると空中キャッチしてくれるカモメも!

そんなアクロバティックなカモメですが、よくみると脚の色や羽の色が異なるものがたくさん。この遊覧船に集まるカモメは、バリエーション豊か。

黄色いクチバシと赤い脚の「オオセグロカモメ」、先端に赤と黒のスポットが入る黄色いクチバシが特徴の「ウミネコ」、赤いクチバシと脚の「ユリカモメ」など、様々なカモメが集まります。エサやりを楽しみながら、カモメの種類特定ゲームをしてみるのもおすすめです。

アクセスと営業情報

JR桑川駅から徒歩15分。港には無料駐車場があります。

出航時間 ①9:00/②9:40/③10:30/④11:30/⑤12:30/⑥13:20/⑦14:20/⑧15:10/⑨16:00
※天候や海況によって変更の場合あり
乗船時間 約40分
料金 1,500円
公式サイト https://www.sasagawanagare.co.jp/

※掲載の情報は2024年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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