ナガンヌ島はビーチだけの島で、家もなければ住んでいる人もいません。そんな島で宿泊する「ナガンヌステイ」ってどんな感じなのでしょうか。部屋はどんな感じだろう?シャワーとかちゃんとあるのかな?実際に泊まってみたので、そのときの様子をまとめてみました。
想像よりも快適なコテージ
こちらが宿泊用のコテージ。ビーチにある素敵すぎるロケーションで、このコテージの写真を見た瞬間、ナガンヌ行きを決意してしまいました。
内部はログハウス仕立て。ベッドとサイドボードがあるだけのシンプルな部屋ですが、無人島ということを考えると充分すぎる設備。自由に使用できるエアコンが付いているのがありがたい。
その他の設備は、ティッシュ・懐中電灯・アースノーマット・殺虫スプレーというちょっと変わったラインナップ。懐中電灯なんて使うのかな?と思ったのですが、これが非常に役に立つときがきます。詳しくは後ほど。
到着後の過ごし方
ナガンヌ島のビーチは16:00まで(夏季は17:00まで)と遊泳時間が決まっています。ナガンヌステイ利用者は14:30那覇発の船を利用するため、島に到着するのは14:50頃。海で遊ぶ予定の方は、チェックインしたらすぐにビーチに向かうのがおすすめです。
シュノーケルについてはこちらの記事に。
各コテージの前にはパラソルとデッキチェアがあり、自由に利用可能。コテージ周辺は遊泳区域ではないため、海水浴客もいない静かな海辺で時間を忘れてのんびりできます。あえて泳がずにココでゆったりと過ごすのも良いですね。
宿泊者だけのナイトタイム
日帰りの海水浴客は16:00頃の最終便で那覇に帰ってしまうので、それ以降はナガンヌステイ利用者だけの時間になります。
赤く染まる桟橋やパラソルのシルエットは、まるでアジアのリゾートのようです。ここでは時間に追われることもないので、心行くまで夕日を眺めていられます。
そして、更なる特権が夜の散歩!海の向こうに見える那覇の明かりを見ながら、小さな島内をふらっとお散歩。
ナガンヌ島の凄いところは、なんといっても虫がほとんどいないところ。
夜だと蚊に刺されたり、街灯や外の水道の明かりに虫が集まっていたりするのですが、ここではほとんど虫を見かけませんでした。やはり森や池がないナガンヌ島は、昆虫には暮らしにくいのでしょう。
その代わり・・・・・
オカヤドカリが大量!!!
ここでは天敵が少ないのかどこを見てもゴソゴソしてます。昼間もたくさん目にすることができるのですが、オカヤドカリは夜行性。夜になるとより活発に動き出します。
島内に生えているポンパノキをよく見てみると、食事中のオカヤドカリが。
そんなオカヤドカリですが、天然記念物に指定されているため、一般人が勝手に捕獲すると文化財保護法に引っかかってしまいます。連れて帰ってはダメですよ!
なお、ナガンヌ島はウミガメ産卵地でもあります。タイミングが良いと産卵or孵化するウミガメに出会うことができるかもしれません・・・!
夕食はダイニングテラスで
コテージのすぐ近くにあるダイニングテラスが総合カウンター。スタッフさんが滞在しており、ドリンクメニューやお菓子などを販売しているカフェも併設されています。
宿泊者の食事はこちらで提供されます。それぞれ時間が決まっていますが、幅が広めに設定されているのが嬉しい。季節により少し変動するようで、私が宿泊したときの夕食タイムは18:00~22:00とかなり広めでした。
本日のメニューはハンバーグプレート!飲み物はつかないので自販機で買うのですが、水100円・さんぴん茶200円と気にならないお値段。+2,000円で夕食をBBQにすることも可能なので、大人数で来たら盛り上がりそうです。
気になるシャワー&トイレ
優雅なモーニングタイム
市街地と違って、ナガンヌ島の夜は早いです。そのため、必然的に早起きになります。ということで、朝日を見に海辺へ・・・といっても、コテージそのものが海辺なので、一歩外へ出るだけでサンライズビーチが堪能できてしまいます。
早起きしたは良いですが、特に何もすることが無いのでその辺を散歩したりして過ごします。とにかく静かな離島の朝で、昨晩あれほど見かけた大量のオカヤドカリも、忽然と姿を消していました。
朝ごはんも夕飯と同じくダイニングテラスにて。メニューは、パンとドーナツ、オニオンコンソメ。パインと柑橘類である「たんかん」のジャムが南国感あります。
朝イチでナガンヌ島へ向かう人々をたくさん乗せてきており、そんな方々と入れ替わりでステイ組は那覇へと戻ります。
ナガンヌ島はやっぱりレジャーの島。島の暮らしの中に溶け込むような感覚はまったくありませんが、のんびり過ごすには最高の場所でした。ステイしていたのは、カップル、女子旅グループ、外国人ファミリー。普段あまり離島旅をしない様な方々がプチリゾート感覚で利用しているような雰囲気です。
ホテルのようなきちんとした設備はありませんが、ゲストハウス・民宿に泊まった経験のある方でしたらとても快適に過ごすことができるはず!
さてさて、9:30頃那覇に到着した私は、船を乗り継いで次の島へと向かいます。
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