お手軽カヌー体験が楽しめる『黒潮の森マングローブパーク』(奄美市住用町)

奄美大島

奄美大島最大のマングローブ林が広がる住用川。カヌーツアーに参加すれば、その豊かな自然を間近で体感することができます。価格はとってもリーズナブルで、撮影サービスや解説もあり。約1時間とショートタイムなので、旅行の合間にもぴったりです。

訪問日:2024/9/24(火) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

気軽に楽しめるカヌー

道の駅 奄美大島 住用(すみよう)にある黒潮の森マングローブパーク。ここでは、マングローブカヌーツアーを開催しています。毎日5回ほど開催しており、予約不要で参加することができます。

<カヌーツアー開催時間>
①10:00 ②11:30 ③13:00 ④14:30 ⑤16:00
※各回20分前までに受付

受付の近くには入館無料の世界遺産センターやレストランもあるので、時間調整はしやすいです。

気になる料金ですが、まさかの1人3,000円という超お手軽アクティビティ。他の島でも見かけるマングローブカヌーですが、もしかしたら日本一安いかもしれません。所要時間は1時間程度。これがまたちょうど良いくらいの時間でした。

乗り場とレンタル品

受付から少し歩くと乗り場に到着。

乗り場にはトイレ、自動販売機、更衣室、シャワーがあります。嬉しいことにドライヤーの備え付けも!

まずはライフジャケットを来てスタンバイ。雨に備えてレインコートの貸し出しもあります。

また、サンダルのレンタルもあります。靴を濡らしたくない方は履き替えておくと安心です!

すいすい進むカヌー

最初はパドルの使い方からレクチャー。進み方、バック、カーブなど基本動作を学びます。

さらっと練習したら、スタッフさんが固定してくれているカヌーに乗り込みます。

乗り込んだらすぐにツアースタート!先頭を進むガイドさんの後をついていきます。

あれ、思っていたよりもずっと楽しい!!

公園のボートくらいの気持ちで乗船してしまったのですが、足を伸ばして座るため水面に近い感じが非日常的!パドルを回して進む感じもとっても新鮮です。

マングローブのトンネル

水はとってもキレイで底が見えるほど。台風のあとは山から水がたくさん流れ込むため、水質がとってもクリアになるそう。いつもは濁っているけどラッキーとのことでした。

しばらく進むとマングローブのトンネルに入っていきます。これぞマングローブカヌーといった光景にテンション上がりますね!

途中では、カヌーから降りたスタッフさんによる写真撮影サービスも。ちなみにスタッフさんは下半身が完全に水に浸かってます。

ためになる解説タイム

ここで少しマングローブについての解説があります。まず、マングローブという植物は存在しません。海水と淡水が混じる汽水域に生える植物を総称したコトバなのです。トンネルを作っているマングローブは、メヒルギという植物でした。

赤い花をつけているのはオヒルギというマングローブ。まるでタコさんウインナーみたいなかわいらしい花が付いています。

オヒルギを見ると、稀に黄色い葉があります。これは紅葉ではなく、塩が集まっている葉っぱ。オヒルギは海水の浄化能力が低いため、取り込んだ塩分を一枚の葉っぱに集め、それを落とすことで体外に排出しているそうです。しょっぱいというウワサですが、ここは国立公園なので葉っぱをちぎるのはNGとのこと。

また、このマングローブの森で見ることができる生き物についての解説も。干潮時に見られるシオマネキやミナミトビハゼはもちろん、水中には1mを超えるロウニンアジが現れることもあるそう。さらに2mを超えるオオウナギが見つかったことも。さらにさらに4mを超えるオナガウツボが出現したこともあるそうです!

そんな大きなサカナに出会ったら、驚いて転覆していしまいそうです。

さて、マングローブトンネルでの解説が終わると、川幅が広いところに戻りフリータイム。漕いでる写真を撮ってもらったり、生き物を探したり、自由に過ごせます。

1時間のツアーはあっという間。これで3,000円は格安すぎます!!

ちなみに、マングローブのトンネルに入れるのは満潮時のみ。一方、干潮時は上陸して生き物観察が楽しめるというメリットも。お目当てがある方は、潮見表を確認してからカヌー体験時間を決めるのがおすすめです。

アクセスと公式サイト

奄美空港から車で70分、奄美市名瀬から車で30分。

公式サイト https://www.mangrovepark.com/

※掲載の情報は2024年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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