ハーフミラーに包まれた青空に映えるツインタワー『銚子ポートタワー』（銚子市）

銚子漁港のそばに立つ銚子ポートタワーは、空を映し出すツインタワーがシンボリックな建築です。最上階の展望室からは広がる太平洋や雄大な利根川、灯台が立つ犬吠埼などを見渡すことができます。

銚子漁港のシンボルタワー

関東最東端となる銚子の漁港にそびえたつ銚子ポートタワー。高さ57.7mの展望タワーで1991年に竣工しました。

このタワーの特徴といえば、2つのタワーが並ぶ超個性的な外観。ハーフミラーガラス(マジックミラー)で仕上げられたボディは、太陽光を反射してキラリと輝きます。四角形のミラーが積み重なる姿は、ルービックキューブの様にも見えてきました。

1階が売店と受付。「地球の丸く見える丘展望館」とのセット券、JAF割もあります。受付を進むとエレベーターがあり、4階の展望室まで一気に上がることができます。

8角形の展望室

展望室は2つのタワーの上に鎮座しております。その標高は46.95m、海抜だと60.45mの高さ。全国の展望タワーと比較するとそれほど高く感じませんが、辺りには高い建物が無いため見晴らしは抜群です。

展望室はそれほど広くありませんが、床から天井まで広がる大きなガラス窓のおかげでとっても開放的。周辺の景色を余すことなく眺めることができます。

展望フロアからの眺望

西側は大きく蛇行する「利根川」。よく見ると、そこに架かる「銚子大橋」や「利根かもめ大橋」も見ることができます。天気が良いと、2つの峰がそびえる「筑波山」の姿も。

北側は日本有数の水揚げ量を誇る「銚子漁港」。黒潮と親潮がぶつかるエリアであり、マダイ、マイワシなど様々なサカナが水揚げされています。午前中に訪ねると、水揚げ風景が見れることもあるそうです。

南側は犬吠埼。「犬吠埼灯台」や「地球の丸く見える丘展望館」、立ち並ぶ風力発電の風車など、多数のランドマークがあり見応えがあります。

日没時に訪問したところ、サンセットも見ることができました！今頃「屏風ケ浦」が夕陽に染まってキレイなんだろうな～。

タワー内で見かけたもの

ウエディングな雰囲気のフォトスポット。このタワーが立っている夫婦ヶ鼻という崖にちなんで作られたものであるそう。なんと、スタッフさんの手作りとのことです。

カプセルに入ったパワーストーン付の恋みくじもあります。流木でつくられた結び紐も置かれていました。

唐突に現れる御朱印台。どこかの神社が勧請されているのかと思いきや、こちらは「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」のもの。ここは「アマガミSS」シリーズの聖地としても知られているのです。

最後は展示とショップ

階段を降りて3階が下りエレベーターのりば。3階は展示などはなく、トイレがあるだけのエレベーターホールとなっています。

エレベーターで降りた2階は展示ホール。銚子で見つかったアンモナイトなどの化石や、かつて利用されていた漁具が展示されています。

1階はお土産屋さん。千葉県産の落花生加工品、銚子生まれの缶詰、銚子メロンワインケーキなどがずらりと並んでいます。

1階からは水産物即売センター「ウオッセ21」への連絡通路も延びています。夕方の訪問であったためもう閉館していましたが、日中に行く予定の方は、合わせて訪問してみると良さそうです。

アクセスと営業情報

銚子駅からバスで20分ほど。

※掲載の情報は2024年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。