野生のマダイが見られる?『鯛の浦遊覧船』(鴨川市)

千葉県

マダイの群れが生息している、国の天然記念物「鯛の浦」。遊覧船に乗ると、餌付けされたマダイを間近でみることができるそう。果たしてタイは見れるのでしょうか?約25分のクルージングへ出発です!

2021/3/26(土)

鯛の浦の凄さ

ここ鯛の浦は、文字通りマダイの群泳をみることができます。
実は、これって凄くレア!!通常マダイは深さ30〜150mに生息しているサカナ。それが、ここでは水深10〜30mという浅海に住んでいます。この貴重な現象は、国の天然記念物にも指定されています。

なぜこのような現象が起こっているのでしょうか?これには、日蓮宗の開祖である日蓮が関わっています。

この鯛の浦がある鴨川市は、日蓮が生まれた場所。「大鯛が海上で舞い、日蓮の誕生を祝った」という伝説が残っています。この地域では鯛を聖なる生き物として大切に扱ってきたため、マダイたちはこの鯛の浦に住み着いているそうです。

Wikipediaによると科学的な根拠は解明されていないとのこと。以前別の場所で海中観光船に乗った際、その船員さんが「サカナが集まってくるようになるのに何年もかかった。一匹でも釣ってしまうともう集まってこなくなってしまう。」と言っていました。人々が保護してきたのも要因の一つではないでしょうか?

時間未定な遊覧船

そんな鯛の浦のマダイたちは餌付けされており、遊覧船に乗るとマダイを海面で見ることができるそう。

乗船場は漁港の片隅にあります。乗船料金は1,200円、所要時間は25分。出港時刻は決まっておらず、集まり次第出港とのこと。

いざ受付に行ってみると、次の出港時刻が表示されています。もし待ち時間が10分くらいでしたら、受付建物内にある「展示室(詳しくは後述)」を見るのが良いかなと思います。また、出港した直後で待ち時間がけっこうあるようでしたら、すぐ近くにある「誕生寺」を見に行くとちょうど良い時間です。

出港時刻の5分前くらいに、遊覧船が入港してきました。乗客が入れ替わると、すぐに出航準備がはじまります。漁師さんと思われる明るい雰囲気のおじいさんたちがかなりの人数で作業を行っていました。

おさかなウォッチング

船内は意外とキレイ。ブルーの座り心地良いシートが用意されています。港から出航すると、船内にはびっくりするほどレトロなBGMが流れてきました。

約5分でポイントに到着。船員さんが海に向かってエサを巻くと、すぐにサカナが集まってきました!

サカナ(おそらくヒラマサ)がたくさん集まってきて迫力満点!おそらく1m以上のものもおり、船内では「すごいすごい!」と歓声が上がりました。

ただし、肉眼では集まる様子がよく見えたのですが、写真には全然写りません・・・!!

後部甲板デッキで見ていたのですが、ポジションが悪かった可能性大です。おそらく船内左前方が一番の特等席でした。

ちょっと物足りない?

あっという間に餌やり終了。ポジション移動するヒマも無く、マダイがいたのかどうかもわからず、本当に短時間で終わってしまいました。

口コミなどを見ていると、どうやらマダイが見られないことの方が多いそうで、「がっかりした」という内容のコメントも見かけました。

実際のところ、スタッフさんの雰囲気も良いし、レトロな雰囲気の海上クルーズとして充分に楽しめる内容だと思います。短く感じたエサやりも、クルーズのおまけアトラクションと考えると満足度は高い。問題は「貴重な鯛が見られる!」といった期待値が高すぎるところ。・・・ということで、このクルーズを楽しむ秘訣は、「鯛を期待しすぎない」だと思います!

その後は湾内をクルーズへ。赤い鳥居が立つ大弁天島。漁師たちは大漁と安全を祈ってお参りするそう。

日蓮誕生に関わる3つの不思議「三奇瑞」の1つ、蓮華の花が咲いた池の跡、蓮華ヶ淵も遠くから眺めることができます。2度の地震・津波を受けてしまいましたが、日蓮の生家はかつてこの辺りにあったそうです。

すぐ近くにある誕生寺へ訪問すると「三奇瑞」などについて詳しく知ることができます。境内にある宝物館では20分ほどの映像を無料で見ることができるので、先に見ておくとよりクルーズが楽しめます。

展示室で見る鯛みこし

受付の2階はちょっとした展示室が設置されており、船の待ち時間を潰すのにぴったり。

クロダイ、イシダイなど、様々なタイの紹介パネル。ひとことで「鯛」といっても様々な種類がいますね。

渦巻く白波の上に金色の鯛がのった鯛みこし。天津小湊町は「鯛のまち」と称しており、ふるさと創生事業とし1990年に作られました。この鯛みこしの体内には「鯛夢カプセル」という、街の様子や住民の声を集めたフィルムが入ったタイムカプセルが内蔵されているそう。

30年後に開封することになっているそうですが、それは2021年。ちょうど今年ですね!

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