日本三大巨岩!海に浮かぶ巨大カメ『大野亀(おおのがめ)』(外海府)

佐渡島

佐渡島の海に浮かぶ大きなカメ。その正体は、巨大な一枚岩!まるで海に浮かぶ山のようで、とても見応えのある景勝地です。日本三大巨岩の1つとのことですが、残る2つはどこでしょうか?

2017/7/17(月)

大野亀への道のり

佐渡島3日間の最終日。待ちに待った快晴なので、佐渡島の北部にある絶景スポット大野亀へ向かいます!

大野亀がある外海府(そとかいふ)は佐渡島の最北部。フェリーの到着する両津港からは車で約50分、佐渡金山のある相川からは車で約1時間15分ほどかかります。佐渡島は大きな島です。道中にはコンビニはおろか、店などは全くありませんのでご注意を。

海沿いの道を走っていると、海上に浮かぶ大きな大野亀が見えてきました。

まるでゾウガメの甲羅のような真ん丸い巨大岩。この角度から見ると、少しだけカタツムリに見えるような気もします。

駐車場近くには大野亀ロッジがあります。周辺には何もないので、休憩するならここで。

【営業時間】
喫茶・売店:9:00~16:30
レストラン:11:00~15:00

巨大カメの正体

大野亀の正体は、巨大な玄武岩の一枚岩。島にしか見えませんが、マグマでできた大きな1つの岩なのです。

横から見たときは丸っこかったのですが、正面から見ると尖った甲羅をしています。緑がとにかく美しく、青い海とのコントラストも素敵です。

登れる巨岩

大野亀の周辺は遊歩道が延びているので散策可能。斜面で未舗装ですが、高い樹木はほとんど無いため、歩きやすいです。

岩の頂上には石塔があり、航海の安全を守る竜神と信仰されているそう。約20分ほどで登れるらしいのですが、立ち入り禁止でした。

花の名所

ここ大野亀は、40万本ものトビシマカンゾウが花咲かせる国内随一の群生地でもあります。5~6月に訪れれば、緑に包まれた大野亀とそれを埋め尽くすオレンジの花のコラボレーションを楽しむことができます。毎年6月の第2日曜には佐渡カンゾウまつりも開催されており、海府太鼓や佐渡民謡が疲労されているそうです。

なお、このトビシマカンゾウが自生しているのは、この大野亀と山形県の飛島(とびしま)だけらしい。どちらも日本海側の離島ですね。

7月に訪問したためトビシマカンゾウはもう咲いていませんでしたが、代わりにアジサイがたくさんの花を付けていました。

 

三大巨岩とは?

案内板によると、大野亀は日本三大巨岩の1つらしいです!3大ということは他にもこんな巨岩があるのですね。あと2つはどこでしょうか・・・?

web検索しても大野亀以外の情報がまったく出てきません。そういえば、かつて訪れた和歌山県の古座川の一枚岩も日本最大級の巨岩だった気がします。切り口を変えて、古座川の一枚岩から調べてみよう。

Wikipediaを見てみると、こんな記載を見つけました。

一枚の岩盤としては佐渡島の大野亀(高さ約167m)や屋久島の千尋の滝(高さ約200m、幅約400m)などとともに日本最大級とされる参照:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/古座川の一枚岩

大野亀に加えて屋久島の千尋(せんぴろ)の滝が記載されています。もしかして、この3つが日本三大巨岩ということで良いのではないでしょうか?

・佐渡島の大野亀(高さ約167m)
・古座川の一枚岩(高さ約150m、幅約800m)
・屋久島の千尋の滝(高さ約200m、幅約400m)

ちなみに、こちらが古座川の一枚岩。写真に全貌が入らないくらい巨大な岩です。ここには、岩を食らう魔物の伝説がありました。

古座川の不思議な奇岩めぐり『一枚岩・虫喰岩・牡丹岩』(古座川町)
古座川町の古座川沿いには、熊野火山の活動によって形成された奇岩が並んでいます。そのなかでもメジャーな一枚岩・虫喰岩・牡丹岩の3つをめぐりました。岩を食う魔物の正体についても考えてみました!

そしてこちらが千尋の滝。大きな花崗岩を滑り落ちるように滝が流れていくダイナミックな光景でした。

大野亀は「海」、一枚岩は「川」、そして千尋の滝は「滝」とそれぞれ常に水にさらされているのに、よくその大きさを保っていられるものです。


大野亀の先には、2つの岩が・・・!

二ツ亀へ向かいます!ついについに海に入ります!!!

透明度抜群!佐渡の海でシュノーケル『二ツ亀海水浴場』(外海府)
佐渡島の海って実はとてもキレイで、その透明度は沖縄にも負けないくらい!そんなクリアな海にきたら、もちろんシュノーケル。海開きのはじまりと同時に、ひと泳ぎしてきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました