琉球八社に数えられる沖宮。にぎやかな公園内に位置しており、眺めの良さも楽しめる清々しい神社です。沖縄各地に多数の末社があり、その範囲は非常に広大です!
琉球八社の一社
護国神社とともに奥武山公園内に鎮座する沖宮(おきのぐう)。「琉球八社」に数えられており、以前は那覇埠頭に鎮座していましたが、明治41年(1908年)の築港工事に伴い安里八幡宮の境内に遷座。昭和13年(1938年)、伊藤忠太の推挙により本殿が国宝に指定されるも、沖縄戦により焼失してしまいます。
戦後、宮司である比嘉真忠が「奥武山の天燈山にて復興せよ」という神託を受け、現在の奥武山公園内に遷座されました。
クリーム色の大きな鳥居には、幸先詣の大きな旗が掲げられています。

まさかのクリスマス仕様
鳥居の先の石段は、プランターが並び、壁面はグリーンカーテン仕様。まるでおしゃれ植物園のようなかわいらしい雰囲気です。

上った先にはキラキラと光るオブジェ。テーマパークのフォトスポットのような雰囲気も。

そしてなんとクリスマスツリーも!BGMは「きよしこの夜」などクリスマスソングのオルゴールバージョンが流れており、神社とは思えない雰囲気。

なぜ神社なのに、キリスト教の祭事であるクリスマスなのか。案内板によると、「様々な宗教とまつりがありますが、目的は同じ、祈りは一つ」との思いから、宗教の枠を超えて祈りの大切さを伝えるために行われているそう。
歴史ある神社なので重厚なイメージでしたが、思っていたよりもカジュアルな姿に驚きつつも、妙な居心地の良さを感じました。
天照大御神を祀る神社
そんなクリスマス飾りの先にあるのが拝殿。構造上、引きでは撮れないので斜めから撮影しております。

沖宮の創建は尚金福王の時代である1451年。那覇港内で不思議に輝くものを国王が首里城より発見、漁夫に捜索させたところ、古木が見つかりました。それを祀ったのがはじまりと伝えられています。
主祭神は「天受久女龍宮王御神(てんじゅくめ りゅうぐうおう おんかみ)」という神様。「天照大御神」の別名であるそうです。
以前、琉球八社について調べた際に「琉球八社の祭神には、安里八幡宮のみ八幡神が祀られ、それ以外は熊野権現が祀られている」といった内容を見かけましたが、ここも熊野信仰ではないのでしょうかね。どこかで信仰が変わったのかもしれません。
十二支を祀る末社
拝殿向かって右側へ進むと住吉神社。子・丑・寅の神々を祀っており、恵比須大明神、大國大明神、混比羅大明神と刻まれた石碑が置かれています。

拝殿向かって左側、細い通路の左側にあるのが祈祷殿。導きの神、猿田彦を祀っています。

祈祷殿の先にあるのが八坂神社。引き戸を開くと、六畳一間の内部へ。卯・巳・午・未・申・酉・戌・亥の神々を祀っているそうです。

干支の神がそれぞれ祀られている末社。辰だけ登場しておりませんが、こちらは弁財天宮に祀られているそうです。
見晴らしの良い天燈山御嶽
石段を上った先にあるのが天燈山御嶽。

3つの碑があり、主祭神である「天受久女龍宮王」に加えて、「天受久男龍大御神」、「底臣幸乙女王」という二柱の神が祀られています。

ここはとっても見晴らしが良いポイント。国場川を越えてゆったりと進むゆいレール、ずっと見ていられる風景です。

各地に散らばる多数の末社
奥武山公園にある世持神社。こちらの神社は、沖宮の末社であるそう。

ピンクの提灯に彩られた木造の社殿、内部には御神体の鏡と、えびす様&大黒様の石像が安置されています。隣には仏像や位牌も置かれており、神仏習合の名残を感じる神社です。

沖宮は、この世持神社以外にも多数の境外末社を擁しております。
①恵比須神社(那覇市)
②奥武山世持神社(那覇市奥武山公園内)
③伊計神社(伊計島)
④宜名真神社(国頭村)
⑤伊平屋天巌戸神社(伊平屋島)
その範囲はとにかく広大!!!沖縄北部の国頭村や、沖縄最北端の離島・伊平屋島にまで及びます。いずれの創建も、先ほど遷座に関わる神託を受けた宮司・比嘉真忠によるもの。
以前、伊平屋島の「伊平屋天巖戸神社」へ行った際に、沖宮の名前が出てきてびっくりしましたが、他にも多数の末社があるのですね。

アクセスと営業情報
ゆいレールの「奥武山公園駅」より徒歩5分ほど。
| 開門時間 | 参拝自由 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 公式サイト | https://okinogu.or.jp/ |
※掲載の情報は2025年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。


コメント