福島名物といえばソースカツ丼!会津若松市にある白孔雀食堂では、丼からあふれんばかりのカツに旨味たっぷりのソースが絡んだ極上の丼を食べることができます。意外とさっぱりしており、ハーフサイズもあるので、多くの方が楽しめるお店です。
専門店・白孔雀食堂
会津名物といえば「輪箱飯(わっぱめし)」や「馬肉料理」といった郷土料理ですが、実は「カツ丼」もご当地グルメとして人気があります。一般的な玉子でとじたカツ丼とは異なり、会津のカツ丼はソースカツ丼タイプ。
その起源は大正時代の洋食ブームの中で考案されたという説や、戦後に市内の料理人が東京で食べた味を持ち帰って広めたという説など、様々な説があるそうです。
そんなソースカツ丼ですが、福島ではかなりポピュラーのメニュー。レストハウスや食堂などでもよく見かけるため、かなり気軽に楽しめます。でも、せっかく会津まで来たからには専門店に行ってみたい・・・。ということでおなじみ旅行雑誌「るるぶ」で見かけた有名店・白孔雀食堂に行ってみることにしました。
大通りから一本入った住宅街にひっそりと建っています。看板は設置されておらず、暖簾があるだけ。気がつかず素通りしてしまいました。
2択のメニュー
このお店、外からは店内の様子が全く見えません。中はどうなっているのでしょうか。入るのをちょっと躊躇います。
勇気を出して入ってみると、感じの良い店員さんが迎えてくれました。店内はこじんまりとした食堂スタイル。
さて、メニューを拝見・・・と思ったのですが、この白孔雀食堂に、メニューブックはありません。なぜなら、メニューがたった2つしかないのです!「名物カツ丼」と「名物カツ丼ハーフ」のみ!サイズの問題です。
カツ丼一本なところから本気度合いが伝わってきます。ちょっと食べきれる自信がなかったので、ハーフにしました。
どんぶりいっぱいのカツ
注文してすぐに、謎の物体が到着しました。こちらが「名物カツ丼ハーフ」。フタの上には漬物の小皿がのっており、フタの隙間からはぺろっと舌を出すかのようにはみ出したカツ。チラリズムの誘惑です。
ちなみに、ハーフじゃない通常サイズは、フタがまったく閉まっていません。チラリズムというよりモロ出しでした。
フタを明けると、どんぶりにぴったりと収まったソースカツがお目見え。たちこめる湯気に、ソースの香ばしい香りが混じりあい、よだれが滴りそうになりました。
自供してしまう味
自家製ラードで揚げた香ばしいカツは、継ぎ足し続ける伝統のソースをたっぷりと吸収しています。
口に含むとあふれるソースの風味と肉の旨味。あまりの美味しさに、「刑事さん、私がやりました・・・。」と謎の自供をしたくなってしまいます。
独特の甘口ソースはとにかく絶品で、さらにカツも薄目でとても食べやすい。カツの下にしかれたキャベツも、良い感じにさっぱりとさせてくれます。ハーフとはいうものの、普通のカツ丼のボリュームはありますので、少食の方は充分お腹いっぱいになれると思います。
なお、メニューがシンプルすぎるおかげか、提供までのスピード、そして回転は異常なほど早いです。多少の行列ができていても、並ぶ価値はあると思います。
アクセスと営業情報
まちなか周遊バス「ハイカラさん」のバス停「徒の町」下車後、徒歩3分ほど。
お店の裏に駐車場がありますが、5台くらいしかスペースがありません。お昼の12:00ちょうどに訪問したところまだスムーズに停められましたが、食べ終わった12:30頃には駐車場待ちの車が数台路上に列をなしていました。車で訪問される方はご注意ください。
営業時間 | 11:00~15:00 ※売り切れ次第終了 |
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定休日 | 月曜、金曜 |
公式サイト | https://ameblo.jp/nobu-don/ |
※掲載の情報は2023年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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