三宮からすぐ近くの灘に立つ、おしゃれできれいな宿泊施設。周辺には観光名所も多く、旅行での利用にもぴったり。親切なスタッフさんたちが温かく出迎えてくれます。このゲストハウス、ちょっと意外な「ある建物」をリノベーションして造られています。
観光に便利な立地
今回、神戸の宿を探していたところ見つけたのがゲストハウス 萬家MAYA。
JR線の「灘駅」から徒歩5分、阪急線の「王子公園駅」から徒歩4分、阪神線の「岩屋駅」からも徒歩10分と、様々な路線でアクセスできるところにあります。
三宮や元町から徒歩圏内の宿に比べると、中心から少し離れているため不便かなと思いきや、「神戸市立王子動物園」まで徒歩4分、や「横尾忠則現代美術館」まで徒歩5分、「兵庫県立美術館」まで徒歩15分と、周辺に見どころは多数。神戸の夜景が楽しめる摩耶山山頂へと続く摩耶ケーブル駅までもバスで15分ほど。このあたりをめぐる予定の方にとっては、三宮よりも便利です。
今回は、日中に神戸観光を済ませたあと、日が暮れてからのチェックイン。静かな街の中にたたずむオシャレな雰囲気にわくわくしてきます。
おしゃれな共有ラウンジ
受付では、若いスタッフさんが丁寧に対応してくれます。1階は受付と共有スペースのラウンジがあり、2階以上が客室となっています。ラウンジには冷蔵庫やキッチンあり。基本的に客室内での飲食はNGなので、食事はこちらで。
ラウンジにの奥に立つ印象的な木枠は、モンゴルのゲルをイメージしているというウワサ。ゲルの中には様々な書籍に加えて、アコギ・ウクレレ・カホンといった楽器もあります。天井には、特製のUFOスピーカーも・・・!
入口は21:00になるとオートロックがかかり、共有スペースは23:00になると自動で消灯。この自動というのがとっても良いシステム!話がはずんで消灯時間を過ぎてしまう、なんてことが無いのはすばらしいです。
館内は基本土足ですが、室内履きのクロックスに履き替えます。シャワーやトイレへ行く際にいちいち靴を履かなくて良いのでとっても楽ですね。
きれいな共有設備
洗面所は2階に3基。ハンドソープやフリーの耳栓もあります。ドライヤーも備えていますが、21:00〜8:00になると撤去されて、1階のみになります。
洗面台の向かいにはシャワールームが3基、そのうち1つは女性専用となっています。シャンプーとボディーソープは備え付けあり。
洗濯機は1基で、7:00~22:00と利用時間が決められています。道路挟んですぐのところにコインランドリーもあるため、困ったときはそちらへ。
快適な個室
今回利用したのは個室ルーム。ふかふかのベッドが置かれた、とっても広々とした部屋です。
個室には、耳栓、タオル、歯ブラシ、鏡、エアコン、ハンガーなどが備え付けられています。洗面所にも耳栓ありましたが、またここにも耳栓があります。
気になるお値段は、2023年7月時点でシングルルーム6,400円、ダブルルーム11,500円くらい。ドミトリーの場合は男女混合4,200円~、女性専用4,900円~と少し安くなります。
ゲストハウスと考えると少し高く感じますが、神戸という立地を考慮するとリーズナブルな宿泊施設だと思います。
もともとは〇〇〇!?
ラウンジでゆったり過ごしていると、目に付いたのは「本日は◯時より診療をはじめます。」のプレート。
なぜこんなものがあるのでしょうか・・・?スタッフさんに尋ねてみると、このゲストハウスの建物はもともと診療所!DIYでリノベーションして作り上げたそうです。
入口で足元を見ると、診療器具を使って「MAYA」という文字が描かれています。こんなところにも診療所らしさが。
さらに、夜になると光り輝く入口の看板、なんとレントゲンを映すためのものを活用しているそうです!もしかしたら、他にもいろいろなところに診療所の面影を見つけることができるかもしれませんね。
泊まってみた感想
まず最初に気になったのは階段がかなり急です!
重いバックアップを背負っていたらひっくり返ってしまうかもしれません。スタッフが運ぶのを手伝うので気軽にお尋ねください、といった案内はありました。
また、壁が薄いため、居室内に館内の音がもの凄く良く聴こえます。話し声はもちろん、ドアの開け閉め、廊下を歩く音など、2階と3階の生活音がよく入り込んできます。21時過ぎるとドライヤーが1階のみになることや、あちこちに耳栓があるのはこのためですね!
と、そんな欠点もありますが、それを補って余りあるのがスタッフさんたちの温かい雰囲気。私が泊った際は若い人ばかりでしたが、みなさん丁寧でフレンドリー。ちょっとした雑談も交わしたり、おすすめをいろいろ教えてくれたりと非常に気持ち良く会話を広げてくれます。
おまけの酒屋さん情報
灘と言えば全国的に知られる酒どころ。最近日本酒に目覚めはじめた私としては、せっかく灘に来たのだから何かお酒を買って帰りたいという気持ちでいっぱいです。
しかし、灘に到着したのは夜。もう酒屋は閉まっているかな・・・そう思いながらゲストハウスのスタッフさんに相談をしたところ、夜でも営業している酒屋さんを教えてくれました。
それがこちらの吉田酒店。基本的に夜21:00まで営業しているようです。
お店に入ると、いきなり「これ飲んでごらん」と試飲スタート。その後も、「新しく入ったのがこれ」「今だけ原酒もあるよ」「東京に持って帰るなら火入れしたこれかな」「これは持って帰れないと思うけど、せっかくだから」「デザートにいちごとゆずのお酒も」・・・。
試飲が止まりません・・・!!!!
いったい何杯飲ませてもらったのかまったく覚えていませんが、少なくとも10杯は飲ませてもらった気がします。地元の方もふらっと訪ねてきたたり、ご主人と奥さんがバトンタッチしたりして続く試飲会。
最終的に、「仙介 純米大吟醸」と「泉姫 いちご酒」を買ってしまいました!どちらも灘の泉酒造の製品。空けるのが楽しみです。
コメント
美味しいお酒が見つかると楽しいですよね。