厳原(いづはら)港でレンタカーを借りたら、長く広い対馬の真ん中あたりにある美津島(みつしま)町・豊玉(とよたま)町へ。空の玄関口である「対馬やまねこ空港」、対州馬に会える「あそうベイパーク」、神秘的な鳥居が並ぶ「和多都美神社」、絶景広がる「烏帽子岳展望台」をめぐりました。
対馬やまねこ空港
離島らしい小さな空港。本土の旅行では航空機利用以外ではあまり立ち寄ることの無い空港ですが、離島においては立派な観光スポット。正式名称は対馬空港ですが、「対馬やまねこ空港」の愛称で親しまれています。
ANA&オリエンタルエアブリッジ(コードシェア便)が就航しており、福岡空港に向けて1日5往復、そして長崎空港へ向けて1日4往復ほど運航しています。博多から船が出ているため忘れがちですが、ここは長崎県の離島なのです。
2階にはお土産屋さんが入っており、名産品やヤマネコグッズなど、いろいろなモノがそろっています。離島では貴重なショッピングスポットなので、ちょっとお土産探しに立ち寄るのもぴったり。私は対馬サンセットサイダーを買いました!
あそうベイパーク
フィールドアスレチックやオートキャンプ場のあるレジャー施設、あそうベイパーク。国道382号線から逸れて進んでいくと、突然ガードレール沿いに馬が現れます。
この馬は対州馬(たいしゅうば、たいしゅううま)という種類の馬。日本に8種類しか残っていない在来馬の1種で、あそうベイパークのふれあい牧場では対州馬と気軽に会うことができます。100円でエサやりも可能で、バケツに入った干し草を向けるとハムハムと食らいついてきます。
土塁の上に立つ対州馬はとっても絵になります。ここの馬たちは元気いっぱいで、斜面を軽く駆ける姿も見せてくれました。
かつては、島内のどの家庭でも数頭飼育していたという対州馬。年々その数は減っていき、現在では20頭ほどしか残っていません。あそうベイパークの他には、対馬北部の上県(かみあがた)町にある目保呂ダム馬事公園でも数頭飼育されているそうです。
和多都美神社
海神である豊玉彦命がこの地に宮殿を築いたことにはじまるとされる神社。その宮殿を「海宮(わたづみのみや)」と名付け、この地を「夫姫(おとひめ)」と名付けたそう。
5つある鳥居のうち、2つは満潮時に海の中から立つ神秘的な姿へと変わります。ただいまの時間は干潮時だったため、潮が引いていますが、その代わり歩いて鳥居の近くまで接近することができます。
1つの鳥居は台風の影響で倒壊してしまっていました。この鳥居を復旧するため全国から寄附を募ったところ、目標金額500万円を大きく上回る2,700万円も集まったそうです。これは、対馬を舞台にしたゲーム「ゴースト・オブ・ツシマ」の影響とも言われています。
烏帽子岳展望所
和多都美神社から少しだけ車で登って行くと、烏帽子岳展望所の駐車場が見えてきます。車を停めた後は、長い階段のお出迎え。段数は少ないですが急なので少しだけハード。とはいえ、車でここまで登ってこれるのはとってもありがたい。
登った先には、木々に包まれた白い展望台があります。
展望台に登ると視界いっぱいに広がるパノラマ!標高はそれほどではありませんが、360℃のランドスケープは開放感抜群です。
うねうねと海岸線が入り組んだリアス式海岸と、そこに浮かぶたくさんの小島。対馬ならではの風景を楽しむことができる展望台です。
このあとは、さらに北へと進みます!
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