地下にて熱せられた温泉が一定間隔で噴き出ス間欠泉型の地獄。すぐに噴出する姿を見られるかどうかは、ほぼ運試し!場合によっては30分ほど待ち時間が出る可能性があるのでご注意ください。
間欠泉タイプの地獄
別府地獄めぐりのひとつ、龍巻地獄。地下より温泉水が噴き出す「間欠泉」の地獄であり、1977年には別府市の天然記念物にも指定、2009年には、海地獄・血の池地獄・白池地獄とともに国の名勝に指定されました。
また、別府地獄組合にも入っているので共通券でめぐることも可能です。この龍巻地獄と血の池地獄は、他の5つの地獄がある「鉄輪(かんなわ)」から3kmほど離れた「柴石(しばせき)」にあるのでご注意を。
タイミングが重要
こちらが龍巻地獄。まるで古墳の石室のような場所から温泉水が噴き上がります。その噴出の間隔は30〜40分とのこと。
こればっかりは運です。
ということで、10分以内なら大吉、20分以内なら中吉、30分以内なら小吉、それ以上なら凶と勝手に決めました。
噴出まで何して過ごそう?
噴出待ち① 園内散策
園内の奥にはツツジ園という散策路があります。噴出待ちの時間、こちらを歩いてみることにしました。
4月の上旬、ツツジの花がぎりぎり咲いてました。4月中旬〜GWくらいに訪れると、斜面を一面に染めるほど咲き誇るそう。蜜でも吸って待ってましょうかね。
高くそびえるフェニックスことカナリーヤシの木。南国気分を演出してくれます。
シャガ、ベニバナトキワマンサクなどの花を眺めながら進んでいて気がついたのですが、奥まで行くと龍巻地獄が見えません。
あまり進んでしまうと噴出しても気が付かない可能性があるので、急に不安になってきました!
噴出待ち② 売店にて待機
ということで、入口の売店へ戻ってきました。ここにはパーラーが併設されており、生絞りの甘夏ジュースや、かぼすのジェラートを販売。暑い日は日陰のベンチに腰掛けて、ジュース片手にゆったり過ごすのも良さそうです。
売店には大分名産品がずらり。「謎のとり天せんべい」が気になります。
ショップに貼られているのは、「科学的な地獄めぐり」と書かれたものや、別府観光の父と称される油屋熊八に関する記事。けっこう面白いです。
激しい間欠泉
そんな記事を読んでいたら、いつの間にか噴出が始まっていました!
ドバドバと噴き上げる間欠泉。立ち込める湯気と硫黄の香り、そして人々の歓声。これは盛り上がりますね!!
噴出時間は6分〜10分ほどと長めなので、近くで撮ったり、離れて撮ったり、みんなで記念撮影したりと、たっぷり楽しめます。
この噴き出す仕組みは、地中の空洞にたまった地下水が地熱で熱せられ、地上へと噴き上げられているとのこと。危険防止のために岩で屋根が作られていますが、実際は30mほど吹き上げるほどのパワーを持っているらしいです。いつの日か力を解放された龍巻地獄の姿を見てみたいものです。
なお、私の訪問してから噴出までのタイムは20分。ぎりぎり中吉でした。ちなみに今回3度目の訪問ですが、1回目は13分、2回目は14分ほどでした。割と運が良い方かもしれません。
アクセスと営業情報
亀川駅より徒歩約25分、もしくはバスで約15分。別府駅よりバスで約40分。
車の場合は別府ICより約15分。入口前に駐車場がありますが、台数は少なめ。すぐ隣の血の池地獄の目の前に広々とした無料駐車場があるので、そこに停めて2つをめぐるのがおすすめです。
開館時間 | 8:00~17:00 |
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定休日 | 年中無休 |
料金 | 450円 |
公式サイト | https://www.beppu-jigoku.com/tatsumaki/ |
※掲載の情報は2024年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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