長湯温泉のリーズナブルな温泉旅館『紅葉館』(竹田市)

大分県

長湯温泉の芹川沿いにたつ紅葉館。趣ある温泉旅館ですが、素泊まりならば格安で宿泊することができます。浴衣を着て静かな温泉街を散歩したり、食堂で川魚料理を楽しんだりするのもおすすめです。

訪問日:2024/4/7(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

意外と安い長湯温泉の旅館

6日間の大分・宮崎旅行。竹田市あたりでリーズナブルな宿泊施設を探していましたが、それなりのお値段であったり、満室だったりとなかなか良いところが見つからず。

Googleマップをうろうろしていて目についたのは、長湯温泉。竹田市の中心部から車で20分ほど、翌日向かう予定の九重町方面へ向かう途中なので、立地的にも抜群です。

長湯温泉の宿泊施設を探す中で、気になったのが温泉旅館である「紅葉館」。普段ゲストハウスや民宿ばかり泊まっている私にとって温泉旅館なんて贅沢すぎる・・・と思ったのですが、実はけっこうリーズナブル。素泊まりなら6,050円(※2024年4月時点)と、自分基準でOKライン。

何より、温泉入り放題&ちょっと温泉街の散策ができそうなので、深く悩まずココで予約してしまいました。

老舗オーラただよう紅葉館

高千穂、竹田に加えて、稲積水中鍾乳洞や沈堕の滝などたっぷりめぐった後、夕方19:00前くらいに長湯温泉に到着。細い道を車で進んで行くと、紅葉館の本館が見えてきました。

古民家風の老舗旅館、といったたたずまい。昭和8年に建てられた木造2階建ての建物であるそう。ここから見ると1階建てにしか見えませんが、この建物は地形に合わせて建っているため、実は見えているのは2階部分。館内の階段を下りていくと、芹川に面した1階部分へと降りていくことができます。

本館の隣に建つのが新館。予約の際に、本館か新館は選択可能。館内で廊下が繋がっているので、どちらに泊まってもそれほど差はなさそうですが、部屋の設備などに若干違いがあるようです。

とりあえず、本館の入口を進んで受付。巨大な木の置物や、壁に飾られた絵画がレトロな雰囲気。親戚の家に来たみたいな感じがします。

快適な新館の和室

こちらが今回宿泊する新館和室。キレイな畳敷きの和室で、既にお布団が用意されていました。

テレビ、金庫、冷蔵庫、ポット、エアコンなど、設備も充実しております。最近ようやく名前を覚えたあの窓際スペース、「広縁(ひろえん)」には洗面台があります。

部屋内にトイレがあり、ばっちりウォシュレットつき。これは新館ならではのメリットのようです。

部屋には浴衣とタオルもあります。ただし、お部屋にバスルーム&ドライヤーの備え付けがない点だけご留意ください。

コンパクトなお風呂

男女内湯が各1ヵ所、露天風呂が2ヵ所・・・と思いきや訪問時は内湯のみでした。

内湯はこじんまりとしており、3人入ったらいっぱいのような気分。洗い場も1ヶ所しかありませんので、ゆったりと過ごすならば貸切風呂を利用するのも良さそうです。

泉質は含鉄炭酸泉という、鉄分を含んだ炭酸泉。濁ったお湯は、これぞ温泉といった風情を感じます。飲用も可能であり、浴用とそれぞれ効能が異なっています。

系列の食堂もあり

もちろん食事つきプランもありますが、今回は素泊まり利用。紅葉館には系列の食堂・お食事処 正直屋があるので、旅程に合わせて調整したい方は素泊まりにしてこちらを利用するのがおすすめ。

紅葉館の本館・新館からは100mほど。ちょっとだけ離れておりますが、橋を渡った先であるため、その道のりは良い雰囲気。

これぞまちの食堂といった佇まい。店内もテーブル席が並び、テレビが付いています。営業時間は11:00~20:30。20:00ちょい前には暖簾を下げていましたので、L.O.は30分前くらいな予感です。

食堂らしく「カレー」「とんかつ」「焼肉定食」などに加えて、「とり天」や「チキン南蛮」などがそろっています。さらに「エノハ定食」「コイ定食」「どじょう定食」「スッポン料理」など、他では見かけないメニューが多数。

エノハにしてみたかったのですが、本日終了とのことで、鯉定食。コイのあらい&コイこく(味噌汁)がセットになったメニューです。あらいは臭みがなくこりこりした食感。酢味噌の甘酸っぱい味付けがよく合います。

コイこくもめっちゃ美味しい!コイはほろほろとろとろ。ただし骨が多いのが難点。

ついでに、どじょうの唐揚げも頼んでしまいました。サクサクとした食感がたまらないお味。ちょっとした苦味は、イワシなどに通じる風味。この苦みは若干個体差があります。

ちなみに今回は食べられませんでしたが、「エノハ」というのはヤマメとアマゴの総称のことです。九州の一部での呼び方らしいですが、皆さんご存じでしたでしょうか?

お腹も落ち着いたので、この後は「ラムネ温泉館」へ行き、「ガニ湯」をちらっと見てから紅葉館に戻りました。翌朝も早起きしてちょっと温泉街さんぽも。詳しくは明日の記事にて!

コメント

  1. […] […]

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