圧巻のヤシ並木とイルミネーション『美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園』(沖縄市)

沖縄県

天高くそびえるヤシの並木やヒカゲヘゴ、バオバブなど南の島ならではのラインナップが楽しめる植物園。非常に長い期間に行われる南国イルミネーションも人気なスポットです。昼と夜でチケットが異なるため、今回は夜の部を狙って訪問しました。

訪問日:2022/3/28(月)

夜も楽しめる植物園

沖縄市にある東南植物楽園は、南国らしい花や樹木をたっぷり見ることができる植物園。国内最大級といわれる広大な敷地には、約1,300種という多種多様な植物が育てられています。

そして、沖縄では貴重なイルミネーションが楽しめるスポットでもあります。沖縄に来てまでイルミネーション?という気持ちもほんのちょっぴりありますが、「南国イルミネーション」というテーマがものすごく新鮮に感じたので立ち寄ってみることにしました。

なお、イルミネーションの開催期間は10月からはじまり翌年の5月までと、とっても長い期間に渡り開催されています。期間中は夜22:00くらいまで営業しており、他の観光スポットが閉まったあとにも行けるのがポイントです。

チケットは全部で3種類

さて、そんな東南植物楽園に行く際に、事前に確認しておきたいのがチケット。昼の部・夜の部・1日通し券の3種類あり、17:00で昼夜が切り替えとなります。そのため、訪問するタイミングはけっこう重要。16:30頃に訪問すると、ちょっともったいない感じになります。

<チケット料金>
・昼の部:1,540円
・夜の部:1,980円
・1日入園券:2,480円
(※2022年4月現在)

また、植物園水上楽園の2つのエリアに分かれています。駐車場を挟むようなカタチで位置しており、入口もそれぞれ別々となっています。ここで注意すべきなのは、イルミネーションが行われるのは水上楽園エリアのみ、ヤシの木が茂る植物園エリアは18:00までとなっているということ。

18:00以降に訪問するとヤシ並木は見られなく水上楽園のみの見学となりますが、17:00〜17:30くらいに行くと、夜の部チケットのみでヤシの木の並木とイルミネーション、どちらも楽しめるのです・・・!

ヤシの木が圧巻の植物園

今回はたまたま17:00頃訪問。ラッキーなことに植物園エリアの開園時間に間に合ったので、まずは植物園から見学することに。

ヤシの木やヒカゲヘゴなど、亜熱帯ならではの森が広がります。こう見ると密林の中を歩いているようですが、散策路は歩きやすく整備されていますので、サンダルでも大丈夫。ただし、蚊はいるので気になる方は虫よけをお忘れなく。

ずらりと並んでいるのは、ユニークな形のトックリヤシ。名前の通りとっくりのような姿がとってもかわいらしい。単体では植物園などで見かけることも多い種類ですが、こんなにびっしり並んでいる光景はかなりレアです。

等間隔に植えられた樹木、こちらはなんとバオバブ!アフリカのサバンナのイメージが強い樹木で、ここではマダガスカル産のザーバオバブという種類が植えられています。大きいもので高さは8m、幹周囲は2mにも達しており、威厳を放っています。単体ですら国内では数えるほどしかない樹木ですが、それがこれほどまでたくさん生えているのはスゴイ!

圧巻はユスラヤシの並木。スラリとまっすぐに伸びたヤシの木が立ち並ぶ様は美しく、思わず写真に撮りたくなる光景です!これが見たくて来たといっても過言ではありません。

このヤシの木、もともとは創業者が1968年に台湾より持ち帰った種であったそう。思いがけず大きく育ったヤシに合わせて遊歩道を整備し、楽園の名所となっていったそうです。

暗くなるまでの待ち時間に注意

30分ほどで植物園も見終わったので、17:30頃水上楽園へ。こちらは17:00からイルミネーションがスタートしております。

なのですが、まだ全然明るいです!!

ということで、暗くなるのを待ちながら園内散策。

かわいらしいチューリップに包まれているのは樹齢40年のバオバブ。コザ市と美里村が合併して誕生した沖縄市の市制施行40周年を記念して植えられたものだそう。樹齢40年というのは、2014年時点での話のようなので、実際はもっと年を重ねています。ちなみにバオバブは1,000年以上生きるそう。千年後もこの地で枝を広げているのかなと思うと胸が熱くなります。

こちらの強そうな樹はリュウケツジュ。なんと樹液が赤いため、傷つけるとまるで血を流しているかのような姿になるそう。

園内では、ゾウガメ・カピバラ・リスザルなどの動物たちも飼育されています。日中ならばふれあいも楽しめるそうですが、もうみんな眠りについていて動きません。

そんな中起きている生き物が!

ピカチュウ!空気で膨らむバルーンタイプのポケモンたち。ゼニガメ、ヒトカゲ、コイキング、イーブイという子供も大人も楽しめるラインナップ。

なかなか暗くなりません!!

普段は日没なんてあっという間だと思っていましたが、いざ待っているとびっくりするほど暗くなるまでの時間は長く感じます。うっかり「17:00に入園すれば植物園とイルミネーションどっちも楽しめる!」なんて言ってしまいましたが、暗くなるまでの待ち時間があることをご注意ください。

園内にはレストランもあるため、夕食をとって時間調整することも可能です。ただし、一品メニューではなく「ステーキ&ハンバーグ食べ放題」というがっつり派の方向け。ちなみに、夕食付きの入園券も販売してます。

薄明かりのイルミネーション

3月の沖縄は内地に比べればとっても温かい、とはいえ日が沈むとそれなりに冷え込んできます。そして、当然ですがあたりはカップルばかり。

おひとりさまで寒空の中待機しているのは肉体的にも精神的にも限界が近づいてきました。・・・ということで、まだ真っ暗とは言い難いですがイルミネーション鑑賞をはじめちゃいます。

ぼんやりと輝くのはブーゲンビリアのピラミッド。ピンク色がとってもかわいらしいです。

ブルーのライトで彩られた「ヒスイカズラロード」。2月末くらいからは、水色が鮮やかなヒスイカズラの花も見ることができます。

白く輝く「光のキャッスル」。2階のテラスに登ることもできるので、プリンセスなりきりフォトや、ロミオとジュリエットごっこも楽しめそうです。

一番見応えがあるのは「ひかりの蓮」。広大な池の中にハスをイメージしたモニュメントがたっぷり。グリーンとピンクの明かりが幻想的に輝きます。土日限定でレーザーによる演出も行われているそうです。

さて、一回り終わったのでそろそろ出口へ。日没を待てなかったため写真にいまいち輝きが足りませんが、暗闇に浮かぶイルミネーションはきっともっともっときれいなはずです。

今さらですが、ひとりイルミネーションは日が暮れて真っ暗になってからの方が目立ちにくくて良いですねっ!

アクセスと営業情報

那覇空港から沖縄自動車道経由で約1時間。駐車場は無料で利用できます。

開園時間 9:30~18:00 ※イルミネーション期間は22:00まで
休園日 年中無休
料金 昼の部:1,540円
夜の部:1,980円
1日入園券:2,480円
公式サイト https://www.southeast-botanical.jp/

※掲載の情報は2022年4月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください

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