ほのぼのとしたローカルプラネタリウム『世田谷区立中央図書館プラネタリウム』(世田谷区)

東京都(23区)

ローカルな雰囲気とお手頃価格が魅力的なプラネタリウム。毎日投影しているわけではないので、事前に確認しておくのがおすすめです。今回は月に一回ほど開催される「大人のための星空散歩」に参加してきました!

訪問日:2025/8/23(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

世田谷区のプラネタリウム

都内には多数のプラネタリウムがあります。コニカミノルタの満天や天空は人気ですが、それ以外にも小規模なプラネタリウムはたくさん。

今回ご紹介する世田谷区立中央図書館も、そんなちいさなプラネタリウムのひとつ。

田園都市線の「桜新町駅」と、東急世田谷線の「上町駅」の中間あたりにあります。観光客が訪れるケースの少ないエリアなので、周辺に暮らしている人がメインの客層。

入ってすぐ右側に自動販売機があります。訪問時はおじさんが常駐しており、お金を渡すと代わりに購入してくれました。なんとなく区の職員さんだと構えてしまいますが、みなさんとっても親切。どこか地方のプラネタリウムに来たようなローカル感があります。

投影日と投影時間

このプラネタリウム、いつでも上映しているわけではありません。投影日と投影時間はこんな感じです。

■投影日
土日祝日、都民の日、春夏冬休み期間
■投影時間
11:00〜11:50 ちびっこタイム
13:30〜14:30 一般投影
15:30〜16:30 一般投影

第4土曜日18:30〜19:30に「大人のための星空散歩」を開催。高校生以上が対象となる大人のプラネタリウムです。

プラネタリウムは上映時間の20分前くらいから開場します。シートは座席指定ではなく先着順となるため、目当ての席がある場合は早めに並ぶ必要があります。

広々としたドーム

中央に鎮座するのは光学式プラネタリウム「ケイロンⅢ」。さらに、デジタルプラネタリウム機能を備えた2台のビデオプロジェクターで映像を映し出します。

席数は140席。リクライニングはほんの少しだけ、そう思っていたのですが、席によって角度が異なります。前に行くほど深くなるので、ゆったり横になりたい場合は前方席がおすすめ。(最後2列は10cm程度しか椅子が動かず、ほぼリクライニングなしでした。)

投影開始前も、スタッフのおじさんがプラネタリウムの案内や、ちょっとしたクイズで来館者を楽しませてくれています。非常に朗らかで耳障りの良い声であるため心が落ち着きますが、同時に眠くなるかもしれないという不安が脳裏を過ぎります。

大人のための星空散歩

今回は月イチの大人のプラネタリウムを狙って訪問。

テーマは「9月8日の皆既日食」。最初はスタッフさんによる、今見える星空の解説から。こと座のベガ・わし座のアルタイル・はくちょう座のデネブからなる「夏の大三角」や「天の川」、さらにはヘルクルス・ケイロン(いて座)、アスクレピオス(へびつかい座)からなる「夏の三大おっさん」まで、面白おかしく話してくれます。

後半は、9月に日本各地で見られる皆既月食の解説へ。日食と月食の仕組みや、観測のポイントなどを教えてくれます。この話を踏まえた上で、ぜひ実際に観測してみたい!そう思ったのですが、今回の月食は深夜〜早朝にかけて。しかも9月8日は月曜日であるため、なかなかハードなタイミングです。

そんなわけで1時間のプログラムはおしまい。わかりやすく丁寧な解説でとっても面白いプラネタリウムでしたが、おじさんの声がやっぱり朗らか過ぎます!!

あまりにも穏やかな話し方であるため、途中何度も睡魔に襲われました!中にはいびきをかいてしまった方も・・・。訪問される予定の方は、眠気にはご注意くださいね。

アクセスと営業情報

・東急世田谷線上町駅下車徒歩10分
・田園都市線桜新町駅下車徒歩10分

利用時間 11:00 / 13:30 / 15:30
開館日 土日祝日、都民の日、春夏冬休み期間
料金 400円 ※2025年10月1日より520円
公式サイト https://www.city.setagaya.lg.jp/02261/9010.html

※掲載の情報は2025年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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