フルーツメロンパンから土帝君信仰まで『瀬底島』(本部町)

沖縄本島周辺の離島

橋が架かっているため気軽にアクセスできる瀬底島(せそこじま)。キラキラと美しい瀬底ビーチやフルーツメロンパンが話題のカフェMokupuni、そして島の信仰を感じる瀬底土帝君と、約1時間ほどのショートドライブで島内の名所をぐるっとまわってきました。

訪問日:2022/3/27(日)

瀬底島ってどんな島?

瀬底島は本部町に属する離島。面積は2.99 km²とかなりコンパクトな島です。

1985年に瀬底大橋が完成し、沖縄本島と車で行き来ができるようになります。現在の瀬底島は、おしゃれなカフェやきれいなビーチ、リゾートホテルも建てられており観光客にも人気な島です。

アンチ浜

瀬底大橋を渡ってすぐのところにあるのがアンチ浜。特になにかに抵抗しているわけではなく、漢字で「安地」と書くらしいです。

瀬底大橋を下から見上げるアングルのビーチ。透明度が高く、夏場はシュノーケリングもばっちり楽しめるそうです。

駐車場は1回500円ですが、民間駐車場なので管理人のいないオフシーズンは特に料金を取られないようです。また、橋を渡ってすぐ右手にある公共駐車場なら無料です。

瀬底ビーチ

アンチ浜と反対側にあるのが瀬底ビーチ。駐車場からビーチに続く道を進んでいくと、目の前に広がるのは真っ白な砂浜!もう「パーッ☆彡」て感じです。

今日はあいにくの曇り空でしたが、そんなこと気にならないくらいキレイなビーチ。3月だったためまだ少し海水は冷たいですが、我慢できずに海に飛び込んでしまった人の姿も。

なお、駐車場は1日500円。ちょっと立ち寄るだけの人には厳しいかと思いきや、よく見ると小さく「10分以内は無料、1時間以内は200円」との記載も。自動のコインパーキングタイプなので、いつでもこの料金だと思います。

フクギトンネル

さてさて、「フクギ」ってご存じでしょうか?丸っこい葉が特徴的な樹木で、防風林・防潮林として沖縄ではよく見かけます。美しい並木となっていることも多く、本部町の「備瀬のフクギ並木」をはじめ観光名所になっていることも。

瀬底島にもフクギの名所があります。それがこちらのフクギのトンネル。通り抜けると別の世界に行ってしまいそうな、ファンタジックな光景です。

記念撮影したくなるシチュエーションですが、ここは瀬底島の集落内。生活の邪魔にならないように、写真撮影はほどほどに。

Mokupuni

瀬底島にはオシャレなカフェがたくさんあります。そんな中でも人気なのでMokupuni。とってもおしゃれな外観のメロンパン屋さんです。

ノーマルなプレーンメロンパンに加えて、アイスクリームやフルーツを挟んだメニューもあります。口コミによると「ボリュームがあるので2人で1つでも良かった」なんて記載も。一人で食べ切れるか不安だったので店員さんに尋ねてみたところ、フルーツ&アイスの2種類だけは少し小さいサイズとのこと。

ということで、フルーツメロンパンの苺とチョコレート生クリームバニラアイス入り!もうこの見た目だけですでに幸せな気分です。

まずメロンパンがサックサク!これぞクッキーメロンパンといった感じです。そして、中には大粒のイチゴがたっぷり!普通ならばイチゴのペース配分を考えそうですが、そんなこと気にしなくて良いほどたくさん。イチゴの酸味のおかげで飽きがこないバランスになってるのも良さげです。

お値段は1,080円とちょっと高めです。あと、食べ終わったあとに猛烈にしょっぱいもの食べたくなります。

瀬底土帝君

さて、きらきらした瀬底島をお送りしてきましたが、ここらへんで少しディープなスポットもご紹介。それがこちらの瀬底土帝君(せそことていくん)

土帝君というのは、中国古来の土地神。沖縄各地で農業や漁業の神様、また焼き物の神様など様々な信仰がありますが、瀬底島では農業・大漁・商売繁盛の神として信仰されています。

この祠は、沖縄の土帝君を祀る礼拝施設の中で最大のものとのこと。庭(ミャー)、拝殿(アサギ)、本殿(イビ)が一直線に並んだ造りをしています。

レジャーな雰囲気の島でも、集落があって人が暮らしているからには文化や信仰が必ずあります。せっかく島に来たからには、ちょっとでもそういったところに触れたいなと思うのは、きっと島旅好きの性なのでしょう。

多くの島の場合、民俗資料館がありそこで学ぶことができますが、瀬底島には見当たりません。この島は本部町に属しているため、本部町立博物館へ行けばもう少し詳しくいろいろわかるのかもしれませんね。


今日はこのあと伊江島へ渡る予定!フェリーの時間が近づいてきたので、瀬底島散策はここまで。だいたい1時間ほどの滞在でした。

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