超巨大獅子と商売の神様と白亜の灯台『残波岬』(読谷村)

沖縄県

夕陽鑑賞スポットとしても知られる風光明媚な絶景が広がる岬。残波岬のシンボルとも呼べる絵になる灯台をはじめ、巨大な獅子、商売の神様の像など、見どころが点在しています。

訪問日:2022/3/25(金)

日没に訪れた「残波岬」

沖縄本島屈指のサンセットスポットとして知られている残波岬。ということで、日没30分前くらいのタイミングを狙ってやってきました。読谷村は座喜味城跡や体験王国むら咲むらなど観光スポットがたくさんあるので、いろいろまわった最後に訪問するのにちょうど良さげな場所です。

残波岬公園の駐車場からはこちらの遊歩道を進みます。広くて歩きやすい道ですが、風が強いので帽子など飛ばされないように。

10分ほどで展望台に到着。残波岬は高さ30mの断崖絶壁が2kmに渡って続く沖縄を代表する景勝地。ダイナミックで力強い景観が広がります!

さて、お気づきの方もいるかと思いますが、大変曇っております。

これは夕日はちょっと無理ですね。脳内でオレンジ色に染まる大海原を想像したところで、灯台へと行ってみることにしました。

岬のシンボル「残波岬灯台」

残波岬にそびえる地上31mの灯台。沖縄で最も高いとのウワサもあります。断崖絶壁に立つ姿がとっても絵になります。

この灯台、実は全国に16ヶ所しかないと言われる参観灯台。一般人でも登ることができる灯台なのです。ただし、灯台に登れる時間は以下の通り。

3〜9月:平日9:30〜16:30/土日祝9:30〜17:30
10〜2月:9:30〜16:30

灯台に登りたい場合は、日没より少し早めに行く必要がありますので夕陽ハンターの方はご注意ください。

商売の神様「泰期像」

さきほどの展望台と灯台の間に、謎の像が見えます。こちらは泰期(たいき)という人物をモチーフにした像。

泰期というのは読谷村出身の人物で、三山時代の中山王・察度の弟(異母兄弟)であったとされています。泰期は明(中国)への使者に起用され、当時は命がけであった大陸への渡航を5回経験。交易によって繁栄をもたらしたため、「商売の神様」ともされています。

この泰期像、読谷村商工会設立20周年記念事業として1993年に企画されましたが、諸事情によりそのときは台座までの完成に留まります。泰期は待機となりました(言いたかった)。その15年後、35周年記念として満を持して建立されることになったそうです。

(諸事情というのがとっても気になりますが、詳しい記載は見つからず・・・)

デカすぎる「残波大獅子」

残波岬にはシーサーがいます。と言われても、沖縄ではいろいろなところにシーサーがいるので特筆すべきことではないように聞こえますよね。

この残波岬のシーサーは普通のシーサーとは違います。とにかくデカいのです!

その高さ8.75m・長さ7.8mと日本最大クラス。人間と一緒に撮ることができればもう少し大きさが伝わる写真になったのですが、周辺には私以外に人はおらず・・・。

この超巨大シーサーは、昭和60年に読谷村出身の彫刻家の金城実氏を中心として1,000人もの人が力を合わせて作り上げたそうです。中国との貿易で栄えた読谷村の国交文化を後世に伝えるのが目的とのことです。

夕食におすすめな「花笠」

いよいよ日は沈み、辺りは真っ暗。そろそろ夕ご飯にしたい気分です。読谷村の市街地の方まで戻れば飲食店はいくつかありますが、お腹が空きすぎて移動する気力がありません。岬の周辺にも食事処はあるのですが、基本的に夕方までの営業。日没のタイミングだと、全て閉まっていました。

マップで調べて見ると、車でわずか1分のところにあるレストラン「花笠」が夜21:00まで営業しています!ということで行ってみることにしました。

ここは紅いもタルトで有名な御菓子御殿に併設されたレストラン。「おかしごてんのレストランに行ったことはあるかい?」というCMソングが脳内で無限ループをはじめました。

海ぶどう、ソーキなど沖縄らしいメニューがてんこ盛りな沖縄食堂。店員さんもとっても親切で、一人でも気軽に入れるお店です。

私が選んだのはジューシー、もずくとアーサの天ぷら、ジーマミー豆腐。好きなモノだけ別々に頼んでみました!

アクセスと見学情報

那覇バスターミナルからバスで1時間30分のバス停《残波岬公園》下車。

車の場合は那覇空港から車で1時間10分ほど。途中に駐車スペースがありますが、行けるところまで進むと一番近い駐車場があります。

基本的に見学自由のスポットですが、前述の通り灯台に登る場合は時間が決まっているので要注意です。

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