初日の参拝がおすすめ!朝一番で向かう『伊勢神宮・外宮(げくう)』(伊勢市)

三重県

伊勢鳥羽志摩の旅の初日、最初の目的地は伊勢神宮・外宮!朝5:00から開門しており、さらに駅から徒歩で迎えるというアクセスの良さもあるため、非常に参拝しやすい神社です。まだ参拝客のまばらな朝の時間帯、爽やかな空気が流れる木漏れ日の参道を進んで行きます。

訪問日:2018/8/2(木) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

2つある伊勢神宮

伊勢に行くなら外せないのが伊勢神宮への参拝。古来より人々の信仰を集める歴史ある神社であり、特に江戸時代には「お伊勢参り」と呼ばれ一大ブームとなっていたそうです。

伊勢神宮へ行く際に注意しなくてはならないのが、伊勢神宮の正宮は「内宮(ないくう)」「外宮(げくう)」、2つあるということ。この2つは4~5kmほど離れているため、両参りする場合は移動時間も考慮しておく必要があります。

また、お参りする順番は、古来より「外宮→内宮の順」と決まっております。慣習的なものかと思いきや、伊勢神宮の公式サイトのよくある質問に「特に決まりはありませんが、外宮から内宮の順にお参りするのが昔からのならわしです。」という記載がありました。また、片方だけお参りする「片参り」はあまり良くないとも言われています。

また、伊勢神宮の正式名称は「伊勢神宮」ではなく「神宮」。他の神宮と区別する必要が出たため伊勢神宮と呼ばれるようになりましたが、本来は地名を冠さないのです。

旅のスタートは伊勢神宮へ

夜行バスで早朝6:00頃に名古屋に到着!近鉄線の窓口にて今回の4日間の三重旅行の要となる「まわりゃんせ」購入!近鉄線で7:51に伊勢市駅に到着しました。

最初の訪問先は伊勢神宮・外宮。伊勢神宮は基本的に朝5:00から開門しています。まだお店などは空いていませんが、参拝客も少ないため静かな中で参拝できるのです。

トイレで朝の支度を済ませ、コインロッカーに荷物を預けたら、まずは伊勢神宮《外宮》へ。伊勢市駅からは徒歩10分ほど。橋の左側を渡って参道へ。

背の高い樹木に囲まれた木漏れ日の参道を進みます。まだ朝8:00ですが真夏なので気温はかなり高いです!といっても、都会と違って日陰に入ればぜんぜん涼しい。

見ることができない正宮

参道を進んだ先にあるのは、正宮の入り口。ここから先は撮影禁止となります。襟を正して参拝に臨みましょう!

外宮の正式名称は豊受大神宮といい、豊受大神を御祭神としています。お米をはじめ衣食住の神様で、天照大御神のお食事を司る女神でもあります。

鳥居の先、拝所の奥に正殿があるのですが、板垣が巡らされているため肉眼でもほとんど見ることはできません。「伊勢神宮は見るのではありません、感じるのです!」と言われているような気がしてきました。

また、正宮のすぐ右側には、白砂利が敷き詰められただけの空間が広がっています。ここは古殿地(こでんち)と呼ばれる場所。伊勢神宮は20年に一度、お宮を新たに建て替える式年遷宮を行います。この古殿地は、かつて外宮の正宮が建っていた場所。そして、次の式年遷宮の際に、新しいお宮が建つ場所でもあるのです。

屋根の上に注目

正宮の屋根の上に並んでいる丸太のようなものは鰹木、屋根のはじっこでV字に伸びているのは千木といいます。

鰹木が「奇数」、そして千木が縦にカットされた「外削ぎ」に造られています。この
「奇数・外削ぎ」という組み合わせは男性の神様、「偶数・内削ぎ」の場合は女性の神様をまつっているそう。したがって、この外宮は男性の神様ということになりますね。

あれ、豊受大神は女神では!?

女性の神様なのに、なぜ「偶数・内削ぎ」ではないのか・・・。これには諸説あり、内宮10本に遠慮して9本にしたとか、もともと豊受大神は男性的な性格を持っていたとかいわれています。

なお、外宮は摂社・末社・別宮すべてが男女関係なく「奇数・外削ぎ」に統一されているそうです。

水に浮かぶ舞台

さて、参拝を済ませたので少し境内散策していきます!

囲われているのは三ツ石。名前の通り3つの石を積み重ねており、「御装束神宝」や「川原大祓」といった儀式が行われる場所だそうです。

外宮には、「せんぐう館」という資料館もあるのですが、訪問時は閉館中。せんぐう館前の水辺のベンチは、休憩所として開放されていました。屋根があるので暑い日でも日差しを避けて休むことができます。

せんぐう館の脇に広がる勾玉池。初夏にはハナショウブが咲くこの池には奉納舞台が設置されています。水上に舞台が浮かぶ姿はなんとも風流で、つい写真に撮りたくなります。この舞台では、仲秋の名月に開催される神宮観月会や、様々な芸術を奉納する際に使用されるそうです。

 

次の目的地へ向かう時間が迫ってきたのでこの辺りで境内散策もおしまい。伊勢市駅まで徒歩で戻り、近鉄線普通列車で鳥羽駅へ。もちろんまわりゃんせがあるのでフリー乗車です!

アクセス情報

JR・近鉄線両方が停車する伊勢市駅より徒歩5~10分ほど。

もし外宮のあとに内宮へ向かう場合は、外宮の入り口近くにあるバス停からバスを利用するのがおすすめ!内宮は駅から離れており、電車で移動しても結局バスに乗る必要となるので、外宮から直接バスで向かった方がお手軽にアクセスできます。

開門時間 1~4月・9月:5:00~18:00
5~8月:5:00~19:00
10~12月:5:00~17:00
公式サイト https://www.isejingu.or.jp/

※掲載の情報は2022年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

 

コメント

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